そんな薄暗い世界にいても、「進路」は決めなくてはいけない



どうしたらいんだろう…

自分につき纏う変な感覚や、「いじめ」から人に対して怖いことしか考えれていなかったから、勉強なんて二の次三の次だった

だから、まともに授業を受けてきたわけじゃないから、ハッキリ言って頭が悪い



困った…

ホントにどうしたらいいか分からない



そんなとき、三者面談で推薦入学というのがあることを知った

推薦だと入試を受けなくていいらしい

その代わり、作文を3枚書くのと面談があることが分かった



ワタシは作文が苦手

いつも、読書感想文に頭を悩ませるタイプ

「面白かった」の一言だけじゃ駄目だもの



面談というのも正直、困った…

聞かれたことは答えれると思うけど、ホントに聞かれたことだけしか答えれない

極端すぎるけど、

「今日は、晴れていい天気ですね」と言われたら、

「そうですね」か「はい」としか言えない



そんなワタシが、「高校に入学したら何をしたいのか」という題材の作文と、面談に立ち向かわないといけない



どちらも苦手なことばかり過ぎて嫌だけど、入試よりましだと思って頑張るしかなかった



推薦選考試験当日、何度も書き直して作文用紙を3枚、書き上げることができた

面談は、とりあえずハキハキと元気に答えることに努めた

だけど、緊張のせいで質問されたことと関係のないことを何度か話してしまった気がする



その頑張りが実ったのか、無事に推薦に合格することができた



嬉しかった

そして、これで今の状況が変わるはず

そう信じて疑わなかった



だけど、入学したらそんな考えが甘過ぎたことが十分すぎるほど分かった