伊之助を動物病院に預け、その日から里親探しを始めたのでした…
からのお話
さて、最初にしたこと。
役所に連絡をして、迷子猫のお知らせを有線で流してもらいました
もしかしたら、飼い主さんがチビネコを探してるかもしれないから。
そして次に、チビネコと出会った交差点の近所のお家を一軒一軒、
「迷子になったチビネコはいませんか?」
と訪ね歩きました。
数日経ちました。
役所からの連絡はありません。迷子になったチビネコのおうちも見つかりません。
さあそうなれば、里親探しを始めなくっちゃ
でも、里親探しって何をどうすればいいわけ
インターネットで検索
そうか、まずはポスター作りね。
目立って、かわいくて…etc.そんなポスターね。
だけど、初めてのことでなかなか難しい
ようやく、こんなんを用意しました。
このポスターをどこに貼ればいいのかしら
そうだ、まずは動物病院にお願いしよう。
そして、役所にも。
それから次は、人がたくさん出入りするお店ね。
ホームセンター、スーパーマーケット、本屋さん…
に電話をかけまくり。
でも、これがなかなかうまくいきません。
そんな個人的なポスターを貼ってくれるところはありません。
それでも、めげず電話をかけていると、ある本屋さんが、貼ってもよいとのこと。
喜んで、すぐにお願いに行きました。
そして次は、知り合い攻撃です。
電話をかけ、ポスターを見せ、チビネコの里親を探します。
里親探しって簡単なものではありません。
こんなにも大変なんだ…と思い知りました
でも、ここで諦めていてはチビネコにも預かってくれてる先生にも申し訳が立ちません。
頑張らなくては
そんな日が続いていた11月13日(日)の朝、一本の電話が
「もしもし。」
「あっ、動物病院の先生。」
「今日、ある所で、犬・猫の譲渡会があります。
チビネコちゃんを参加させてみたらどうでしょう。」
「チビネコを…」
思ってもみないことでした。
そうか、そういう譲渡会ならチビネコの里親が見つかるかもしれない。
「先生、お願いします。」
「わかりました。
では、これからすぐボランティアさんに連絡します。」
「よろしくお願いします。」
電話を切った私は…
良かったはずなのに、なんだろう、この複雑な気持ち。