HSC専門 繊細ちゃん子育てアドバイザー
青山あさひです
我が家のHSC姉妹（小６・小４）は
なぜか
紅白に分かれて戦う運動会の
勝敗にすごくこだわります。
ガチ勝負！
クラス対抗とかならまだわかるけれど、
適当に半分に分けられた紅白での勝敗に
なんの思い入れがあるのか？
と、
毎年不思議でたまらないのですが、
なぜか「絶対に勝ちたい！」
と思って
頑張って練習をしているようです。
そして、
結果として勝てば大喜び、
負けたら大荒れとなるのが
毎年のことで、
ここで姉妹のチームが分かれると
より一層のカオスがやってくる、
というのが
我が家のお決まりのパターンなのです。
去年は二人とも同じチームで負け
一昨年は
長女が負けて次女が勝ったので
最悪のパターンで
本当に大変だったことを覚えています。
なので、
今年は同じチームになって
欲しかったのですが、
また紅白でわかれてしまった！
どちらかは必ず荒れるのが
目に見えている！
というのが今の状況でした。
が、ここに新展開が起こったのです！
長女が新しいゲームソフトを買いたい！
と言い出したところから、
話は始まりました。
基本的にゲームソフトは
自分のお小遣いで買う
ということになっているので、
長女は次女にプレゼンをしまくり
半分ずつ出す、
ということで購入が決定しました。
（いつものパターン
）
ただ、
購入手続きをするのは私なので、
どういうゲームなのか？
それによって喧嘩にならないか？
心配な点はないか？
など、
いろいろ話し合いはします。
自分で買うものだから、
基本的に
絶対反対！とは言わないけれど、
家族もその影響を受けるわけだから、
懸念点は払拭してから買ってほしい、
というスタンスです。
で、私としては
もうすぐ運動会で、
どちらかが必ず負けて荒れることが
目に見えているのだから、
そのタイミングで
新しいゲームが届けば
気分を上げられて
とても良いんじゃないの？
という提案をしたんです。
でも、長女は
「１日でも早く欲しい！」
と言い張って聞きません。
運動会前は早く寝た方がいいし、
練習とかも忙しいし、
運動会が終わって暇になってから
ゆっくりゲームをした方が
楽しいんじゃないかな？
と言っても、
「いや！できるだけ早い方が
楽しい時間が増えるに
決まってる！」
と、拒否。
「じゃあ、運動会で負けた時に
気分を上げるためのアイテムとしては
使えないわけだけど、
そこについてはどう考えてるの？
どっちかが必ず
最悪な気分で帰ってくるんだよ？」
と聞くと、
「じゃあ、勝った方が負けた方に
あげるものを決めておく！」
と言うのです。
「え。つまり、
自分たちで気分を上げて
回復できるってこと？
お母さんはノータッチで良いの？」
と聴くと、
「うん！」
と言って、
お互いに
「負けたらこれあげるね」
というものを出しあい、
「うわー！それもらえるなら
負けても良いかも！」
「ほんとはあげたくないんだよー！
負けたらあげなくて良いから、
負けても良いかもって
思っちゃうよー！」
とか言いながら
盛り上がっていました。
負けたら嫌な気分になるのは
確定しているけれど、
でも負けた場合の良いことも
用意しておくと、
そっちのルートでもまあ良いか、
と思いやすくなりますよね。
いつも私が伝えていること
ではありますが、
それを自分たちでやれる！
と言うのは初めてのことだったので、
「いいねいいね〜♪」
と言って
私は高みの見物をしていました（笑）
とはいえ、
負けにもいろいろあって、
さほど悔しくない負けもあれば
ものすごく悔しい負け方
というのもあるので、
実際のところ
当日負けた時の感情の荒れ具合が
その程度でリカバーできるものかは
わかりません。
でも、
うまくいってもいかなくても、
これは新たな一歩だなあと、
私はちょっと楽しみになりました
ということで、
私も楽しみになりつつ、
結局娘たちはその約束をしたために
新しいゲームをいち早くゲットし
ごきげんに遊んでいて、
今のところそこもwin-winな感じです。
話し合って、
みんなが「それなら良いね！」
というゴールに辿り着けるようになった、
ということ自体が、
ものすごく嬉しいことです。
誰かが我慢するのではなくて、
Win-winなゴールを目指して
話し合う。交渉をする。
ネガティブに感情的にならず、
でもお互いに言いたいことは
全部言い合いながら
「話し合い」
ができるようになったこと。
これは私としては本当に
めちゃくちゃ嬉しい、
子育ての一つのゴール
な気がしています。
実際に運動会の後どうなるとしても、
うまくいっても、
結局荒れたとしても、
自分たちで
乗り越えようとした第一歩として、
「良かった出来事」
にしていけるな、と思います
単純なマルかバツかの二択ではなくて、
いろんなルート、
いろんなゴールがあります。
そこを見つけられるようになると、
お互いに楽になっていきますね
→運動会対決の結末はこちら♪
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