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医療法人千手会 ハッピースマイルクリニック院長のほっとブログ

お勧め書籍を中心に<毎日をハッピーに送る秘訣>をお伝えしていきます。

HSC集団療法では、第2回セッションで「奪う愛から与える愛へ」というテーマを学んでいきます。先人たちの生き方をビデオで取り上げながら、人に与える奉仕の生き方が幸福感を高めていくことを習得します。

今回は、このテーマに関連した書籍をご紹介します。アダム・グラント『GIVE & TAKE』(三笠書房)です。

著者は、アメリカ名門大学(アイビー・リーグ)のペンシルベニア大学の史上最年少終身教授となり、組織心理学を専攻しています。本書では、さまざまな先行研究を取り上げながら、与える愛が私たちの幸福感を高めることを証明しています。

たとえば、

・非常に才能のある人は他人に嫉妬されやすく、嫌われたり、うらまれたり、仲間はずれにされたり、陰で中傷されたりすることを発見した。ただし、これがギバー(つまり、与える人)であれば、もはや攻撃されることはない。それよりむしろ、ギバーはグループに貢献するので感謝される。

・ギバーが燃え尽きるのは、与えすぎたことよりも、与えたことでもたらされた影響を、前向きに認めてもらえていないことが原因なのである。ギバーは、与えることに時間とエネルギーを注ぎ込みすぎるせいで燃え尽きるのではない。困っている人をうまく助けてやれない時に、燃え尽きるのである。

百時間というのは「与える」うえでのマジックナンバーのようだ。・・・(中略)・・・年間百時間は、割ると、週わずか二時間だ。調査では、週二時間のボランティア活動を始めれば、一年後には幸福度、満足度、自尊心が高まっていることが分かっている。

などなど、与えることの意義を科学的に説明しています。

GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 (単行本)/三笠書房


オーバーワーク、仕事と家事との両立など、日々やることを抱えすぎて、「燃え尽き症候群」で来院される患者さんが後を絶ちません。

燃え尽き症候群を乗り越えるには、「集中の原理」です。あれもこれも手を出さずに、大事な部分に特化して、一つ一つこなしていくことで、大きな仕事でも無理なくこなしていくことができます。

今回ご紹介するのが、ゲアリー・ケラー『ワン・シング』(SBクリエイティブ)です。

一代で全米最大の不動産会社を創業した著者が、集中の原理について余すことなくポイントを述べています。たとえば、

・意思の力が満タンの状態と枯渇した状態があるのだ。ほとんどの人は、意思の力が枯渇した状態で最も重要な課題をこなそうとする。それでは課題の解決がきわめて困難になることが分かっていないのだ。では、意思の力をどのように働かせたいいのか?意思の力が最もみなぎっているときに、最も重要なことを最優先してやるのだ。

・ディケンズは、人生は一つ一つの選択が結合して連なっているものであり、そこでは目的によって優先事項が決まり、優先事項によって生産性が決まることを明らかにしている。

・一回の「イエス」は1000回の「ノー」によって守られるといった人がいる。それを聞いたとき、私はまだ若く、何のことか全く分からなかったが、今ではむしろ、これは控えめな表現だと思う。生産性を持ちつづけるには、私たちをつまずかせる誰か、あるいは何かにノーと言うことだ。

などなど、参考になるヒントが満載です。

うつになる人は、「ノー」といえない優しい方が多いようですが、長く成果をあげ続けるためには、自分のエネルギーを集中させるよう意識することです。

ワン・シング 一点集中がもたらす驚きの効果/SBクリエイティブ


みなさま、夏休み、お盆休みはいかがお過ごしでしょうか?HSCは休まず通常診療しておりますので、何かお困りの際は、気軽にご相談下さい。

さて、今年4月に消費税が8%に上がり、来年には10%に再度上がる予定になっています。政府やマスコミの発表では、消費税増税による景気の冷え込みはないとのことですが、患者さん方の声をきく限りでは、かなり景気が冷え込んでいるようです。

「備えあれば憂いなし」です。現代社会では、どの立ち位置にいたとしても、外部環境により影響を受けます。世情の動きを見ながら、戦略的に仕事をしていく必要がありそうです。

今回ご紹介するのは、杉本宏之『30歳で400億円の負債を抱えた僕が、もう一度、起業を決意した理由』(ダイヤモンド社)です。

著者の杉本氏は、24歳で不動産会社を起業し、28歳(2005年)で、史上最年少で株式上場を果たし、事業を拡大させました。しかし、リーマン・ショックに対処しきれず、32歳(2009年)で負債約200億円を抱えて会社倒産します。本書では、その苦境から再度起業するまでの復活ストーリーが述べられています。たとえば、

・銀行借入だけで210億円、合計負債は250億円を突破して、自己資本比率はついに15%を切っていた。個人、ファンドを合わせれば400億円に近い負債である。2008年に入ると、銀行からの融資はほとんどストップしてしまう。銀行の態度が豹変すると、エスグラント(杉本氏の会社)が転げ落ちるのにそれほど時間はかからなかった。・・・(中略)・・・私は自分自身が深刻なモラルハザードを起こしていることにすら気づけないほど、業績の魔力に取り憑かれていた。

・ある日、債権者にさんざん絞り上げられた末、深夜に帰宅してシャワーを浴びていると、短く刈り上げていた頭から髪の毛がポロポロと抜け落ちた。

・私が新しい事業の基軸として選んだのは、やはり不動産の道だった。雌伏の2年。・・・(中略)・・・2011年、私が新会社をスタートさせてしばらくすると、元エスグラントのメンバーが続々と集まってくれた。あれだけ醜い会社売却やリストラを断行したにもかかわらず、再びたくさんの社員たちが戻ってきてくれたのだ。・・・(中略)・・・感謝というひと言では足りないほどに、本当に、ありがたいことだと思う。

などなど、相当な苦境であったことが分かります。

一般には、借入金の自己資本率が30%を切るとかなりやばいと言われていますが、杉本氏の会社では、それよりはるかに低い15%以下であったと言います。リーマン・ショックの影響をもろに受けた理由のひとつでしょう。ちなみに、トヨタなどの超優良企業では、「無借金体質」を堅持していて、急激な外部変動にも強いようです。

個人であっても、組織であっても、当初の目的を忘れずに、堅実な経済行動を心がけたいものです。

30歳で400億円の負債を抱えた僕が、もう一度、起業を決意した理由/ダイヤモンド社

何事も「準備8割」と言われますが、スピーチにもあてはまります。スピーチ恐怖、会話恐怖などの相談をよく受けますが、準備をしっかりしておけば、誰でも乗り越えられる問題です。

今回ご紹介するのは、狩野みき『自分の考えを「伝える力」の授業』(日本実業出版社)です。

説得力の達人である著者が、スピーチ上達法を分かりやすく説明しています。たとえば、

・「説明の手順」のルールは、次の3つです。①最初に、シンプルかつ、十分な定義をもってくる。②詳細説明は「何を入れて、何を捨てるか」がカギ。③詳細の並べ方は、逆ピラミッド(つまり、優先度が高いものから低いものへ説明していく)で。

・相手にきちんと理解してもらえる意見の伝え方9つのコツ。①とにかく結論を最初に言う。②相手に合った話し方で話す。③話全体の流れを見せる、これから何を話すのか予告する。④大事な箇所は繰り返す。⑤断定的な口調は避ける。⑥あくまでも自分の一意見であることをアピール。⑦手を効果的に使う。⑧相手の目を見よう。⑨伝えるための「良い声」を意識する。

などなど、実践的なアドバイスが満載です。

年齢を重ねてくると人前で話す機会が増えてきます。「備えあれば憂いなし」です。現在、話す機会がそれほどない方でも、来るべき日のために準備しておくとよいでしょう。

自分の考えを「伝える力」の授業/日本実業出版社

最近のビジネスは、“指示待ち”ではなく、自ら積極的に顧客のニーズを発見し、満足させるように仕事を進めていかなければなりません。これが、いわゆる「付加価値が高い」仕事になるわけです。

そこで、今回おすすめの書籍が、山本康博『ヒットの正体』(日本実業出版社)です。

著者は、『ギュッと搾ったレモン水』、『充実野菜』、缶コーヒー『ルーツ』など、数々のヒット商品を世に送り出したカリスマ・マーケッターで、資金や資格がない中で、どのように顧客のニーズをつかんでいくかについて述べています。たとえば、

・あらゆるヒット商品の根源に共通している「ヒットの正体」があります。それが潜在ニーズです。

・何よりも大事だと考えているのが人を喜ばせたい!という気持ちを持っているかどうかです。

・潜在ニーズとは、文字どおり、顕在化された意識の下に潜む、「無意識」の世界に存在する欲求です。

・では実際に、潜在ニーズをどのように発見すればいいのか。それはずばり、文句を聞くことです。

などなど、実践的なヒントが満載です。

心理学でも、潜在意識の問題を取り上げますが、ビジネスシーンでも、潜在意識にフォーカスを当てることで、商機に変えているわけです。

ヒットの正体 1億人を動かす「潜在ニーズ」の見つけ方 ”そうそう、それが欲しかった”/日本実業出版社

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これからは女性が活躍するビジネス社会になります。ただ、多くの会社では、男社会なので困惑するようです。

そこでおすすめの書籍が、太田彩子『働く女性!リーダーになったら読む本』(JAMA)です。

本書では、女性がリーダーとしてビジネスで成功していくヒントが述べられています。たとえば、

・優秀な人ほど、人に任せないで自分でやった方が速いと思うでしょうが、これではいつまでたっても真のリーダーにはなれません。「自分で頑張る」のではなく、「チームで戦う」ことをするのです。・・・(中略)・・・自分が隅から隅までできるスーパーウーマンは目指さないでください。それはリーダーの仕事ではありません。

・時代は変わりました。今はあえて「男性とは戦わず」して「女性なら女性らしく勝ちに行く」という時代です。

・女性が持つ長所として、①共感性、②協調性、③親和性、④繊細性、⑤勤勉性、⑥母性の“6つの感性”があげられる。

などなど、男性が知っておいても役に立つ内容です。

男女はもともと違った特徴を持っていますので、それを無理に同じにしてぶつかるのではなく、お互い長所と短所を補い合うことが大事なのです。

働く女性!リーダーになったら読む本/日本能率協会マネジメントセンター


患者さん方の相談に乗っていると一見異なる悩みのように見えて、実は“共通パターン”があることに気づきます。ちょうど、将棋の定石に例えられます。定石を知っていれば、現在の譜面から、なんて先も予測することができ、勝つことができるのです。

そこで、今回ご紹介する書籍が、烏賀陽正弘『必ず役立つ!「○○の法則」事典』PHP文庫です。

知っておくと得する人生法則として、たとえば、

「80対20の法則」(別名、「パレートの法則」):結果の80%は20%の原因に基づくという法則で、まずは重要な20%に努力を傾注すべき。

・「メラビアンの法則」:対人コミュニケーションの印象は、言葉の内容:語調:身振りが7%:38%55%の割合になっているので、言葉そのものの意味より、非言語的伝達の方に注意を払うべき。

・「結婚生活を成功させる7つの法則」:①相手の考え方や感情をよく理解すること、②相手に対する愛情と賛美の精神を涵養(かんよう)すること、③相手から逃避せず向き合うこと、④相手からの影響を受け入れようとすること、⑤夫婦間で解決できることは必ず解決すること、⑥お互いに行き詰まっているなら、それを話し合いで解決すること、⑦2人で分かち合える人生上の意義を作り出すこと。

などなど、ハッピーになる教訓が満載です。

これらはポジティブ心理学に共通する項目ばかりです!

必ず役立つ! 「○○(マルマル)の法則」事典 (PHP文庫)/PHP研究所


人生で疲れてきたら、他の人の感動物語を見聞きすると自分のパワーになってきます。

日常生活にどっぷりつかっていると、人生に新鮮みがなくなって、感性が鈍感になって感動しなくなってくるのです。そこで、自分の視点をずらして、他人の人生を垣間見ることで、鈍感になった自分の感性がよみがえってきます。日々の生活に感動することで、生きる力が湧いてきます。

そこでおすすめなのが、オープンブックス編集部『大空では毎日、奇跡が起きている』(オープンブックス)です。

本書は、JALで報告された13話の実話で綴られた感動物語です。物語なので、要約できるようななものではありませんが、どの物語にもそれぞれの人生があって、どこから読んでも感動すること請け合いです。

大空では毎日、奇蹟が起きている。―JALのスタッフだけが知っている心温まるストーリー (オープ.../泰文堂

今年消費税が8%へ増税され、このままだと来年も10%へと再増税されるでしょう。増税の悪影響はないと政府やマスコミは宣伝していますが、普段HSCに受診されている患者さん方の声をきく限り、増税の悪影響はかなりあるようです。

ただ、政府頼みで仕事が左右されるのは、不本意です。

そこで今回紹介するのが、石原和幸『まず「できます」と言え。やり方は帰り道で考えろ』中経出版です。

世界の庭師達のオリンピック、チェルシー・フラワー・ショーで大会史上初の三連覇を含め、計5つのゴールドメダルを獲得した「世界一の庭師」の著者が自分の実体験を踏まえて、“仕事で諦めない”心構えについて指南しています。

たとえば、

・たとえ自信がない時でも、「はい」と言う。もちろん、「はい」と言うことにはリスクもあります。そのリスクを取ってでも「はい」と言わない限り、その先には進めない。

・お客さんが買おうとしている理由をしっかりとらえて、望みを叶えるお手伝いをする。その結果、ものが売れるのです。

・人から「それは無理だ」と言われても、言い続けさえすれば、「そうだ、俺はこれをやりたいんだ」と自分がその気になってきます。ここが大事です。言い続けることで、夢を自分のものにしていくのです。

・夢や目標に最短で辿り着く方法。それは頂点の人、てっぺんの人を見ることです。自分が進みたいと思っている道のゴールをまず見てしまうことが大事です。

などなど、事業の失敗から8億円の負債を抱えてもなお、あきらめずに、負債を返還し、さらに、世界の頂点で活躍している著者ならではの教訓が詰まっています。

「Yes,I can!」と言い続けて、前向きに、地道な努力を積み重ねて実績を出していく考え方は、ポジティブ心理学そのものと言えましょう。

まず「できます」と言え。やり方は帰り道で考えろ。「世界一の庭師」の仕事の流儀/KADOKAWA/中経出版


自著『若返る力』(→ここから)で運動の大切さについて解説していますが、こまめな運動の習慣化は、心身の健康増進に役立ちます。私自身も、最寄りのジムで、週6日ペース、1日1キロメートルの水泳をしています。水泳を始めて3年になりますが、以前より疲労回復が早くて運動の効用を実感しています。体力があると、気分も前向きになります。

今回紹介するのは、長谷川慶太郎『長谷川慶太郎の心身寿命は歩いて延ばす』(宝島社)です。

前回のブログでも紹介した長谷川慶太郎氏ですが、1927年生まれ。87歳になられた今でも、毎月のように国際政治、金融関連の書籍を出版し続け、精力的に、全国を回って講演しておられます。

ただ、仕事が多忙を極めるため、60歳の時には、心筋梗塞を起こして、これまでのライフスタイルの再考を迫られたとのことです。医師のすすめで、1日50本吸っていたタバコを止め、毎日歩くこと習慣化しました。

また、本書では、健康でいるためには、いつも前向きであることをすすめています。

ポジティブ心理学に共通する考え方です。

長谷川慶太郎の 心身寿命は歩いて延ばす/宝島社