基本的に用意されるのはフレンチトーストのみです。
朝食会の多くはビュッフェ形式です。基本的にビュッフェ形式に慣れてしまうと、あるいはこのブログを長く読んでいただいている方にとってはちょっと違和感のある内容になってしまうかもしれません。
フレンチトーストに載せるバターとメープルシロップです。
そしてお待ちかね。フレンチトースト。
余談ですがフレンチトースト+フルーツ。あるいはフレンチトースト2枚といったいくつかの選択ができます。今回はフレンチトースト2枚です。
ちなみに料金は3003円(消費税、サービス料込)
ある意味究極の無駄遣いといば無駄遣いかもしれません。
ホテルバー飲み会の主催者曰く、バーの楽しみは一杯1000円か2000円。場合によってはそれ以上のお金を使う。その無駄遣い、背徳感こそ最高の快楽にして醍醐味であるといいます。
ちょっと角度を変えて撮影。
確かに無駄といえば無駄かもしれません。しかし何度もお伝えしていることですが、例えば居酒屋で3000円くらいのお金をかけて飲む。これは一見費用対効果のよい行為のように見えます。
しかしみんなやっていること。その場は楽しめても誰の記憶にも残らない、ありきたりの行為です。
しかしこういった「予算の枠内で出来る限りの無駄遣い」というのは記憶に残ります。そして周囲の人の関心を集めることもできる。
「無駄遣い」というと聞こえが悪いかもしれませんが、要は「最高のパフォーマンス」とでもいいましょうか。限られた予算で最も優れたサービスや品質を誇る体験を一度味わってみる。非常に重要です。
先ほどのバターとシロップをたっぷりかけ、嗜好の一皿をいただきます。
甘いトロのような舌触り。滑らかでとろけるよう。濃厚だがつるりとした喉越し。
珈琲で優雅な一時を過ごします。
モーニングビュッフェで、1000円前後の追加料金を支払ってエッグベネディクト(あるいはオムレツ等の卵料理)を別注文というケースは過去にも何度かありました。
しかし一品3000円以上という朝食は過去には例がありません。(*白金台にある八芳園にて、エッグベネディクトに1890円というのがありましたがサラダ付でした)
とはいえ、フレンチトースト。
分厚いトーストがとろけるようになるまで軟らかくなった状態。調べてみると半日くらい卵に漬けているそうです。なかなか家で出来るレベルのものではない。
そんな特別な一品を老舗ホテルという特別な場所でいただく。
3003円という値段は確かに高価です。しかし居酒屋の居酒屋の飲み代1回を節約すれば何とかなります。そしてこの「経験」はおそらく一生モノです。
自分にとっても有益であり、かつ今後訪れるであろう人にとっても有益であろう「経験」を残し、伝える。それを目的にちょっとした節約に励む。
節約もまた投資なり。
節約して得たお金で「話題」に「投資」する。即ち質素な贅沢でコミュニケーション能力を磨く。
節約というと何かつまらないイメージがあるかもしれません。しかしこういった目的が一つできると楽しみも出きてくるのではないでしょうか?