会社の「期待値」を明示すべし(2) | 人材活用ノウハウBOOK〜人事コンサルタント、社会保険労務士の知恵袋

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みなさま、こんにちは。今日もお越しいただき、ありがとうございます。

会社で働く人がモチベーションを高く保つうえでポイントになるのは、「自分が有用な存在」と実感できることと、もうひとつ重要なのが、将来展望をもつことができるということです。

これも、社員が定着し、活性化する重要なポイントです。

社員が会社を辞めていく理由としても、将来展望のなさはしばしばあげられます。



◆会社が「期待値」を示す意味

これらに対して有効な仕組みは、会社が社員に対する「期待値」を示すことです。

会社の期待値とは、「いま現在」と「これから」の両方を指します。

いま現在:自分が有用な存在であるか
これから:将来展望が描けるか

こんな関係になりますね。



◆人事等級制度

会社の期待値を人事制度として示したのが、人事等級制度といえます。

人事等級制度にもいくつかバリエーションがあります。

代表的なものが「職能等級(職能資格)」、「役割等級」、「職務等級」の3つ。

呼称も、「等級」、「グレード」、「資格」などとありますが、意味するところは同じで、「社員を何らかの基準でランク付けすること」です。

人事等級制度は、賃金制度設計の一環としてつくられることが多いです。

そのため、「賃金を決めるためのツール」とだけ捉えていることが多く、人材活性化の観点は薄くなりがちです。

しかし、人事等級制度の本当の役割は、人材活性化にあるのです。

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