日本がつまんない?!んなわきゃ!

日本がつまんない?!んなわきゃ!

=== このブログを本棚にして、読んでみた新書を並べてみましょう。===

曽野綾子 『人は皆、土に還る』 を読みました。

私たちは、なにが幸せなのか。どのくらいの生活が必要なのか。

土や畑にほんの少しでも関わる日常のなかに

人間の生活も考えられる。

 

この前、御杣始祭(みそまはじめさい)が長野県の国有林にて行われ、
御樋代木奉曳式(みひしろぎほうえいしき)で切り出したご神木が内・外宮へ運ばれた。

20年に一度の式年遷宮祭の始まりをニュースで知り、

伊勢神宮崇拝について考えてみたくなった。

 

いくつか新書などを読んでみたいと思う。4冊目。

伊勢神宮について書いてあるとのことだったのですが、ほんの少しだけでしたが。

良かったです。

 

ちょうど、伊勢神宮、伊勢信仰が農民の信仰だということになってきたところで

私のなかで、有機農業や自然栽培について、考えることになってきました。

それを繋げる新書としていいものです。

ちょうど温暖化、気候変動も考え出してきた年代の書き物なので

現在の私がそれ以降の自然災害について考えながら、

適応していく人間社会として、皆が少しづつ

農や土地や水、お金の使い方や電気の製造過程や

いろいろなものの必要性など。

 

考えるひとつのきっかけにもなる書でした。

 

金森敦子 『伊勢詣と江戸の旅』 文春新書 2004

神崎宣武 『日本人の原風景』 講談社学術文庫 2021

同著 『江戸の旅文化』 岩波新書 2004

西垣晴次 『お伊勢まいり』 岩波新書 1983

宮本常一 『伊勢参宮』 現代教養文庫 1971

 

 

曽野綾子 『人は皆、土に還る -畑仕事によって教わったもの』 祥伝社新書 2018

岩本晃一 『高く売れるものだけ作るドイツ人、いいものを安く売ってしまう日本人』 を読みました。

この書は、産官学連携という名のもとで日本の中小企業をどのように

盛り上げていくかということを考えるきっかけになるものです。

 

どうも「産官学連携」とか、地方自治体による企業誘致などの名のもとに行われてきたものが

時代錯誤になってきている。または、行政職員にとって利益を創出することに対する意識を

持つことを呼び掛けている。

行政職員や地方政治家、国会議員は、税収によるお金をどのように使うかが使命とされる。

が、その税収を上げなければ、赤字財政のなかで政策を乱立させてしまう状況となっている。

 

官僚や行政職員や雇用契約上は非常勤職員のままで役所で働く人員も多くなってしまい、

警察も大学職員も、なんらかの事件を起こす者がチラホラ見られるようにもなった。

賭け事をしたり、動画を撮ったり、仕事ができないかやらないかだったり。

なんだか、仕事の給与から得られる生活に他者への意識の余裕がないのかもしれない。

 

ドイツはどうなのだろう。

社会は上手くいっているのだろうか。

経済はEUをけん引するほど、数字をはたから見れば良いように思える。

 

中小企業を支援したり、話をしたりできる人材とはどのような学習が必要だろうか。

数字が計算できる。法律が読める。支援制度を理解し、当てはめることができる。

企業の技術を理解して、活用の先を見通すことができて、提案できる。

取引相手の企業や会社の経営状況も判断でき、事業開始後も両社を監視できるか。

 

日本に多いコンサルタントは、事業内容として特化していたりして、

企画についてはコンサルしても、雇用状況、労働環境、労働時間についてはモノを言うことがない。

社長や管理者側とのコンサルタント契約内容の履行を破棄されては困るからだ。

ひとが集まらない、ひとを雇う余裕のない事業者が許容範囲を超えて

事業をしていたりする。

 

ドイツはどうなのだろう。

空飛ぶ車の開発について、ドイツでは手を引いたと聞いた。

 

マックス・ウェーバー (阿閉吉男/脇圭平 訳) 『官僚制』 角川文庫 1965

枝廣淳子 『地元経済を創りなおす』 岩波新書 2018

川口マーン恵美『ドイツ流、日本流 』 草思社文庫 2014

新藤宗幸 『行政指導』 岩波新書 1993

ジョセフ・E・スティグリッツ (峰村利哉 訳) 『ユーロから始まる世界経済の大崩壊』 徳間書店 2016

竹森俊平 『ユーロ破綻 そしてドイツだけが残った』 日経プレミアムシリーズ 2012

辻清明 『政治を考える指標』 岩波新書 1960

同著 『日本の地方自治』 岩波新書 1976

同著 『日本官僚制の研究』 東京大学出版会 2001

エマニュエル・トッド (堀茂樹 訳) 『「ドイツ帝国」が世界を破滅させる』 文春新書 2015

 同著 ( 同訳) 『問題は英国ではない、 EU なのだ』 文春新書 2016

本田弘 『現代行政の構造』 勁草書房 1994

三島憲一  『戦後ドイツ』 岩波新書 1991

同著 『現代ドイツ』 岩波新書 2006

 

岩本晃一 『高く売れるものだけ作るドイツ人、いいものを安く売ってしまう日本人』 朝日新書 2025

福留真紀 『将軍側近 柳沢吉保』 を読みました。

この書は、最近見直されている生類憐みの令の内容や将軍 徳川綱吉についてと

関わる柳沢吉保の実際はどうだったのか。

残る文書もんじょなどの書き物から探る人物像です。

 

山梨、甲斐で武田信玄時代やその後の信濃を読んでいると

武田の土地の中から

柳沢が出てきて、柳沢吉保につながり荻生徂徠の紀行をみることができました。

 

すると、どうも荻生徂徠の嫁さんが亡くなったところで

元気のない徂徠に柳沢吉保が、甲斐の領地の柳沢発祥の地をみてくるように

転地効果を施したのではないかという旅行心理学的な命令を与えた。

と、私は読めたので、そこで柳沢吉保という人物は人の上に立つ者として

考えるところがあったのだろうと思うわけで。

 

戦の無くなった江戸の支配階級にとって

地位を維持することを守ろうとすると

あっちに見せる顔とこっちにみせる顔。

上の人間が変わったことに合わせて、どちらに頭を向け

足を向けるか、風見鶏として気を使わなければならなくなった。

 

農民たちはどうか。

江戸も時代が安定するごとに、納税分のコメの割合も少なくなってきたり

出労の賦役も道路普請などに限られてくると

おかしな役人でなければ、残る収益や副業での生活の少しの余裕も

できるようになったかもしれない。

 

武家はどうだったのだろう。

石高が増えるとして、その領地とされたところの

ひとびとの暮らしについて、どれくらい考えていたのだろうか。

興味が湧いてくる。

 

 

荻生徂徠 (河村義昌 訳注) 『峡中紀行 風流使者記』 雄山閣 1971

速水融 『歴史人口学で見た日本』増補版 文春新書 2022

同著 『近世農村の歴史人口学的研究』 東洋経済新報社 1973

平山優 『天正壬午の乱』増補改訂版 戎光祥出版 2019

 

 

福留真紀 『将軍側近 柳沢吉保 いかにして悪名は作られたか』 新潮新書 2011