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医療法人千手会 ハッピースマイルクリニック院長のほっとブログ

お勧め書籍を中心に<毎日をハッピーに送る秘訣>をお伝えしていきます。

人生の壁にぶち当たった時、自分一人だけ特有の問題であることはほとんどありません。すでに他の人が同じような壁にぶち当たって、工夫して克服していることが多いのです。したがって、普段から意識して、成功者の自伝伝記を読んでおくことです。

今回ご紹介するのが、吉岡秀子『プロ経営者 新浪剛史』(朝日新聞出版)です。

新浪剛史氏は、社長として、コンビニチェーンのローソンを再生させ、2014年には、サントリーへ栄転した凄腕経営者です。

たとえば、

自分で考え自分で動く。新浪の理想の社員像は明確だ。当時のローソンは「砂漠だった」ーいろんなことを考え、教え、水をたっぷりとまいても、何の芽も出ない砂地のようだった。

・重要なことは、社員に勉強しろ、しろと強制してもムダなことを自身がわかっていなければならないこと。なぜ学ぶのかをきちんと説明し、目標を持ってもらい、自ら学ぶ意識を起こさせなければ、何も吸収しない。

・毎年正月には、手帳の裏に筆ペンで一年の目標を書く。社の業績目標値だけでなく、勉強会の立ち上げや、体重のキープ、などプライベートなことがらも。

などなど、経営者だけでなく、どんな立場の人でも参考になる人生訓が述べられています。

ローソン再生、そしてサントリーへ プロ経営者 新浪剛史/朝日新聞出版

積小為大(せきしょういだい)」とは、二宮尊徳の言葉で、「塵も積もれば山となる」ということです。要は、焦らずにコツコツ前進していくのが大切なのでしょう。

そこで、今回ご紹介するのが、手塚治虫『ぼくはマンガ家』(毎日ワンズ)です。

手塚治虫は、日本人なら知らない人がいない、日本を代表するマンガ家ですが、本書では、彼の人生観が様々紹介されていて参考になります。

たとえば、

・長編「白雪姫」が封切られると、たちまち一財産摩ってしまった。およそ五十回は観たと思う。次の「バンビ」は、八十回以上観た。「バンビ」は、朝、パンを買って映画館へかけつけ、上映回数分の当日券を買い一日観つづけて、最終回が終わると、翌日に備えて付近の連れ込み宿に泊まった。

・漫画家になってからも、映画は、とくに洋画にはできるだけ通った。一年に三百六十五本以上観たこともある。これは映画批評会場の本数だそうである。

などなど、地道に勉強していたことがうかがえます。

何事も一朝一夕には事はなりませんが、夢を持って、努力しつづけることが大切です。

ぼくはマンガ家―付録・デビュー作品/毎日ワンズ


「ストレスは万病の元」と一般には言われていますが、「ストレスは人生のスパイス」にもなります。要は、ストレスの受け止め方が大事になるのです。

そこでおすすめなのが、ケリー・マクゴニガル『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』(大和書房)です。

著者によれば、

・研究者たちの結論は、「人はストレスだけでは死なない」ということでした。ストレスを受け、さらに「ストレスは健康に悪い」と考えていると、死亡のリスクが高まるのです。

・研究者たちも驚いたことに、ストレス度指数の高い国ほど、繁栄度も高いことがわかりました。つまり、前日に大きなストレスを感じた、と答えた人々の割合が高かった国ほど、平均寿命が長く、GDPも高かったのです。また、ストレス度指数の高い国ほど、国民の幸福度や人生に対する満足度も高いことが分かりました。ストレスを感じている人が多い国ほど、健康状態や、仕事や、生活水準や、地域社会に満足している人が多かったのです。

などなど、ストレスの受け止め方が、私たちの心身を劇的に変えていくことが分かります。

ストレスから単に逃げるのではなく、真剣に受け止めて、次の成長の肥やしにしていきたいものです。

スタンフォードのストレスを力に変える教科書/大和書房


心理療法では、自分の「感情のコントロールする」ことが最も重要とされます。そのためには、日々の感情の動きと出来事を簡単に書き留め、情緒不安定になる思考パターンを発見することです。

そこで、今回おすすめのツールが、松岡修造『修造パワーダイアリー』(PHP)です。

本書では、日々の感情をスコアリング(点数化)し、簡単な日記をつけるよう工夫されています。薄い小冊子1冊で365日分になっています。

とてもいいのが、松岡さんのポジティブワードが、頻繁に述べられていて、日々の日記の最後には、必ずポジティブワードで終わるよう勧められています。

たとえば、

自分を好きになれ!・・・自分を好きになれないと、他人を好きになることは出来ない。まずは自分の長所だけに目を向け、「自分が好きだ!好きだ!好きだ!大丈夫」と鏡に向かって言い聞かせよう。

ストップ!ネガティブワード・・・「できない、無理、やだ」「むかつく、ウザい」「ビミョー,どっちでもいい」「だって、キレた」などのネガティブワードは、自分のやる気をそぐだけでなく、それを耳にした人にも感染して周囲の雰囲気が悪くなる。

などなど、ポジティブ心理学を地でいくような明るい内容です。

最初は、恥ずかしいと思うかもしれませんが、「何事も慣れ」です。ポジティブ感情に一度慣れてしまえば、気分が安定することは、ポジティブ心理学の先行研究で証明されています。

修造パワーダイアリー/PHP研究所


2016年、新年あけましておめでとうございます。本年も、皆さまにとって、さらにハッピーな年になることを祈念しております。

臥龍(がりょう)」という言葉があります。龍が臥せた状態を指し、「将来活躍するような大物でも、努力する地味な時代がある」ことを意味しています。最近の心理学の研究では、この地味な時代は、「20代まで」であることが分かってきました。

そこで今回ご紹介するのが、メグ・ジェイ『人生は20代で決まる』(早川書房)です。

本書では、20代までの生き方が、人生全体でいかに決定的なインパクをともっているかが解説されています。

たとえば、

・著名人や成功者が人生の終盤に書いた数十もの自伝を調査しました。研究者たちは、「一生を語るうえで欠かせない重要な体験」や、その後の人生に強い影響を与えたという環境と出会いに注目しました。すると、そうした経験や出会いは20代に集中して起こっていたのです。

・自分探しをし、同時にその途上で社会に関わっていこうとする勇気を持つ20代は、より強いアイデンティティを得ることでしょう。

・20代での行き当たりばったりの生き方のせいで、驚くほど高い代償を一生払わされる羽目になったと嘆く3,40代は多いのです。

などなど、若い頃からの計画的な生き方が、その後の人生に大きく関わっていくことがよく分かります。

人生は20代で決まる/早川書房


少子高齢化社会が急速に進むこれからの日本社会には、これまでにない付加価値が高い発想が求められます。

そこで今回ご紹介するのが、植松努『空想教室』(サンクチュアリ出版)です。

著者は、周囲の反対にもかかわらず、北海道の小さな工場で、宇宙ロケットを自前で開発してビジネスを軌道に乗せた企業家です。

本書では、夢の効用について縷々述べられています。

たとえば、

があったらなんでもできるのです。本当です。子どもだけではなく、もちろん大人もです。だからみなさんには、ぜひ素敵な夢をたくさん持ってほしいなって思います。

・日本の“単位労働時間当たりのGDP”は、フランスの半分しかないからです。同じ時間働いたとしても、日本人が生み出すものは、フランス人の半分しかないということです。日本人はどれだけ効率の悪い仕事をさせられているのでしょうか。つまり、まだいくらでも改善できるということです。日本は2倍の経済成長ができるかもしれないし、それはもしかしたら世界を救う力になるかもしれません。そして能力の向上のためには、夢が必要です。だからみなさんには、素敵な夢をたくさん持ってほしいのです。

・人間にとって最もいいことは、「できなかったことが、できるようになること」だと思います。今できないことを追いかけることが夢ならば、人は夢を持つことによって、能力が増えて、できる仕事が増えることになるます。

などなど、これらの指摘は、ポジティブ心理学の先行研究でも、確認されている事柄です。

なお、次回のブログ更新は、2016年1月6日(水)となります。今年も一年、ご愛読くださり、心から感謝申し上げます。

好奇心を“天職”に変える空想教室/サンクチュアリ出版

「転ばぬ先の杖」で、他人の人生に学ぶことで、先々出会う自分の逆境に備えることができます。

今回ご紹介するのが、カレーの全国チェーン、CoCo壱番屋の創業者の宗次德二さんです(宗次德二『日本一の変人経営者』ダイヤモンド社)。

宗次さんは、両親が誰かも分からず、3歳の時に、児童養護施設から里親に引き取られ、その里親も、借金漬けの生活で安定せず、「天涯孤独に生まれ極貧の少年期を過ごした」経歴の持ち主です。

その悲惨な生育歴を肥やしにして、社会人になって成功していきます。

たとえば、

・もの心ついた時から私の人生は苦労の連続だったが、おかげで朝から晩まで汗を流して働くことには、なんの抵抗もない人間に育った。おまけに大した病気もせずに、激務をこなせるタフな体力もできた。喫茶店を開いてから壱番屋を平成14年(2002)に引退するまで約30年間、平均の睡眠時間は3~4時間ぐらいだったと思う。

・実際、私自身の性格は、楽天的だと思う。だいたい、自分の生い立ちを逆境ではなく、人生をマイナスからの出発したと考えれば、あとは右肩上がりのプラスで行くしかない。もし失敗してももともとゼロからのスタートなのだから、またやり直せばいい。そうやって常に前向きに考えることにしてきた。

・それに手塩にかけて育てられていない分、自分のことは自分でやるという、人を頼らない独立心旺盛な性格も培われた。すべて経営者には必要なものだろう。

などなど、ほんとうに人生で参考になるコメントが述べられています。

結局は、色んな環境があっても、それを「どのように受け止めて、成功へのバネにしていくか」が大事なのでしょう。

日本一の変人経営者/ダイヤモンド社


今の日本経済が不況から脱して、成長軌道に乗るには、政府の公共投資ではなく、個人のチャレンジ精神が必要です。

今回紹介するのが、アメリカの青年実業家で、スペースXやテスラモーターの創業者、イーロン・マスクです。アシュリー・バンズ『イーロン・マスク 未来を創る男』(講談社)

本伝記では、イーロン・マスクのそのチャレンジ精神について、余すところなく語られています。

たとえば、

・この男は本気だ。宇宙移民の実現は、彼の人生の目的でもある。

・スペースXに1億ドル、テスラに7000万ドル、太陽光発電のソーラーシティに3000万ドルを投じた。超リスク志向のベンチャーキャピタルを1人で展開し、ロサンゼルスとシリコンバレーという世界でも屈指の高リスク・高コスト地帯で、ケタ外れに複雑きわまりない製品作りを目指して一か八かの賭に出たのである。
 マスクが手にした3社は、航空、自動車、太陽光発電の産業で過去の常識にとらわれず、大胆な発想で開発する気風にあふれている。

・非現実的な目標を掲げ、言葉で従業員にプレッシャーをかけてこき使っても、すべては火星計画の一部だと受け止められる。そこが魅力だとマスクを慕う従業員がいる。逆にマスクを嫌う従業員もいるのだが、行動力や使命感に対する敬意から忠誠を守っている。

などなど、日本が学ぶべき、チャレンジ精神がここにあります。失敗を恐れず、人類の未来を切り開く起業家たちの出現が望まれます。

イーロン・マスク 未来を創る男/講談社

パワハラでうつになって来院されるビジネスパーソンが後を絶ちません。

そこで今回おすすめするのが、高野誠鮮『ローマ法王に米を食べさせた男』(講談社)です。

著者は、TBSドラマ「ナポレオンの村」のモデルとなった方でもあり、石川県の羽咋(はくい)市の公務員として、上司のパワハラやいじめに屈せず、過疎の村を救ったスーパー公務員として現在、有名になっています。

本書では、仕事をする人間が、ハッとさせられるような有益なヒントが縷々述べられています。

たとえば、

・会議はしない、企画書も作らない。

・上司には、すべて事後報告

・反対する人っていうのは、何にでも反対するんですよ。何やるにしても反対、反対なんです。

・可能性の無視は、最大の悪策。次から次へと考えるんです。これがだめだったら次はこれやろう、あれやろうって。何かやるときは、最低でも3つは考える

などなど、しがらみが多い公務員にもかかわらず、チャレンジし続ける著者の姿勢には学ぶべきものが多々あります。

ローマ法王に米を食べさせた男 過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか? (講談社+α新書)/講談社


心身医学の先行研究によれば、末期がんと診断されても、劇的に治ってしまう症例が報告されています。そういった症例をRadical Remission(劇的な寛解)と呼ばれています。

そこで今回紹介するのが、ケリー・ターナー『がんが自然に治る生き方』(プレジデント社)です。

本書では、これまで世界で報告された1000例あまりのRadical Remissionについて調査し、その結果を報告しています。

そして、Radical Remissionにいたった人たちには、9つの共通項があったとのことです。

それは、

1.抜本的に食事をかえる

2.治療法は自分で決める

3.直感に従う

4.ハーブとサプリメントの力を借りる

5.抑圧された感情を解き放つ

6.より前向きに生きる

7.周囲の人の支えを受け入れる

8.自分のと深くつながる

9.「どうしても生きたい理由」を持つ

となっています。9つの共通項のうち、6つまでが自分の考え方を変える項目になっているのが注目です。人間は、考え方一つで、がんまで癒やしてしまうということなのでしょう。

がんが自然に治る生き方――余命宣告から「劇的な寛解」に至った人たちが実践している9つのこと/プレジデント社