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そろばんや
習字などの
ひとりでコツコツ積み上げていく
習い事の方が
得意だったにも関わらず
さらに
運動が苦手なくせに
選んで入った部活は
バレーボール部。
運動部だと
夏休み前で引退なのですが、
吹奏楽部だと、
秋で引退なので、
そもそも部活自体に
入りたくなかった私は、
せめて夏休み前に終わる部活に
入ろうとしました。
なんでバレーボールにしたのかは、
まったく
記憶にないのですが
なぜかバレー部に入ってしまい、
この時代は、
部活に入らないという選択肢はなく
部活を途中で変更することも
できなかったので
ガマンして
続けるしかありませんでした。
小学校時代に
バスケットボールや
ドッジボールなどの
ボールを使う
集団競技が嫌いで
時間が過ぎるのを
ただただ待っていたような
感じだったのに
なぜかバレー部に
入部してしまいます。
せめて、
個人競技の陸上部か
シングルもある卓球部に
すればよかった…と
ずっと
後悔していました。
部活の練習が始まり、
わたしが入部したことを知った、
3年生の上手な先輩たちに
「〇〇(わたし)が入部したので弱くなる」と
言われました。
実際その通りで
ミスを繰り返して
練習の流れを
止めてしまうため
途中で
抜けるように指示されたことも
ありました。
ミスしないようにと
思えば思うほど
ミスを繰り返してしまいます。
ミスしたら
イヤな顔をされるのが
分かっていて
怖いという気持ちで
いっぱいでした。
一度でも
嫌だと思ってしまったら
ずっと嫌だなという気持ちが
なくなることはなく
嫌だという思いから
抜け出せなくなって
しまいます。
なんでみんなと
同じようにできないんだろう。
なんでバレー部なんかに
入っちゃったんだろう。
部活、全然たのしくない。
行きたくない。
辞めたい。
別の部活に行きたい。
くやしいから
絶対にたくさん練習して
上手になってやる
と思えればよかったのですが
そんな風に
思えるはずもなく
根性もなく
どうやって
逃げ出すかばかり
考えるようになって
しまいました。
部活に行くのが
あまりにもつらすぎて
とうとう
無断で学校から
帰ってしまいます。
部活にも行きたくない。
親にも言いたくないので、
家にも帰りたくない。
学校なんか行きたくない。
学校なんかなくなってしまえば
いいのに…
部活の無断欠席を
何日か続けましたが
さすがに
何日かたったあとに
担任に呼ばれ
話をすることになります。
担任も顧問の先生も
怒ることはしなかったと
思います。
嫌だと思っている気持ちは
話したのですが、
帰宅部が
許されるはずもなく
なだめられて
また部活に参加するように
なります。
そうこうしているうちに
怖いと思っていた
3年生たちが
夏休み前に引退して
そこからは、
少しだけ
気持ちが楽になって、
1つ上の先輩で
とても優しい先輩がいたおかげで
イヤイヤながら
なんとか続けて
3年生になりました。
3年生になった年に、
2年生はいなくて、
さらに
1年生が一人も
入ってこなかったので、
わたしたちの学年の
5人だけに
なってしまいました。
さらに
顧問の先生も
異動で別の中学に行くことに
なってしまい、
バレー経験のない
わたしのクラスの担任の先生が
顧問になります。
バリバリの反抗期だった
わたしは
そんな担任の先生の指示なんか
聞きたくないと
へそを曲げていました。
ただ
5人では
試合に出られないので
吹奏楽部から
1つ下の学年の2人を
借りることになります。
その2人のおかげで
無事に試合に出られることになり
夏の試合を終えて
ようやく引退することが
できました。
寂しさよりも
開放感が半端なくて
やっと苦しかった部活が
終わるんだと
嬉しくてたまりませんでした。
その後、
借りてこられていた
後輩たちは
無事に吹奏楽部に戻り
バレー部は廃止になりました。
中学時代の部活の
話になると
今でも胸がぎゅーっと
苦しくなります。
まったく楽しめなかったな。
他の部活にしていたら
楽しめたのかな?と
いまだに思ってしまうくらい
わたしの中では黒歴史に
なってしまいました。
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