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医療法人千手会 ハッピースマイルクリニック院長のほっとブログ

お勧め書籍を中心に<毎日をハッピーに送る秘訣>をお伝えしていきます。

最近、世界的な数学者の岡潔の著書を何冊か読みました。今年2月には、読売テレビ開局60年記念ドラマ「天才を育てた女房」として伝記ドラマが放映されています。数学者にもかかわらず、人生宗教の深い話をしていて学びになりました。どの道でも極めていくと通じてくるのでしょう。

 

今回ご紹介するのが、岡潔『数学する人生』(新潮社)です。

 

本書の一部を紹介すると、

 

・日本は終戦後アメリカから大量に「唯物主義」「個人主義」を取り入れたため、澄んでいたはずの心の世界が、次第に濁り始めています。物質には心がない、と思うのが唯物主義で、この肉体の中だけが自分だ、と思うのが個人主義ですが、唯物主義も、そこから出てくる個人主義も、人には非常に有害なのです。

 

・自然科学は非常に価値のある、重要な二つの結果を得ています。まず第一に、不安定な素粒子の発見によって、五感で分からないものがあるということを示しました。しかもそれを、理性で分かるような形で述べました。・・・(中略)・・・第二に彼らは、五感で分かるものだけをいくら丁寧に調べても、いつもで経っても生命現象は一つも分かってこないということを、実際にやってみせることによって実証しました。

 

などなど、理系頭脳からの目の覚めるようなコメントが刺激的です!

 

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以前このブログでご紹介した清原和博『清原和博 告白』が現在、ベストセラーになっています。本書で清原氏が良書として紹介していたのが、王貞治『もっと遠くへ』(日本経済新聞出版社)で、私も読んでみました。

 

ホームランの世界記録を打ち立てた王貞治氏ですが、その思想・哲学も伊達ではありません。

 

たとえば、

 

・私は意識のなかで、バットで球に切り込み、真っ二つにするイメージを持っていた。球にバットが当たって、球がはじかれて終わり、ではない。バットが球に当たったあと、その中心に向かってバットが切り進んでいき、球の向こうに通り抜ける。つまりボールを真っ二つに切るのだ。こういう意識を持つことによって、投球に対する集中力が格段に高まり、球を捕らえる精度も上がってきたのである。これも打撃に「氣」「間合い」の概念を持ち込んで指導していただいた荒川さんのお陰である。

 

・結局、打撃を突き詰めていくと、失投を見逃さないこと。私はそれが一番の「骨」だと思っている。そのためには、いつでも初球から振れる準備をしておかなくてはならない。打席に向かうまでのルーティンは即「臨戦態勢」を取れるようにするための手順だったもいえる。

 

などなど、どんな時でも、野球に真剣勝負で向き合っていた姿勢がうかがえます。清原和博とは対照的で勉強になります。

 

 

科学者たちの真理の探究が続いていますが、その最たるものが「あの世の証明」です。科学の中には医学も入っていて、私の専門とするところですが、今回は、数学と物理学からのアプローチです。

 

最近読んで参考になったのが、三田一郎『科学者はなぜ神を信じるか』(講談社)です。

 

著者は、素粒子物理学の専門家(名古屋大学名誉教授)でもありますが、カトリックの助祭でもあるという異色の経歴を持っていて、これまでの物理学の発展についてとても分かりやすく解説しています。それも、物理学者たちの信仰心についても触れているのが刮目です。

 

特に勉強になったのが、スティーブン・ホーキングに関する解説でした。彼は先日亡くなった有名な宇宙理論物理学者ですが、無神論者、唯物論者としても有名でした。

 

彼が唱えた宇宙の始まりはなかったとする「宇宙無境界仮説」は、アンシュタイン方程式に「虚数時間」を導入して編み出されたとのことです(pp.234-237)。

 

数学の定義では、この虚数はこの世に存在しないものです。ホーキングは自分を唯物論者として公言しながらも、自分の業績が「あの世の証明」の一部になっていたというのは“皮肉”な結果です。

 

 

今年の夏(8月22日〜30日)は、北欧に神秘思想の海外調査に行ってきました。特に、エマニュエル・スウェーデンボルグを中心に視察(写真は、8月27日、スウェーデンのストックホルム、スウェーデンボルグ胸像前<左>と元住居前<右>にて)してきました。

 

 

日本でも、スウェーデンボルグの著書はたくさん邦訳されています。彼に関する解説書もたくさんあります。たとえば、トロビリッジ『スヴェーデンボリ』(スヴェーデンボリ出版)などがあります。

 

スウェーデンボルグは55歳で霊能力を授かり、幽体離脱して、その霊界体験をたくさんの著書にまとめています。科学者としても超一流の業績をたくさん残しています。神秘思想科学的合理性を両立させた賢人と言えます。

 

 

精神病の原因には色々ありますが、一部「憑依」が関わっている場合があります。たとえば、アメリカ精神医学会の診断基準(DSM−V)では「多重人格(解離性同一性障害)」の診断基準のひとつに憑依が明記されています。

 

したがって、真言宗の住職(萩原玄明氏)が「精神病には、憑依が関わっている」と主張している(萩原玄明『精神病は病気ではない』ハート出版)のは、学問的にみてもおかしくありません。

 

ただ、気になったところがいくつかあってので、以下列挙しておきます。

 

・本人に、狂ってしまった原因は、一つもないのです。それなのに、本人に治癒のための努力を無理やりさせている親までいます。・・・(中略)・・・病者本人には何も原因がないのに、本人を責めていろいろ努力させようとするのは、あまりにも可哀想です。

 

→これは言い過ぎです。患者本人が心の調律をすることで、憑依がとれることが少なくありません。仏教の開祖の釈尊も、四諦・八正道により心の調律を説いたことは、歴史的事実です。

 

悪魔とか悪霊は絶対にいません。悪魔や悪霊と思うのは被害者意識のせいで、反対に、可哀想な死者を放置していた加害者が自分たちなのだと思ってはいかがでしょうか。

 

→そんなことはありません。これは宗教マターですが、(原始)仏典として「悪魔との対話」(たとえば、中村元『ブッダ悪魔との対話』岩波新書)が残っています。仏教徒であるはずの萩原玄明氏の仏教的見識が疑われます。実際の臨床現場でも、悪霊や悪魔が憑いたとしか思われない症状を呈するケースもあります。

 

このように、唯物論医学でも困りますが、素人でも分かる稚拙な知識や臨床経験で、誤った精神療法を行うのも問題です。

 

 

当院では、依存症の方の治療も行っています。依存症には、アルコール依存症、薬物依存症などの「物質依存症」とギャンブル依存症、ネトゲ依存症、買い物依存症、恋愛依存症などの「行動依存症」に分けられます。

 

今回ご紹介するのが、先日発刊されたばかりの清原和博『清原和博 告白』(文藝春秋)です。

 

元プロ野球選手の清原氏ですが、覚せい剤使用で昨年拘置所から出所した直後には、私も写真週刊誌『週刊FLASH』(7月18日号)からコメントを求められました。

 

清原氏は、現在も、医療機関に通院しながら、覚せい剤依存症とうつ病と闘っているそうで、皆さんで応援したいものです。

 

本書を読むと、彼が、引退後に有意義な「セカンドライフ」を描けていなかったのが、覚せい剤にはまっていく誘因になったことがうかがえます。

 

清原氏の場合、現役時代は活躍して成功していた分、引退後の方向転換が難しかったのでしょう。私たちも、「他山の石」として教訓にしたいものです。

 

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スマホ依存ネトゲにはまって、「不登校」「ひきこもり」「うつ病」になる相談が増えています。インターネットからの大量の情報に“飲まれて”しまって、自分を見失ってしまうのが原因です。

 

そこで今回ご紹介するのが、奥村歩『その「物忘れ」はスマホ認知症だった』(青春出版社)です。

 

本書では、スマホ依存により「どのように私たちの脳機能が退化するのか?」を解説しています。

 

たとえば、

 

・「スマホ認知症」の物忘れの人には、過剰な情報インプットにより、脳内の情報をうまく取り出せなくなっているという特徴があるのです。

 

・とにかく、スマホやパソコンにはまっている自覚があって、なおかつ、物忘れやミス、体調不良などの不調が多いなら、「スマホ認知症」を疑ったほうがいいでしょう。

 

・「スマホ認知症」の人は、日々無分別にたくさんの情報を取り込んで、自分の脳の中を不必要な情報だらけにしてしまっているために、自分にとってどの情報が大切なのかを完全に見失ってしまっているわけです。

 

などなど、スマホ依存による弊害が述べられています。また、本書では、その対策についても「心得10箇条」として提案されています。くわしくは、本書を一読ください。

 

 

同じ環境でも、人によって反応は違ってきます。この違いを生むのが、本人の「考え方」です。心理学では、これを「認知」と呼んでいます。できれば、どのような逆境であっても、「災い転じて福となす」ような考え方をしたいものです。

 

そこで今回は、10万人に1人に発症するという難病「脊髄性筋萎縮症」を抱えながらも、それをバネにしてIT会社を起業した佐藤仙務氏(塩田芳享『寝たきり社長 佐藤仙務の挑戦』致知出版社)を紹介します。

 

佐藤氏は、病気が進行して全身の筋肉が衰え、今では、左の親指がわずかに動くだけといいます。

 

彼がすごいのは、会社を起業しただけでなく、黒字経営の軌道に乗せるために、営業をどんどんかけていったところです。障害を一切言い訳にしていません。

 

逆に「障害はハンディではなく、武器になると発想転換したそうです。誠にあっぱれな方です。

 

 

 

 

 

 

この30年近くにも及ぶ経済的停滞により、日本は自信を失っています。ただ、実際の正確な経済統計では、中国の経済成長はかなりバブっていて、依然、日本が世界第2位の経済大国であることは間違いないようです(たとえば、→上念司『習近平が隠す本当は世界3位の中国経済』講談社+α新書)。

 

世界の多くの国々が、世界のリーダーとして日本に活躍して欲しいと望んでいます。そこで今回は、宮田律『イスラム唯一の希望の国 日本』(PHP新書)をご紹介します。

 

本書では、日本がイスラム諸国で果たすべき役割について、分かりやすく解説されています。

 

たとえば、

 

・日本はこれらの欧米諸国とは異なる関与で、イスラム世界から信頼を集めてきた。ヨーロッパ帝国主義のように、中東イスラム世界を軍事的に侵略したこともなく、イギリスがつくり出したパレスチナ問題やインド・パキスタンの分離独立のように、植民地主義の負の遺産をもたらすこともなかった。

 

・中東イスラム世界では、日本製品の質の良さや日本の技術に対する絶対的な信頼がある。しばしば聞かれるのは、「日本でつくった日本製品がほしい」という声で、日本以外の国や地域でつくったの本製品は望まないということらしい。

 

などなど、日本がイスラム諸国で信頼を勝ち得ている現状が分かります。進出した国々でことごとく嫌われている中国と対照的です。

 

 

ポジティブ心理学の研究では「心に描いた理想像が幸福を引き寄せる」ことが分かっています。思いは現実化するので、逆に、不幸な自己像を描いていると現実に不幸になってしまします。

 

今回ご紹介する書籍(ロバート・G・アレン『幸せをつかむ「4つの地図」の歩き方』フォレスト出版)では、幸福になるための具体的な心の描き方が4つのステップで学べます。

 

具体的な4つのステップに関しては本書に譲りますが、ポジティブ思考のエッセンスのいくつかを紹介します。

 

・あなたが成功するためにチャレンジしようとするとき、成功はあなたの内面からスタートします。・・・(中略)・・・幸せに成功した人々は、自分の内面を大切にすることで、外面を征服していくのです。

 

「私たちの理由は、人間の行動のモチベーションの中で最も強力です。・・・(中略)・・・「私たちの理由」をモチベーションとする秘訣は、あなたが愛する誰かのために、何かをすることです。そうです!「愛」が答えなのです。

 

などなど、幸福をつかむための秘訣が満載です。