前回このフライロッドを入手した後、性懲りも無くまたロッドが増えてしまった。
というお話。
今回の主役はこれ。
リバーピークというメーカーのバスフライ用の GREAT FLY R という品名のロッド。
前置きとして、
リバーピークという名は私が知る限り数年前から、ネットでフライ用品を検索すると良く目にするようになった。
調べたら日本国内の会社のブランドらしい。
昨今の釣り業界、大手ブランド(とダ〇ソーの釣具)以外は衰退してると思われる実勢の中、あえてフライフィッシング(テンカラ含む)という小さなターゲットに的を絞り、ロッドのみならずリールやライン、備品などを幅広くリーズナブルな価格の品を提供して、フライフィッシングの認知度と人口を増やそうと注力している(と思われる)会社のようだ。
私みたいなフライフィッシングが好きだけどブランドに拘らない(ケチな)人間からすれば、待ってましたと言わんばかりの会社である。
価格がリーズナブルといっても、私が大好きなマック〇キャッチやゴチ〇ールほど安価では無いところが(良い意味での)ポイント。
国内メーカーというだけもあって、品質も管理されてて、日本のフライフィッシング特有のスタイルと需要に応えるような、コンセプトが明確である商品が多いので、
初心者でもどれを買ったら良いのかとか悩まずに安心してセレクト出来るのは嬉しいところ。
かくいう私も3~4年ほど前に、このリバーピークの6ピースの渓流向けのロッドを某中古店で見つけて手頃な価格だったので購入した事があった。(新品で買えよ)
↑これ↑
たしか当時新品でも1万円台で販売されてたロッドだと思うので、正直、品質や性能はそんなに期待してなかったが、使ってみてびっくり。
まさにこれぞ日本の3番という調子で、海外の高貴なロッドメーカーだったら「ジャパンスペシャル」なんていうサブネームを付けて売ってもおかしくないアクション。(個人の感想です)
あと、スネークガイドが1フットを採用してたりと、こだわりを感じた良いロッドだったが、個人的にデザインが好みでは無く、購入額(+送料)くらいで手放してしまったという経緯があった。
ちなみに、私はなんでもかんでも買って、ため込むという事はなく、不要と思った物は必要とされる人のために適正価格でお譲りする主義です。
まあ、不要と思わない物が圧倒的に多過ぎるという事実は置いておいて・・・
話を戻して、手放したとはいえ良いロッドだったので、このメーカーさんはマック〇キャッチのロッドやゴチュー〇とかと同じ工場で作られた汎用品をデザインだけ変更して売ってるとかではなく、ちゃんと独自で設計して製造してるんだな~という印象を持っていた。
ここまでが前置き。
そのリバーピークのバスフライ用のロッドが先日某Bネットで売られてたのを見つけた。
隠れバスフライ(フラデバとは言わない)マニアの私としては無視は出来ない。
(フ○デバというロッドも売られてたけどこっちは無視)
値段は税込4620円。
安いかも?
(ロッドでもリールでも5000円未満ならとりあえず安いと思ってしまう性)
ケース付きで使用感も少ない感じ。
これは即買いかな?
と思ったが、ケチな私なのでとりあえず新品価格を調べたら現在13000円ほどのようだ。
ちなみに発売当時は9000円くらいだったみたい。
確かに4620円は安いけど、Bネットでのロッドの送料2000円ほどなので総額6600円くらいになる。
以前の新品価格からすればそれほど安くはないかも、、なんていうセコイことを考えてると購買意欲が薄れてきたので、一旦保留にして様子をみようと思い、ブックマークに入れたまま2~3日後、どうせ売れて無くなってるだろうと思ったら、意外にもまだ残っていたので、
このロッドは私に買われるのを待ってるに違いない
というまるでメル〇リの〇〇様専用みたいになってるような気持ちになって、だったら焦ってネットで買う事もなさそうなので、日をあらためて最寄りの店舗の在庫共有で注文してみる事にした。
周知とは思うがBネットでロッドをネット注文した場合、ワンピースロッドみたいな200サイズ超でも小継ぎのタナゴ竿のような60サイズ以下でも商品のカテゴリーが「ロッド」というだけの理由で、送料が一律2000円ほどかかる。
ただ、同品をネットでは無く店舗で在庫共有で購入すると発送サイズと店舗間の距離によって送料が確定する。
例によってケチな私は送料が安くなるのを狙って後日に最寄りの店舗で在庫確認と状態確認、ついでに送料も確認した。
在庫あり、状態は商品説明通り。
そして肝心な送料は、、、、、、、
798円!
なんと一般的な宅配60サイズよりも安い。
もちろんその場で注文。
後日受け取りに行き、その場で商品を確認して特に問題が無いので、
総額5418円を支払って入手。
ネット注文よりも1200円ほど安く買えた。
(販売店舗で直接に買えば4200円で買えたのに)
話がこれで終わったら単なるお買い物の話なので、せっかくなので恒例のインプレを。
まずこのロッドのスペック的には長さは7'6" で4ピース構造、番手の記載は無いがメーカーによると8番相当であるとの事。
先日紹介したSAGEのBASS BlueGill 7'11" 230グレイン(8~9番相当) と似たスペックである。
重量を計測すると、
〇SAGE BASS BlueGill 7'11"
・総重量 101g
・ハンドル部以外 30g
〇GREAT FLY R 7'6"
・総重量 111g
・ハンドル部以外 29g
GREAT FLYはハンドルがEVAなのでその分重いと思われ、先端3ピース部の重量はほぼ同じ。
どちらもブランクは細身でシャキっとしてて空振りした感じもよく似ている。
翌日にキャス練する機会があったので、まずはSAGEのBASS用の「買っては行けない」と酷評されている、230グレインのバステーパーのラインを通して投げてみた。
ロッド長はGREAT FLYの方が5インチ短いが、ほぼ同じ感覚でキャストする事が出来て、このロッドにもベストマッチだと感じた。
試しに遠投してみると(90)80フィートのフルラインがあっさり出ていった。
そもそもショートロッドでのバスフライの釣りというのは中近距離がメインで、
こんなロッドで実際の釣りでバルキーなバスバグなんかを付けてライン伸ばしてフォルスキャストして遠投しようなんて思った日には、私みたいな雑なキャストをすると顔面か後頭部にフライが刺さりかねない。
(実際に今回の試投でも何回か後頭部にヤーンが直撃した)
続いて、SAの普通のWF8Fでキャストしてみたところ、それもちょうど良いフィーリングだった。
フルライン(90フィート)はあと2~3mってところで達成出来なかったけど(腕を真上に上げたら達成)40フィート前後での打ち返しは気持ちよく出来る。
というわけで、このリーバーピークのGREAT FLY Rというロッド、なかなか良いロッドだと思います。(魚を釣って評価しろよ)
ちょっと余談で、バスフライ用に販売されたロッドではないが、ティムコのFlyTryという品名の2ピースの7'6"のロッドとリールやラインとか諸々セットで8000円程の品があった。(今は廃盤?)
名前の通りそれこそフライフィッシングを試してみようという人向けの品らしく、ロッドは短くて付属のラインも重めで短くて、フォルスキャストなんて難しい事をしなくても、1バック1キャスト(ピックアップレイダウン)でルアー感覚で投げる事が出来る、みたいなコンセプトの品らしい。
(フラ○バという品名のロッド(特に短いタイプ)も同じような使い方を推奨してたような)
まあそんなコンセプトの品がフライフィッシングの入門用として適切なのかどうかは個人のご判断にお任せするとして、なんとこのロッド。
とあるバスのフライフィッシングをメインにインターネット配信してる人のふれこみで、
バスフライに最高に良い
(あくまでも個人の感想らしい)
というインプレッションがまたたく間に広まり、それに感化された人や転売屋がこぞって買い、販売市場からまたたく間に姿を消し、中古市場でプレミア価格で取引されるという始末。
そんなFlyTry騒動の中、リバーピークが同じような感じのロッドをバスフライ専用として投入してきたのが今回紹介したGREAT FLY Rというロッド。
FlyTryの人気にあやかったのかどうかは不明だが、長さと硬さとEVAグリップかつカラフルなブランクカラーも似てるし、何といってもこちらは4ピース。
さらにこのロッド専用のバスバグテーパーのラインまで用意してきて用意周到。
何にしても、リバーピークさん、日本のフライフィッシングのトレンドを熟知してるみたいで、その後はオールsicのロッド(これは結構高額みたい)や、最近はT社のJスイ〇チに対抗したのか、5ピースのスイッチロッドも出してきてこちらも評判が良いみたいで、これもそのうち中古市場に安く出てきたら買ってしまいそう。(新品で買ってやれよ)
最後にどうでも良い話。
今回の記事に限らず、投降投稿後に記事を見返して誤字、脱字を見つけてはこっそり修正して再投稿してるのはここだけの秘密です。
おわり