ついにトランプ大統領が誕生いたしました。
就任演説を聞いて、本気でこれからは、アメリカの景気が良くなって、雇用が生まれて、仕事が増えて、国としても強さを取り戻すかもしれない、と期待したアメリカ人も居たのかもしれません。
しかし、残念ながら彼らのそのような期待は早々に裏切られることになると思います。
トランプ大統領が誕生した本当の理由は、彼が主張するような保護貿易主義や一国主義が、結局どのような結末をもたらすのかを全世界の人々に嫌という程思い知らせるために、先ずは彼が選ばれたということに過ぎないと思うからです。
最終的には全世界的な統制経済の時代が遠からず来るのだと思いますが、その前段階として、各国がそれぞれの思惑で好き勝手なことをしだしたら、世界中がどれ程の混乱状態に陥るのかを、一度、全世界の人々に経験しておいてもらわないと、全世界的な統制経済へのコンセンサスは出来上がらないと判断した人々がいるようで、彼らは先ずはトランプ氏を見せしめに使おうと決めたと思われるからです。
今後は彼らの筋書き通りに動くと思いますので、真剣に経済情勢や国際情勢を研究して判断しようとしても殆ど無駄であると思います。
ましてや、株や為替で一儲けしようなどと思っている人は絶対にやめた方が良いと思います。これからは、プロの予測でも全く通じないようなとんでもないことが頻発すると思われるからです。
問題はどこまでとんでもないことが起こるかで、私としては、このような世論操作のために、多くの犠牲者が出るようなことを起こすのだけは絶対に止めてもらいたいと思っております。
ただ、こんなことを言っても見ても屁のツッパリにもならず、内心とても歯がゆいばかりです。