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医療法人千手会 ハッピースマイルクリニック院長のほっとブログ

お勧め書籍を中心に<毎日をハッピーに送る秘訣>をお伝えしていきます。

心理学の疫学研究では、「信仰がうつ病を防いだり、寿命を伸ばしたりする」ことが分かっています。「信仰と医学」が手を携えて、人々の心身を癒していくことが理想なのです。

 

今回ご紹介するのが、2018年のノーベル平和賞受賞者、デニ・ムクウェゲ氏の『すべては救済のために』(あすなろ書房)です。

 

ムクウェゲ氏は、母国のコンゴ民主共和国に婦人科病院(パンジ病院)を開業し、無料で、性的暴力を受けた被害婦女たちを治療し、これまで4万人以上の支援に当たってきたそうです。また、同氏の父親はプロテスタントの牧師で、小さいころから信仰の大切さを学んできたといいます。

 

本書では、信仰と医学の連係を訴えています。

 

とたえば、

 

・私は、暴力に打ち勝つことのできる唯一のものはだと繰り返し説いてきた。そう、一にも二にも愛なのだ。

 

・パンジ病院の一日は祈りから始まる。祈りは患者と病院スタッフの心をつなぐ大切なひとときだ。私とスタッフは病院の未来について大きな夢を抱いている。できる限り最良の医療を提供するという夢だ。

 

・一心不乱に祈っていると、突然、神霊が私の心をとらえた。その時私はぬくもりのようなものに包まれ、自分は独りではないという安心を得た。その経験はとても特別で、これからの人生はこれまでとは違うのだとはっきり分かった。

 

などなど、「医術は信仰が土台になる」と感じさせられます。

 

 

心は、「表面意識」と「潜在意識」でできていて、潜在意識には表面意識の10倍以上の力が秘められています。人生を好転させるには、この潜在意識をいかに活用できるかにかかっています。

 

そこで今回オススメするのが、及川幸久『潜在意識活用講座』(幻冬舎ルネッサンス新書)です。

 

本書では、潜在意識を活用した古今東西の成功者を紹介しながら、潜在意識活用法<10つのテクニック>について分かりやすく解説しています。

 

たとえば、

 

イメージング・・・実は、ドナルド・トランプは、潜在意識の使い方の達人だと言われています。後にアメリカ大統領になれたのも、潜在意識の力だったとも言われているのです。・・・(中略)・・・トランプが、ホテルの買収が成功する条件がそろってから買収を決意したのではない、ということです。彼は、買収条件であった25万ドルの資金の当てが何もない時点で買収を決意し、自分が買収した後の、改装された未来のホテルの影像を描いていたのです。

 

・潜在意識を使って自分も周りも幸せにする「3つの考え方」・・・①GIVE「与える」〜自分の願いを実現することで、自分だけでなく、誰かを幸せにする〜、②Self−Help「セルフ・ヘルプ」〜何かにぶら下がる生き方をやめる〜、③Believe「自分自身を信じる」〜自分を信じることで奇跡が起きる〜

 

などなど、すぐ実践できる方法が述べられています。

 

 

 

ゴミ屋敷で象徴される「溜め込み症候群」で来院される方が少なくありません。現在の診断基準(DSM-V)では、溜め込み症候群は「強迫性障害」に分類されますが、ゴミ屋敷はそれだけが原因ではありません。

 

そこで、このゴミ屋敷問題で紹介するのが、岸恵美子『ルポ ゴミ屋敷に棲む人々』(幻冬舎新書)です。

 

本書では、「セルフ・ネグレクト」を中心テーマにしながら、ゴミ屋敷解決のヒントをたくさん提言しています。ちなみに、セルフ・ネグレクトとは、「自分を放置・放任することにより、時間をかけて自分の健康や安全が損なわれていく」ことを指します。

 

解決するヒント(セルフ・ネグレクトの人たちへの支援)をざっくり並べると、

 

関心のある話題から入ること

 

生活スタイルを把握すること

 

・本人のプライドを壊さない対応を

 

・まずは目の前の困りごとを解決すること

 

・計画的に見守り、SOSを待つこと

 

・ゴミ屋敷をいかに片づけるか

 

などなど、実践的なアドバイスが具体的に述べられています。ゴミが捨てられずに、汚部屋やゴミ屋敷になって困っている関係者には役立ちます。

 

 

 

 

当院では、ストーカー被害に遭われている方の相談にも乗っています。2016年に「ストーカー規制法」(2000年〜)が改正(2回目)されましたが、法律だけでは守りきれない部分があります。

 

そこで今回オススメなのが、小早川明子『「ストーカー」は何を考えているか』(新潮社)です。

 

本書では、ストーカーの心理だけでなく、その対処法まで、分かりやすく解説されています。

 

たとえば、

 

・ストーキングは、自分の正当性、特定の相手に対する強烈な思いと怨念にも似た感情ーそこにはセクハラやパワハラにはない、加害者の特徴があります。①確固たる心理的動機があり、正当性を妄想的に信じ込んでいる。②相手を一方的に追いつめ、迷惑をかけて苦しめていることを自覚しながらも、相手に好意を持たれる望みをかけている。③その望みが絶たれた時、心のバランスは憎しみに反転し、自殺または相手を殺害することもある。

 

・私の場合、加害者に向き合う手順は次の通りです。①ストーキングは違法行為であることを教える・・・(中略)・・・⑧感情は、所有者である自分自身に処理する責任があることを徹底的に理解させる。

 

などなど、具体的な学びが得られます。ストーカー行為には、毅然として対応することが求められます。

 

 

 

今をよりよく生きるには、過去の偉人たちから学ぶのが効果的です。

 

そこで今回ご紹介するのが、マルクス・アウレリウス『超訳 自省録』(ディスカバー)です。

 

マルクス・アウレリウスは、紀元2世紀のローマの皇帝(五賢帝の一人)ですが、政治家と軍人として活躍するだけでなく、哲学者として自分の内面を見つめた哲人政治家として有名です。

 

本書では、彼が心の平静を保つために心がけた教訓がたくさん述べられています。

 

たとえば、

 

・自分の心のなかほど静かで、面倒ごとから解放された場所はない。自分の心のなかを見つめたとき、たちまち心が完全に落ち着くようなよりどころをもっていればなおさらだ。心の落ち着きとは、心の秩序にほかならない。いつも心のなかに隠れ家をもち、自分を取り戻すのだ。

 

・皇帝ぶることのないよう、内面まで外面の色に染まってしまわないように注意すること。そういうことは、じっさいによくありがちだ。・・・(中略)・・・神々を敬い人々を助けよ人生は短い。この地上の人生でたった一つの収穫は、敬虔な態度と社会のためになる活動である。

 

・私の自由意思にとって隣人の自由意思は関係ない。その人の生きや肉体が私にとって関係ないのと同じことだ。・・・(中略)・・・神がそれを願わなかったからこそ、私が不幸になるかどうかは他人次第であってはならない。不幸になるのは、自分次第なのだ。

 

などなど、繰り返し反芻すべき人生の生きるヒントが満載です。

 

 

いよいよ新元号「令和」の時代になりました。前「今上天皇」陛下には、日本神道の最高神官として、最後まで聖務をまっとうしていただきたかったのですが残念です。新しい「徳仁天皇」陛下には、日本国民の宗教性を増すべくご尽力いただきたいと存じます。

 

さて、今回ご紹介するのは、藤井厳喜『最強兵器としての地政学』(ハート出版)です。

 

現代の中国は、「一路一帯政策」など覇権主義で、近隣諸国に脅威を与えていますが、本書を読むと、地政学的に「中国の政策は失敗する」ことが分かります。

 

本書の内容を一部紹介すると、

 

・そもそも地政学というのはどういう学問なのか。それは「地理学×軍事学」といっていい。わかりやすく言えば、地図を戦略的に見る見方である。

 

・チャイナの習近平国家主席が提唱した「一体一路」という経済構想がある。これはチャイナ西部から中央アジアを経由してヨーロッパにつながる「シルクロード経済ベルト」(=「一帯」)と、チャイナ沿岸部から東南アジア、スリランカ、アラビア半島の沿岸部、アフリカ東岸を結ぶ「21世紀海上シルクロード」(=「一路」)でチャイナを中心とした経済圏をつくっていこうとする構想である。

 これはもちろん、単なる経済圏構想ではなく、戦略構想でもあり、この経済圏をそのままチャイナ支配権にしようというのが本音である。

 ただ、筆者はこれは絶対うまくいかないとみている。というのも、先述のようにチャイナはどこまで行ってもランド・パワーであり、歴史を見渡しても「ランド・パワーからシー・パワーになりえた実例はない」からである。

 

などなど、地政学の観点から、中国の近未来が予言されています。とてもエッジが効いていて説得力があります。

 

 

評論家の日下公人(くさか きみんど)さんの発想法が参考になります。創造的な発想には、知性や理性だけでなく、「直感」も必要であるそうです。心理学を専門とする私も同意見です。

 

そこで今回ご紹介するのが、日下公人『「発想」の極意』(徳間書店)です。

 

本書で参考になる記載をいくつかご紹介します。

 

・昨年(2017年)、引退された将棋の加藤一二三(かとう ひふみ)九段は色紙を求められると、よく「直感精読」とお書きになります。まず、ひらめく一手がある。その後で、それが正しい着手かどうか、しらみつぶしに検証していく・・・・。そういう意味だろうと想像します。

 将棋に限らず、何事であれ、理屈つまり「ロジカル・シンキング」だけでは勝てないし、上達もしないという教訓です。

 

・2008年以降、(ノーベル賞の)受賞者は11人を数えますが、「東京大学卒」は根岸英一さんと大隈良典さんのわずかに二人だけ。・・・(中略)・・・地方大学が多くの受賞者を輩出しています。・・・(中略)・・・

 独創性や創造性を養うのは大学のブランドではありません。発明や発見に必要とされるのは発想力であり、直感力であり、ひらめきなのです。

 

などなど、これからの時代には、ますます直感力が必要であることを感じさせます。

 

 

 

選挙の季節になってきましたが、暴力革命を肯定するマルクス主義に親和性がある政党には注意が必要です。これは、共産党だけではなく、立憲民主党、社民党、日本社会党なども同様です。それらの政党は、リベラル政党を自称していますが、自由を否定し、結果平等に偏りがちです。

 

日本では、リベラル、左派、左翼などと、言葉の定義が曖昧になりがちですが、森口朗『左翼老人』(扶桑社新書)が分かりやすく解説しています。

 

たとえば、

 

・思想の配置としてなんとなく左から「左翼」「左派」「中道」「右派」「右翼」と並べる思考回路が、多くの方に出来上がっています。しかし、これは正しい順番ではありません。

 なぜなら、右派は自由を指向するのに対して右派は民族主義に基づく統制を指向するので、右派と右翼は思想的にかけ離れているからです。

 これに対し、左派と左翼は経済的平等を実現する方法論の違いであって大切にする価値という点で共通性があります。もちろん、健全な左派は暴力や違法活動を嫌いますから「左翼」が容易に「左派」になれるわけではありません。

 ・・・(中略)・・・

 実態は、「右翼」⇔「左翼」//「左派」⇔「中道」⇔「右派」と考えるべきなのです。⇔は思想の移行可能性が高いことを示し、//は思想の断絶性、すなわち移行可能性が低いことを示しています。

 

・旧社会党の末裔である社民党立憲民主党の行動原理は今でも同じです。格差が広がり人々が貧困で苦しむことが革命のパワーですから、下手に福祉で暮らしが楽になられると困るのではないでしょうか。それゆえ左翼政党は弱者のために基本的には働きません。彼らは自分たちの活動を支持してくれる組織化された人々、具体的には労働組合のために働くのです。

 

などなど、さらに、本当の「リベラル」と擬態「左翼」の見分け方が述べられている。有権者を食い物にする政治家(本当は、政治屋)に騙されないようにしたいものです。

 

 

「自由」は、人間の幸福感を増進させる大切なファクターです。この自由の理念に反する政治をしているのが中国です。ウィグルやチベットへの人権弾圧が最たるものです。香港への政治弾圧も見逃せません。

 

とにかく、中国の全体主義を今こそ粉砕するときです!

 

そこでおすすめなのが、日高義樹『2020年「習近平」の終焉』(悟空出版)です。

 

著者は、アメリカ軍幹部とも太いコネがある軍事・国際政治評論家ですが、本書では、中国の覇権主義の終焉が予言されています。

 

たとえば、

 

・習近平は国際感覚が決定的に欠けている。歴史観もない。世界のなかで中国がどのような立場にあるかを忘れ、「中国による世界をつくる」という強い野心を持って経済の拡大に全力を挙げ、その利益で軍事力を増強してきた。しかしながら習近平が持っていたのは、「中国による世界をつくる」という強い意志と意欲だけで、世界を動かすだけの経済力や軍事力はまだ持てていない。

 

・グアム島に展開したステルス性のB2、B1B、B52Hが実際に戦闘行為を起こした場合、中国側に対応する能力がない。アメリカの軍事専門家は、アメリカがつくりあげている核戦力を実際に行使した場合、中国は壊滅状態になり国家として存続できないとみている。・・・(中略)・・・米中の対立は冷戦にはなりえない。アメリカと中国の軍事力の差がありすぎるからだ。

 

などなど、アメリカ軍の最新軍事技術や米中の経済戦争をを具体的に紹介しながら、中国の崩壊が必然であることを論証しています。中国の全体主義を、自由・民主的政治体制に変革していかなければなりません!

 

 

当院が理論基盤とするポジティブ心理学では、「幸福」の研究がここ20年、絶え間なくすすんでいます。

 

今回ご紹介するのが、マイク・ヴァイキング『デンマーク幸福研究所が教える「幸せ」の定義』(晶文社)です。

 

デンマークは、国民の幸福調査では、上位にランクされることが多い北欧の国ですが、著者はデンマークの研究所に籍を置く研究者です。

 

ちなみに、国民の幸福調査では、尺度によってランクが変わることがあり注意が必要です。デンマークがたいていトップ3にランクされる指標は「世界幸福度」というもの(たとえば、2018年の最新調査では、第3位)で、「地球幸福度指数」では、2016年の最新調査では、32位に落ちてしまいます。したがって、北欧の福祉国家を理想とする左翼系政治家の意見には注意が必要です。

 

ともあれ、本書で参考になるコメントをいくつかご紹介します。

 

世界幸福度調査によると、調査対象158カ国の幸福度に差が出る理由の4分の3程度は経済、健康、自由、腐敗、寛容さ、社会的関係の6つの要素によるようです。

 

・デンマーク人の自由は、憲法で保障されています。憲法には、人種や宗教、政治観、セクシャリティや性別によって人生の可能性を制限されない、と書かれています。・・・(中略)・・・デンマークの大半の人たちが、自分の生きる道を選べます。私たちは両親の収入にかかわらず、教育を受ける自由を持ちますし、たとえ同性であろうと、だれでも好きな人と結婚する自由を持ちます。発言し、移動し、考える自由を持ちます。これらすべてが、デンマークを幸福な国たらしめる要因となっています。

 

などなど、幸福研究の最新結果が分かります。これを見ると、現在の中国の全体主義政策がいかに国民の幸福度に反しているかが分かります。国民の自由がありません。ちなみに、中国の憲法には「宗教の自由」を“建前”うたっていますが、実際は、カトリックの司教でさえ、ローマ法王が自由に任命できなくなっています。