優秀な人材をどれだけ確保できるか、そしてどれだけ活用できるかが、競争力の決め手となっています。
もちろんこのことは今にはじまったことではありません。
「ヒト」、「モノ」、「カネ」と称されるように、以前から人材は重要なリソースでした。
しかし、近年はこの比重が特に大きくなっています。
◆人材マネジメントの2つの機能
人にかかわる会社の機能を広く「人材マネジメント」と称します。
これは大きくいって次の2つの機能を果たします。
・人材確保
・人材活用
この2つの機能を果たすことにより、会社の成長を実現するということです。
重要なのは、人材マネジメントは継続的な会社の営みだということです。
なんだか当たり前のことを言っているようですが、案外忘れられがちな点です。
人材マネジメントは一時のカンフル剤でもなければ、とにかく今を乗り切ればいいという対処療法でもありません。
当事者の誰かが疲弊しきって続けられなくなるような施策は人材マネジメント施策とは言えないのです。
・上司が毎日叱咤激励、さらには脅したり怒声を浴びせて部下に仕事をさせている
・上司または部下の、特定の誰かが身を削ることで部署の業務が回っている
・上司は全メンバーの業務の細部にまで介入し、指示をする。また、どの部下も上司の具体的な指示がないと動こうとしない
このような状態はいつか破たんします。
メンバーの身がもちません。それ以前に、人が定着しません。
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