鈴木、根岸氏に化学賞=新触媒反応開発、製薬など貢献-ノーベル賞、日本人計18人
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010100600760&rel=y&g=soci
このニュースは非常に喜びと共に、もっと以前に評価されてもおかしくないという2つの感想が脳裏を横切りました。
現在ラーメンとお酒を生きがいとしているこんな私でも、実は大学の研究室で夢と希望を持って研究に励んでいた時期がありました。
私が大学院の2年の時でしょうか、名大の野依先生の論文を基に有機化学の立体構造について研究していた時に、当の本人の野依先生がノーベル賞を受賞されました。
ちなみに私はその時研究に行き詰っており、そこでなんとなく試したのが今回ノーベル賞を受賞された鈴木先生の「Suzuki Coupling」でした
結果的に私が作りたかった化合物は完成しました。
もともと鈴木先生の論文などは色々と拝見させていただいていたので、今回の賞は非常に嬉しく思います。
彼らの業績はすごい所は一つの病気に対しての薬が発明されたのではなく、薬を含む全ての化合物の合成において応用できる理論や技術です
これは大変素晴らしい事だと思います。
先日の物理学賞のグラフェンもそうですが多方面でいくらでも応用が利く技術や理論がどんどん開発されております。
今後の更なる発展に期待いたします
他力本願で私は特に何もいたしません
ではでは
以下抜粋
スウェーデン王立科学アカデミーは6日、2010年のノーベル化学賞を、有機合成化学の新たな触媒反応を開発した北海道大の鈴木章名誉教授(80)と米パデュー大の根岸英一特別教授(75)、米デラウェア大のリチャード・ヘック名誉教授(79)の計3人に授与すると発表した。
授賞理由は「有機合成におけるパラジウム触媒クロスカップリング反応」。2種類の有機化合物を比較的簡単で効率良く結合させる画期的な方法で、抗がん剤をはじめとする医薬品や半導体などの開発に大きく貢献したことが高く評価された。
日本人のノーベル賞は、08年に益川敏英名古屋大特別教授(70)ら4人が受賞して以来、2年ぶりの快挙。米国籍の南部陽一郎シカゴ大名誉教授(89)を含め、計18人となった。化学賞は08年の下村脩・米ウッズホール海洋生物学研究所特別上席研究員(82)以来、計7人で、物理賞と並んで多い。
有機化合物は炭素が骨格を形成するが、炭素同士は結びつきにくい。そこで、自らは変化しないが、周りの物質の反応を促す「触媒」を利用することが考案された。
根岸氏は77年、有機亜鉛化合物と有機ハロゲン化物を、希少金属のパラジウムやニッケルを触媒として結合させ、新化合物を生み出す「根岸カップリング」を開発。鈴木氏は79年、有機ホウ素化合物と有機ハロゲン化物を、パラジウム触媒のほかに塩基(アルカリ)物質を加えることで結合する「鈴木カップリング」を開発した。
有機ホウ素化合物が安定して扱いやすいことから、この反応は複雑な医薬品合成などに幅広く使われるようになった。
ヘック氏はこれらに先立つ72年、有機ハロゲン化物とパラジウム触媒を使う反応を開発し、基礎を築いた。(2010/10/06-22:20)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010100600760&rel=y&g=soci
このニュースは非常に喜びと共に、もっと以前に評価されてもおかしくないという2つの感想が脳裏を横切りました。
現在ラーメンとお酒を生きがいとしているこんな私でも、実は大学の研究室で夢と希望を持って研究に励んでいた時期がありました。
私が大学院の2年の時でしょうか、名大の野依先生の論文を基に有機化学の立体構造について研究していた時に、当の本人の野依先生がノーベル賞を受賞されました。
ちなみに私はその時研究に行き詰っており、そこでなんとなく試したのが今回ノーベル賞を受賞された鈴木先生の「Suzuki Coupling」でした
結果的に私が作りたかった化合物は完成しました。
もともと鈴木先生の論文などは色々と拝見させていただいていたので、今回の賞は非常に嬉しく思います。
彼らの業績はすごい所は一つの病気に対しての薬が発明されたのではなく、薬を含む全ての化合物の合成において応用できる理論や技術です
これは大変素晴らしい事だと思います。
先日の物理学賞のグラフェンもそうですが多方面でいくらでも応用が利く技術や理論がどんどん開発されております。
今後の更なる発展に期待いたします
他力本願で私は特に何もいたしません
ではでは
以下抜粋
スウェーデン王立科学アカデミーは6日、2010年のノーベル化学賞を、有機合成化学の新たな触媒反応を開発した北海道大の鈴木章名誉教授(80)と米パデュー大の根岸英一特別教授(75)、米デラウェア大のリチャード・ヘック名誉教授(79)の計3人に授与すると発表した。
授賞理由は「有機合成におけるパラジウム触媒クロスカップリング反応」。2種類の有機化合物を比較的簡単で効率良く結合させる画期的な方法で、抗がん剤をはじめとする医薬品や半導体などの開発に大きく貢献したことが高く評価された。
日本人のノーベル賞は、08年に益川敏英名古屋大特別教授(70)ら4人が受賞して以来、2年ぶりの快挙。米国籍の南部陽一郎シカゴ大名誉教授(89)を含め、計18人となった。化学賞は08年の下村脩・米ウッズホール海洋生物学研究所特別上席研究員(82)以来、計7人で、物理賞と並んで多い。
有機化合物は炭素が骨格を形成するが、炭素同士は結びつきにくい。そこで、自らは変化しないが、周りの物質の反応を促す「触媒」を利用することが考案された。
根岸氏は77年、有機亜鉛化合物と有機ハロゲン化物を、希少金属のパラジウムやニッケルを触媒として結合させ、新化合物を生み出す「根岸カップリング」を開発。鈴木氏は79年、有機ホウ素化合物と有機ハロゲン化物を、パラジウム触媒のほかに塩基(アルカリ)物質を加えることで結合する「鈴木カップリング」を開発した。
有機ホウ素化合物が安定して扱いやすいことから、この反応は複雑な医薬品合成などに幅広く使われるようになった。
ヘック氏はこれらに先立つ72年、有機ハロゲン化物とパラジウム触媒を使う反応を開発し、基礎を築いた。(2010/10/06-22:20)