私の一人娘の結婚式と披露パーティを無事に終えました。
交際期間が7年と長かったので、これまで私も私の周りも、まだかまだかと気をもんでおりました。
そして、何より心配だったのが、癌を患って病床に伏している私の母が、
意識のあるうちにその写真を見ることができるかどうか、ということでした。
ベッドの横にカレンダーを貼って、その日を〇で囲み、
見舞うたびに 「この日は何の日?」 と声をかけながら、何とかその日までもってほしいと願っていました。
この日の準備・計画はすべて本人たちが会場のスタッフさんたちと行い、私たち親は二人からの「招待状」を受け取って、パーティの内容も殆ど知らずに、当日は会場に向かったのでした。
私がこの日のために準備したのは、自分の着るドレスと、二人が指輪交換をするためのリングピローだけ。
アットホームで和やかなレストラン・ウェディング。
とても良いセレモニーでした。
親の手を煩わせずに、本人たちの準備はとてもたいへんだったことでしょう。
ゲストの方々から身に余るほどたくさんの祝福を受け、幸せそうな二人の笑顔を見て、万感胸に迫りました。
翌日は娘夫婦と私で母の病室にでかけ、写真を見せることができました。
母は涙を流して喜んでくれました。
間に合って良かった!!
ところが、こんなに嬉しい出来事のはずなのに、私の心にはぽっかりと穴が開いてしまったようです。
娘はもう何年も前に家を出て別々に住んでいます。
そうは言っても徒歩圏内のすぐ近くに住んでいるし、私の生活は何一つ変わらないはずなのに、この喪失感はなんなのでしょう。
嬉しさと安堵感の反面、言いようのない淋しさがこみあげてきます。
空の巣症候群になってしまう人の気持ちがちょっぴりわかったような気がしました。
せっかくなので、自分自身を叱咤激励することはやめて、しばらくはこの「ぽっかり感」に浸ってみることにします。
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