優しくもあり厳しくもある、
温かくもあり冷たくもある、
好意にもなり悪意にもなる...
言葉とは、非常に繊細で、使い方次第でプラスにもマイナスにもなる
いわば「諸刃の剣」のようですね。
言葉そのものには、その単語としての意味しかないのですが、
そこに人の感情がリンクすることで、
話す側にとっても受ける側にとっても、
その言葉は、様々なより大きな力として感じることになります。
相手を心地よくすることも、傷つけることも、
愛を感じることも憎悪を感じることも...そうです。
少ない言葉で多くのことが伝わることがあるかと思えば、
たくさん伝えているのに何も伝わっていないように感じたり...
でもそれは、自分が勝手にそう感じているだけで、
すべて、そこに自分の感情がリンクすることが原因なんですよね。
それがわかっていても、いくつになっても、反省をすることが尽きないのは
人間が感情の生き物と言われる所以なのでしょうか...?
また、会話においては特に、
自然に出た素直な言葉と作られた言葉の違いを人は肌で感じ取ります。
もちろん、会話は言葉だけではなく、そこにその人の声の表情も加わるので、
そういった要素によって、より微妙な変化や違和感を察するんでしょうね。
でもそこには、素直な気持ちとは裏腹に、
照れや気恥ずかしさのためにギクシャクした心理があったり...と、
ある種余計な思いもからんでより複雑だったりする場合も多々あります。
人の感情とは何とも繊細で、微妙に揺れ動くものなんですよね。
年齢を重ねるごとに言葉の奥深さのようなものを実感していますが、
一方で、その重さや難しさといったこともより感じるようになりました。
ある意味、言葉は刃物みたいなものですから、
取り扱いには十分に注意をしないといけないということでしょうね。
↑Twitterで話題になっていた「The Power of Words」という映像です。
日本で流すといろんな団体から抗議が来そうな危うさもありますが、
言葉の使い方に対する非常にストレートな表現だとも思います。
その是非はさておき、
求めるものが同じでも、言葉によって人の受け取り方が異なって
結果が変わってくるというわかりやすい例ではありますね。
素直な気持ちから出てくる言葉を大切にしたいと思う一方、
その気持ちを相手の心にキチンと届けるためには
ちょっとした知恵も必要であることを改めて感じさせてくれる映像です。
でも、それがなかなか難しいのですが...。