こんにちは、
企業人事&TCS認定シニアコーチの
くろいわです。
先日、いよいよ大手でも
新卒一括採用を廃止する会社が出るということで
話題になっていましたね。
近年進んだジョブ型人事制度。
ジョブ型の制度が普及する、ということは
職務定義の明確化が進む、ということで
「会社にとって何の職務が必要か」が
ある程度明確になってくると
何が出来るかわからない人は採用しにくい。
そのため、何ができるかわからない
新卒を一括で採用する流れは
今後下火になってくるだろうなぁ、
と思っていました。
そもそも新卒者の数も減っていますし
一括採用するメリットは
年々薄れていっているなと
個人的には感じます。
(ここの詳細は今日配信のメルマガで書いたので割愛)
ここで、大きく変化するだろうと
私が考えているのは
「若手にも実務経験が問われるようになる」
ということです。
今でも、資格や実務経験は
見られないことはないですが
若手の内は、あまり重視されないケースも
少なくないのではと思います。
ある意味、社内で育成することを前提に
採用時に、「成長可能性」という下駄を
履かせてもらっている、とも言えるわけです。
が、
世の中がジョブ型をベースに
動くようになると
「すでにその仕事の知識がある人」
「すでにその仕事ができる人」
を採用する流れになります。
同じ仕事をする、30代、40代、50代の人と
若手が同列で評価されるようになる。
そうなると、
能力がある人は、20代でも
上の役職につけるようになりますが
逆に、ソコソコの人は
経験豊富で、人数も多い上の世代と、
ポジションを取り合うことに
なるのではないかと思います。
なので、若手でも
実務経験が、よりシビアに
見られるようになるのでは、と。
逆に、上の世代の方は、
「勤続」とか「他業務での経験」といった
下駄が考慮されなくなって
「今、会社がやって欲しい職務」をベースに
若手とダイレクトに比較される立場に
置かれる形になりそうです。
今、就職活動をしている方や
転職活動をご予定の方も
今の仕事を継続したいとお考えの方も。
こうした流れがあることを踏まえて
自分自身のキャリアをどう考えていくのか。
きっとこの1年が、分水嶺になる人が
すごく多くなると思いますから
「変わりたい」
「変わらなきゃ!」
と思っている人は
今が
キャリアマネジメント・キャリア見直しの
スタートのタイミングなのかも
しれないですね。
そうはいっても
どっちに向かって進めばいいかわからない
何を頑張ればいいのかわからない……
という方は、講座やセッションで
一緒に考えましょう。
お待ちしています。
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