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医療法人千手会 ハッピースマイルクリニック院長のほっとブログ

お勧め書籍を中心に<毎日をハッピーに送る秘訣>をお伝えしていきます。

人間、日常生活に慣れてしまうと自分の置かれている“ありがたさ”が見えなくなってしまうものです。私も、たまに海外に旅することで、日本の良さを再認識するようにしています。

今回ご紹介するのは、川口マーン惠美『住んでみたヨーロッパ9勝1敗で日本の勝ち』(講談社)です。

30年あまりドイツに住む著者は、日本の素晴らしさを日々実感するそうです。

たとえば、

・私は日本で遭遇したスリの話を書けといわれたら、何も書けない。その代わり、落とし物をして戻ってきた話は、たくさん書ける。・・・(中略)・・・一方、30年以上も住んでいるドイツでは、落とし物をして戻ってきた話は一つも思いつかない。

・私はコンビニの国の住人だ。ドイツでさえ不便なのに、ノルウェーのように、不便をこよなく愛するような人々の間では、とても生きていけそうにない。

靖国神社に至っては、なぜ、参拝を非難されるのかさえ、私にはよくわからない。戦後これまで、私たちが平和に暮らしてこられたのも、これほど早く豊かになれたのも、過去に、身体を張って国を守ってくれた人がいたおかげだ。・・・(中略)・・・靖国神社には、それを防ぐために戦い、死んでいった人たちが祀られているのだから、今でも感謝のお参りに行く人がいるのは当然のことだ。戦争には負けたが、植民地にならなかったのは、彼らの陰だ。

などなど、歴史観も含めて、日本の素晴らしさを再確認するのには最適な一書です。

住んでみたヨーロッパ 9勝1敗で日本の勝ち (講談社+α新書)/講談社


死後生(いわゆる、魂)は、私たちの「生きる意味」を考える上で決定的です。HSCの心理療法でも、「霊的人生観(人間は、永遠の魂を持ち、転生輪廻をしながら魂を磨いていく存在であるという見方)」を重視しています。

死後生の研究として、「臨死体験」があり、今回は、ジェフリー・ロング『臨死体験9つの証拠』(ブックマン社)をご紹介します。

著者のジェフリー・ロングは、アメリカの放射線医で、国際臨死研究協会(IANDS)の理事として、世界1300以上の臨死体験症例を収集調査し、本書では、その調査結果について紹介しています。

たとえば、

・心停止した10~20%で臨死体験をする。・・・(中略)・・・心臓が止まるとすぐに脳への血流がストップする。脳への血流が止まっておよそ10~20秒で、脳電計の波形がフラットになる。脳電計は意識的な思考を司る大脳皮質および脳の外縁部の電気活動を測定する。・・・(中略)・・・臨死体験が明晰であり、共通する特徴が秩序だった順序で出現することから、これが夢や幻覚ではなく、またそのほかの脳の機能障害に起因するものでもないと分かる。

・289の体外離脱例の97.6%で、その描写が完全で明白な誤りがないことが明らかになっている。体外離脱が記憶の断片や、たまたま当たった事実にすぎないとすれば、これほど多くの事例で描写が正確である説明がつかない。

・臨死体験をした先天的全盲者の証言を集めたもので、その報告には詳細な視覚描写が含まれている。先天的な盲人、あるいは生後まもなく視力を失った人間が秩序だった視覚体験を伴う臨死体験をするなど、医学的には説明不能である。

などなど、多数の症例を統計解析している点が、これまでの臨死体験本とくらべ、明らかに秀でています。

臨死体験を「脳の異常体験」として説明する医学者たちがいますが、彼らの説明では無理があります。脳が機能停止していても、臨死体験しているわけですから。「真実は頑固なもの」なのです。

臨死体験 9つの証拠/ブックマン社


人生の色々な“しがらみ”から抜け出せなくなって「うつ」になって来院される方が後を絶ちません。実は、自分の見方を変えると、しがらみでなくなってしまうことがよくあります。別な言い方をすれば、「白紙の目で見る」ということです。

そこで参考になる物語が、サン=テグジュペリ『星の王子さま』(ゴマブックス)です。

言わずと知れた、世界的文学作品です。そこで、星の王子さまは、私たちに色々な示唆を与えてくれます。

たとえば、

・大人たちは、数字を見れば安心するからです。たとえば、あなたが、大人たちに、新しくできた友達のことを話そうとすれば、大人たちは、本質的なことについては何も質問しないでしょう。つまり、次のような質問は絶対しないのです。

「どんな声をしているんですか?」
「どういう遊びが好きなんですか?」
「蝶々は集めていますか?」

その代わりに、こんな質問をするでしょう。

「何歳ですか?」
「きょうだいは何人いますか?
「体重は何キロですか?」
「お父さんの年収はいくらですか?」

そして、それらの数字を知れば、友達を知ったことになると思っているのです。

ん~、確かに。私たちの頭には、いつの間にか色々な“刷り込み”がされていて、物事をまっさらな目で見れなくなっているのです。自分の見方が偏っていないか、確認しながら生きていきたいものです。

星の王子さま/ゴマブックス


HSCでは自尊心向上を大切にしていますが、最近の研究では、自分の感情をコントロールする「強い意思力」もメンタルヘルスに重要だと分かってきました。

そこで今回ご紹介するのが、ロイ・バウマイスター『意思力の科学』(インターシフト)です。

本書では、意思力の大切さについてさまざま述べられています。

たとえば、

・意思力は筋肉と同じように、使いすぎると疲労するが、時間をかけて訓練すれば強化できることが判明した。

・スマイルズは著書の中(19世紀のアメリカとヨーロッパのベストセラー『自助論』)で「天才とは忍耐のことである」と述べ、アイザック・ニュートンからストーンウォール・ジャクソン(南北戦争時代の軍人)まで、すべての人の成功は「克己」「不屈の忍耐」の結果であると説いた。

・意思力を強めるためには、①目標は一つに絞って集中すること、②具体的な計画を立てること、③活動を数値化して確認する、④祈り瞑想を習慣化する。

などなど、実践的アドバイスが満載です!

WILLPOWER 意志力の科学/インターシフト


自分の性格や病気は、遺伝で決まっていると悲観する患者さんが少なくないようです。

しかし心配ご無用です。これまでの先行研究では、遺伝で決まっている部分は、それほど多くないことが分かっているのです。

最近の一般啓蒙書でおすすめが、ティム・スペクター『双子の遺伝子』(ダイヤモンド社)である。

たとえば、

・どんな病気も、これまで発見された遺伝子で説明がつくのはせいぜい5%程度だ。残りの95%は何によるものかという謎が、科学者たちを悩ませている。自分が何を知らないのかということさえわからない、というのが大方の結論だ。

・ジェームズ・ファウラーは、ニューイングランドの住人5000人を20年にわたって調査し、社会的ネットワークと幸福度の変化を記録した。すると、幸せな人は幸せな人どうし、不幸な人は不幸な人どうしが、集まって暮らす傾向があることがわかった。その傾向は遺伝子や家系では説明できなかった。・・・(中略)・・・幸せがウイルスのように広がっていたのだ。1マイル(約1.6キロ)以内に幸せな友人がいると、幸せになる確率は4分の1高くなり、距離が縮まると、確率はさらに高くなった。

などなど、私たちが後天的努力によって、ハッピーになれるという研究結果が満載の良書です。

最後に大変恐縮ですが、来週と再来週のブログ更新(10月15日と22日分)は、国際学会参加(イタリア、10月14日~23日)のためお休みさせていただきます。10月29日から再開いたします。

双子の遺伝子――「エピジェネティクス」が2人の運命を分ける/ダイヤモンド社


「サイコパス」という言葉をご存じでしょうか?現代医学では、「反社会性パーソナリティ障害」に分類され、以下の7つの特徴のうち、少なくとも3つを満たすことが条件とされています。

1.社会的規範に順応できない。
2.人をだます、操作する。
3.衝動的である、計画性がない。
4.カッとしやすい、攻撃的である。
5.自分や他人の身の安全を全く考えない。
6.一貫した無責任さ。
7.他の人を傷つけたり虐待したり、ものを盗んだりしたあとで、良心の呵責を感じない

欧米圏では、25人のうち1人が、サイコパスと言われています。HSCの外来でも、サイコパスらしき関係者に振り回されて、相談に訪れる方がいらっしゃいます。

そこで、今回ご紹介するのが、マーサ・スタウト『良心をもたない人たち』(草思社)です。

本書では、サイコパスの分かりやすい解説と、その対処法が書かれています。参考になります。

たとえば、

・サイコパスから身を守る最良の方法は、相手を避けること、いかなる種類の連絡も絶つこと。

・人に同情しやすい自分の性格に、疑問を持つこと。

自分の心を守ること。

などなど、有益な対処法が満載です。

特に、サイコパスの人に振り回される方は、いわゆる「アダルトチルドレン」タイプが多いようです。つまり、「相手の問題の尻ぬぐいをするのが、生きがいになっている」のです。

良心をもたない人たち (草思社文庫)/草思社


心理学では、「過剰適応」というキーワードがあります。相手の期待に応えようと努力するのはいいのですが、度を超えて、完璧に期待に応えようとすると心身の不調をきたします。

そこで今回ご紹介するのが、クリス・バーティック『「期待」の科学』(阪急コミュニケーションズ)です。

本書では、先行研究を踏まえ、どのように期待に応え、自己発揮していくかについて述べています。

・(中毒の構造について)ここで注目すべきなのは、ジェリはギャンブルで「勝つこと」を楽しんでいたわけではなく、ギャンブルそのものを楽しんでいたことである。勝つ喜びではなく、「勝てるかもしれない」という期待が、日々、彼女をギャンブルに駆り立てていた。簡単に言えば、こうした依存症は、動機づけが恐ろしいほど強くなっている状態だ。

・アメリカで住宅バブルがおきた原因はいくつもあった。・・・(中略)・・・人間の強欲が根本にあったことも間違いない。そして何より重要だったのは、「住宅価格はいつまでも上がり続けるはず」という期待をみんなが共有したことである。本来、そんな期待を持つことは正気とは考えられないし、通常の状況ならば、疑いを持つはずだ。

などなど、人生を生きやすくヒントが述べられています。

ポジティブ心理学でも、「お気楽な楽観主義」ではなく、「現実的な楽観主義」をすすめています。つまり、未来を明るく考える楽観主義はいいのですが、現実をしっかり見据えることが大切なわけです。

「期待」の科学 悪い予感はなぜ当たるのか/阪急コミュニケーションズ


人生の幸・不幸は、「遺伝子で全部先天的に決まっているのだ!」という主張をたまに見かけますが、間違っています。

最先端研究によれば、半分以上が後天的努力によって、人生の幸福が決まることが分かっているのです。

今回ご紹介する書籍がポール・タフ『成功する子、失敗する子』(英知出版)です。

本書では、さまざまな先行研究を取り上げながら、人間には、自分を変えていける力があること。幸福な人生を切り開いていくことができることを述べています。

たとえば、

・「習慣と性格とは本質的にはおなじものです」・・・(中略)・・・良い子どもと悪い子どもがいるわけではなく、良い習慣を持った子どもと悪い習慣を持った子どもがいるのです。そんなふうにいえば、子供たちにも理解できるはずです。なぜなら習慣を変えるのは大変かもしれないけれど、不可能ではないと子供たちにも分かっているからです。

などです。

心理学では、「良い習慣と悪い習慣は同居できない」ことが分かっています。自分に悪い習慣を見つけたら、それを消し込もうとするより、良い習慣を身につけることで、悪い習慣はいつの間にかなくなっていることでしょう。

成功する子 失敗する子――何が「その後の人生」を決めるのか/英治出版

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人生の問題、現在の悩みを分析してみると、今世でなく、前世の原因であることがあります。

以前のブログ(→こちら)でご紹介したように、当院では、退行催眠を駆使して(前世療法)、問題の原因となる前世を思い出して、問題解決のヒントを得ていきます。

当院だけでなく、世界各地でこのような治療をしています。

今回ご紹介するのは、クリスチアン・タル・シャラー『光の剣』(ハート出版)です。

著者は、フランスの医師で、過去世療法により数多くの患者を癒やしているといいます。本書では、その臨床経験から得た教訓が述べられています。たとえば、

・私が修得した近代西洋医学は、薬や手術という手段によって対症療法的に病気と戦い、病気を排除しようとするだけであり、患者が抱えている根本的な問題には全く関心を払わない、ということに気づいたのです。

・たとえどのような技術を使ったとしても、中心的なねらいは、常に、潜在意識の奥に潜む、今の問題の原因となっている過去の場面に到達することでした。

・身体と精神の不調の原因となる制限された考え方を、積極的で明るい考え方に置き換えてやる必要があります。

・過去世退行セラピーの素晴らしい点は、霊的な意識を持てなかったために生じさせてしまったかつての苦しい死の体験を、深く深く癒やせることです。死とは、父なる神のもとに帰ることにすぎません。死とは、解放、自己拡大、至福の別名にすぎないのです。一方、肉体こそが唯一の実在だと思っている人にとって、死とはまことに耐えがたいものです。そういう人にとって死とは、牢獄からの解放ではなくて、虚無への転落なのです。なんと恐ろしいことでしょう。

などなど、実体験に基づく教訓が満載です。

「人間とは、永遠の生命を持ち、転生輪廻しながら魂修行している存在である」という霊的人生観が、人生問題の解決の要となります。

光の剣・遙かなる過去世への旅―スピリチュアル・セラピーで「からだ」の力を取り戻す/ハート出版


人間、失敗が続くと「負け犬根性」が染みついてきて、挑戦する前から諦めてしまうことが多くなります。でも、

ネバーギブアップ!です。

今回ご紹介するのは、出雲充『僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。』(ダイヤモンド社)です。

著者は、世界の食糧危機を救うために、世界で初めてミドリムシ(ユーグレナ)の養殖に成功しました。この養殖は、少しでも雑菌が混じると失敗するので、不可能であると考えられていたようです。でも、世界を救うという信念を持って、やり抜いた不屈のストーリーが描かれています。

たとえば、

・ミドリムシは植物と動物の両方の性質を持っているので、両方の栄養素を作ることができる。その数は、なんと59種類にも及ぶ。

・この約3年の営業を通じて、学んだことがある。それは、自分たちが本当に正しいことをやっていれば、どこかに必ずそれに共感してくれる人がいる、ということだ。

・結局、ミドリムシの油は、他の植物から絞ったバイオ燃料とは明らかに性質が異なり、効率の良いエネルギーを取り出せる可能性があることが分かった。しかも精製するときにグリセリンなどの余計なゴミがほとんどないことが判明した。・・・(中略)・・・どうやらジェット燃料の原料にも適しているらしいことも分かった。

などなど、諦めずにチャレンジし続けたことで、予期せぬ協力者や可能性が開けたことが書かれています。

パワーが尽きて燃え尽きてきたら、他の人の成功体験から学んで、新たな活力にしましょう!

僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。――東大発バイオベンチャー「ユーグレナ」のとてつも.../ダイヤモンド社