メンタルヘルス不調者の職場復帰Part2(2) | 人材活用ノウハウBOOK〜人事コンサルタント、社会保険労務士の知恵袋

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みなさま、こんにちは。今日もお越しいただき、ありがとうございます。

メンタルヘルス不調で長期に休んでいた人に職場に復帰してもらうという場合、情報収集が大事だというお話を前回しました。

今回はその中の「本人の意思」と「主治医の意見」についてお話します。



◆労働者の職場復帰に対する意思の確認

職場復帰にあたって、まず必要なの本人の意思を確認することです。

当然のことかもしれませんが、休職期間満了ぎりぎりになって復職を願い出きて、会社があわてて対処するということもありますので要注意です。

休職期間満了の約1ヶ月前頃に、会社から本人に連絡し、意思を確認するのがいいですね。


◆産業医等による主治医からの意見収集

本人が職場復帰を希望した場合、主治医の診断書を出してもらいます。

そこに業務復帰可能という旨が書かれていることがまず必要ですが、そう書かれていたとしても、それを鵜呑みにして職場復帰させることはできません。

以前にも書きましたが、主治医は必ずしも職場で求められる業務遂行能力まで回復していると判断しているとは限らないからです。

主治医は会社の業務内容や状況は分かりませんから、これは当然のことです。

それをふまえて対応する必要があるのですね。

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