最近、熊本地震の震災支援をしたタレントに対して、売名行為だなどというバッシングの嵐がネット上で吹き荒れているようですが、例え下心があろうが無かろうが震災支援そのものは有益であるし、少なからず被災者の方々の役に立つ訳だから、動機が不純だなどと言いがかりをつけてバッシングをすることに何の意味と価値と、何よりも被災者の方々にとっての有益なことがあるのかバッシングをしている方々に問いたいと思います。
そうやって、支援をしたタレントをバッシングすることによって、支援を躊躇してしまう人が増えてしまったら、その責任をバッシングした人々はどう取るつもりなのかを伺いたい!
500万円を寄付したタレントが金額や名前の写った写真を掲載したからと言って、いちいちバッシングされていたのでは、今後もうそのような面倒な事には関わらないようにするタレントが増えてしまう可能性もあります。
そうなった時に、彼らが貢献できたかもしれない何千万という義援金を、そうやってバッシングした連中は肩代わりする気はあるのかと問いたいと思います。
そもそも人間なんてものは余程のご立派で出来た人物以外は、いろんな思惑を持っているものです。今回、高須クリニックの高須さんが自前のヘリコプターを使って、物資輸送を手伝いました。あれなどは典型的な売名行為です。テレビでCMを流す費用に比べれば、ヘリコプターで物資を輸送する費用の方が圧倒的に安い上に、その宣伝効果たるやCMの比ではありません。僕は個人的には高須さんのような自己顕示欲の塊みたいな人間は大嫌いですが、彼がどれほど不純な動機でペリコプターで物資の輸送をしようが、実際にそれで物資輸送が出来たわけですから、それは文句のつけようのない支援活動だし、その成果に対しては、拍手喝さいを送るべきだと思います。
彼の動機が不純なのは殆ど見え見えかもしれませんが、この際、そんなことはどうでも良い話であって、重要なのは実際に支援活動が進展することであり、こういう時に、どのような理由であれ、結果的に支援活動のモチベーションを下げるような不要なバッシングには何の意味も価値も成果もないことを、バッシングをしている人達は自覚すべきであると思います。
こういう機会に便乗して売名行為をしたい人には、させておけば良いのであって、動機よりも成果がすべてであると思います。僕も実質的に何もできていませんが、何もできていないのなら、少なくとも何かをやっている人や、やろうとしている人に対して理想論や原則論で批判などすべきでは無いと思います。
そうやって、何もせずに批判ばかりしている人は、本当は何もしていないのでなくて、むしろ復興支援の足を引っ張っているのであり、大きな邪魔をしているのだと思います。
そして、そういう連中こそが最大のバッシングを受けるべき人たちであることを自覚すべきであると思います。