そんな寂しい気持ちから離れることができる瞬間があった。


地元の友達と私4人で、何年かぶりに再開して飲みにいく約束をした。


土曜日は、唯一彼とゆっくりすることができる時間だったので、あまり用事を入れないようにしていたのだけど、どうしても友達の都合が土曜日しかあけることができなく、その時だけは友達との飲み会土曜にした。


彼は、「じゃあ俺は家に帰るよ。」っと言っていた。


夜から待ち合わせだったので、彼に別れを告げて飲み会に向かった。


今まであった辛い出来事を忘れられるくらい楽しかった。


みんな、家からの近場で飲んでいたので終電なども気にすることなく夜中まで一緒にいた。


そんな楽しい時も、終わりが近づいてきて、帰ろうか?という話になった。


その瞬間、一人の家に帰るのが嫌で、友達に「家に遊びに来て!」って誘った。


一緒にいた2人はカップルだったので、行かない~って言って断られてしまった。


残った一人の男友達は帰ろうとしていたけど、私があまりにもしつこかったので、じゃあカラオケ行こうってことになって2人でカラオケに行った。


そこでもお酒を飲んだせいか、私は泥酔してほとんどそこからの記憶がない。


ただ、泥酔を通り越して気分が悪くなったことと、歩けなくてタクシーで友達が家に送ってくれたことだけは覚えてる・・・。


その先の記憶は、私自身になく、なんと帰ったはずの彼にはわかることだった。。


なぜなら、帰ったはずの彼は私の家の中ではなくて、そばのコンビニに車を停めてはっていたからだ。。

以前、彼の嫁に浮気がバレて、彼が毎週平日、月~水は家庭に戻ると決めたことがあった。



その時、彼の気持ちが家庭に傾きだしたことを実感した。



あのころは、まだ彼に対して遠慮していた部分があり、帰らないでと言ったことはなかった。



厳密に言うと、毎日一緒にいてくれたから、そんな言葉を言うタイミングがなかっただけだけど・・・。



毎日一緒に生活できていたことが当たり前になっていたのだろう。



たった3日間彼がいないだけで、心にポッカリ穴があき、精神的に不安定になっていった。


食欲もなくなり、丸一日何も食べれない日が続いて少し痩せた。



ほんの1時間ばかりか、彼は毎日家に立ち寄ってくれた。


そして終電で家庭に戻る。そんな繰り返しだった。



ある日、どうしても耐えることができなくて、帰ろうと玄関に立っている彼の腕をつかんで「行かないで」と言ったことがあった。



彼は困っていた。



胸ポケットに入っている携帯は何度も嫁から着信が入ってバイブ音が鳴っていた。



終電時刻が刻一刻と迫っている。



彼は何度も「無理だよ。帰らないと・・・。」っと言っていた。



涙を堪えて、諦めて彼の腕を放した。



自宅の最寄駅に到着して、彼は私に電話をしてきた。



どんな会話をしていたのかは覚えていないが、不安だった気持ちを彼にぶつけたんだと思う。


思い出せるのは、彼の口から



「そんなのいらぬ心労だよ。」と投げやりに一言言われたこと。



その瞬間、寂しさで心が折れて、もう終わりだ・・って思った。


毎日毎日寂しさと不安で気持ちが押しつぶされた。



不倫をしていた人で、彼または彼女と決別をしたのは、どんな時が多いんだろう・・。


初めて、彼と本当に別れようと思ったのは2年前の夏だった。


とてつもない暴力を振るわれたあげく、彼に音信を途絶えられた時・・・。


今思い出しても、あの時は本当に辛く悲しかった。


だから、あの時の気持ちを鮮明に覚えてる。


今まで生きてきた中で一番の心の傷となった。


きっとあの時が、別れるキッカケだったのだと思う。


私が別れを決意したキッカケはこれだったけど、実はもう一つだけある。



さて、気になるのが『彼⇒嫁』へのメールである。


パスワードを入力して・・・簡単に解除。


「アホ!○○(嫁)のことは大好きだよドキドキ


「みんな風邪引かないようにねニコニコ家族思いの○○(彼)より」


まあ飽きもせず「大好き」「大好き」と連呼したメールがビッシリ。


しかし・・・悲しいかな。。


私はここ半年だか1年だか、はたまた2年だか忘れたが、好きだの愛してるだの言われたり、メールされたりしたことがない。


そう考えると、彼にとって私ってなんなんだろうって思えてくる。


ここ最近じゃ、彼から出る言葉は、暴言とパチンコの話だけだけど。。


結局は嫁が大好きで家族思いなんだから、そんな男、とっとと別れてしまえばいいだけなのに・・・。


私自身も十分茶番劇繰り返してるよな。。


それについては、嫁のこと馬鹿だのなんだの言えないよね。


彼だって、こんなにも愛していない奴となんで一緒にいるんだろう。


まともな女は、愛されてないってわかれば、「はい、さようなら」って潔くできるのかな?



携帯なんて、見たっていいこと一つもないのにね・・・。


一回気になりだすと、嫌でも手が動く。。


嫁からのメールは・・・


「○○(嫁)以外の人とセックスしてほしくないよ!だって○○(彼)は○○(嫁)だけのダーリンなんだから!」


「電話しちゃった!シカトしなくてもいいじゃない。詰めたい(←冷たいの誤字でしょうね・・・)んだから~」


まるで中学生か高校生のような恋愛ボケした気色悪いメールが次々と入っていた。


かと思えば、


「今年は3人目作るんですよね」


とか現実味溢れたメールだったり、


「離婚してください。今離婚するのと、年金生活入ってから無一文で離婚するのどっちがいい?」


「あなたの嘘に限界なんです。早く離婚してください。」


といった、冒頭でのメールからは考えられない180度間逆のメールだったり・・・。


ちなみに、離婚メールはかれこれ2~3年くらい言ってますよね?そんなに離婚したいのだったら、何年もかけて旦那にメール送るより、とっとと離婚すればいいのに。


茶番劇を繰り返してどうするんだ・・・。


あとは、私のことで延々同じ文面のメールが何十通と来ていたり。。


お決まりのセリフで


「社長にあなた達二人のことをまたメールします。」


と、基地外なメールもあった。実際、うちの社長にメールは何度か送られてますが・・。


それを彼から聞くだびに、馬鹿な女だな~と思う。。


「本当に離婚したいと思ってます。」


そんなことを、うちの社長にメールしたって、どうぞご自由にの話になるとはわからんのかね??と思えてくる。


実際、うちの社長からの返信は


「離婚したいのであれば、離婚したらいいと思います。」


とのことだったらしい。。


その返信を見て「なにがわかるんだ!」と激怒していたらしいから、可哀想な話である。


ただ単に、自分の羞恥を晒しているとも気づかずに・・・。


何がしたいんだか、さっぱりわからず理解しがたい支離滅裂なメールばかりだった。


嫁からのメールはさておき、私が気になったのは・・・


もちろん、彼の送信メールである。


案の定、送信メールも


「嫁」フォルダが隠されていた(苦笑)

金曜日、朝から彼が珍しく、


「ネカフェ行こう」


と言ってきた。


ネカフェがは私自身も好きだし、仕事終わりに行くことにした。


しかし、当日二人でパチンコに行ってしまい、且つ雨が降ってきたこともあり、急遽中断した。


彼がネカフェに行こうと、珍しく誘ってきた理由は、


「家にいるとまた喧嘩になりそうだから」


とのことだったが、実際は違った・・・。


また、以前のおぞましいエロ病が理由だった。。。行かなくて大正解!!私には付き合いきれない!特に、今週はそんな気分になるわけもないし。


夜食を食べて、彼はいつものことだけど即効眠りについていた。


私は、プリズンブレイクを見てまったりしていたのだけど、ふと目の前に彼の携帯が。。


特段気にしていなかったのだけど、夜中0時過ぎにメールが鳴った。


ん???


っと思った私は・・・見てはいけないものに手を付けてしまった。


2通来ていたみたいだけど、メールのアラートを消してしまったので、受信ボックスを開いてみた。


ところが・・・


メールは受信してるはずなのに、未読メールが見当たらない!


怪しすぎる。。100%怪しい。。


と思った私は、ちょこまかとメール受信ボックスをいじっていた。


メニューを開くと、「セキュリティ一時解除」が・・。


もちろんやってみた。


以前に彼と携帯関係でいざこざがあったときに、パスワードを言っていた気がしたので、ダメもとで入力。


あっけなく開いた。


「匿名(嫁)」のフォルダが出現。


なんて馬鹿な男なんだろう。


隠すということは、見られたくないからなんだよね。


それにしても、フォルダごと隠すとは・・・。


結局は詰めが甘いってことなのね。




水曜日は、月・火の寝不足があってか、かなり早い時間に寝てしまった。


気づいたら彼が家に来ていた。


このまま目を覚ますと、また何が起きるかわからないので、そのまま朝まで寝ることにした。


そして、木曜日。


彼も私も出勤だったけど、本社で会議があるため、昼過ぎに彼は事務所を出た。


お互い、何の連絡もすることなく、ただ仕事をしていた。


夜、彼から事務所に連絡があり、電話に出た社員に、


「引き続き飲食店で会議の為、直帰する」


とのことだった。


いつもだったら携帯に連絡が来るのだけど、連日最悪なことばかりだったし、連絡なんて来るわけもなかった。


彼が事務所に連絡してきてから1時間以内に私は退社したのだけど、帰り道、彼に電話してみたらなんと繋がった。


これから、店に向かうとのことだった。


今日くらいは何事もなく普通に一日を終わらせたかったので、それ以降特段彼に連絡をすることはしなかった。


夜中0時過ぎに店を出らしく、彼から電話が来た。


その時の会話は、時折笑いもあり、今までが嘘かのように彼は私の家に向かっていた。


帰りに、彼に買い物を頼んだ。


コンビニに入っている感じだったし、買ってきてくれるかな~なんて家で待っていたが、帰ってきた彼の口からは、


「買ってきてないよ。なんでお前の頼みきかなきゃいけないんだよ。」


だった。


そりゃそうか。。と思いつつも、また私は、嫁と自分を比較してしまった・・・。


嫁の頼みは、仕事さぼってまで聞き入れるのに、それかよ?!


って思いだしたらとまらない!怒りがこみ上げてきてしまった。


また・・・嵐のような罵声罵倒の繰り返し、取っ組み合いが繰り広げられた。。

今週は、月曜日から金曜日まで、近年稀にみる大げんかだけの週で幕を閉じた…。


最悪最低な自分と彼。


月曜日、彼と職場、部署が一緒である私は、夕方から夜にかけて、定例ミーティングなるものを行う。勿論、彼も一緒です。


ミーティングが終わったと同時に、彼が慌てて外出した。


夜から外出なんて滅多にないことだから、なんだろう…?と不思議に思うも途中だった仕事に手をつけた。


外出してから約30分くらい経ってから、会社の電話が鳴った。


彼からの連絡で、あと30分くらいで戻るとのことだった。


どこに行ってるのか気になり、自分の携帯から彼に連絡をした。


『どこに行ってるの?』
と尋ねると、

『息子の教科書を家に届けてた。』

『は?会社の車使って、あんたがわざわざ届けたの?』
って言い放った。


会社の物を私物化するな。だとか人には説教たれるくせに、自分の事は相変わらず棚にあげて、会社の車を使って、家族の為には一生懸命だな…って、半ば呆れた。


その日は、レンタルDVDの返却日だったので、私は彼に朝から何度か、一緒に行こう。と伝えて、約束を交わしていた。


私は先に退社をしたので、彼が仕事を終えるのを家で待っていた。


彼も数時間後に退社して、自転車がない、とのことだったので、彼を迎えにまた会社方向まで向かった。


彼と電話で話ながら向かっていて、しばらくして合流した。


レンタルショップの方向に、一緒に向かっている中、仕事の話などしていたが、何故か彼の機嫌があまりよろしくなく、一言一言がカンに障る言い方だった。


私は別に悪いこともしていなければ、暴言を吐いたわけでもないのに、なぜそんな態度を取られないといけないかがわからなくて、無償にイライラしてきた。


お互い、イライラしてるわけなので、会話も態度もいい方向どころか、普通にすることもできず、マイナスな方向に向かった。


とうとう、彼の口から、
『勝手に一人で返しに行けば?』
と、投げやりに、目も合わせずスタスタ歩きながら言われた。


その瞬間、私の彼に対する感情は、憎しみと嫉妬にかられた。


頭に血が上るほど、彼が憎かった。


家族の為には、わざわざ仕事をさぼってまで買い物をして、挙げ句の果てには自分が私に説教たれた事を行動にうつし、家まで物を届けたり、大切にできるのに、なぜ私は、何だか知らない原因で八つ当たりされた挙げ句、


『勝手に一人でいけば?』になるの?って、家族に対して、彼に対して嫉妬心で覆い尽くされた私は、自転車で彼に体当たりしていた。


思いっっっ切りぶつかってやりたかったけど、その後の仕返し(暴力)が何十倍となってふりかかって来ることが頭に浮かんで、ぶつかる手前で躊躇した。


なので、実際は軽くぶつかった。


振り向いた彼の形相は、更なる怒りを引き起こした顔だった。