「泣きたがり」 | hozys blog

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私hozys(管理人)の独り言のようなことを綴っています。
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窓から見える桜も満開になりました。


年が明けて3ヶ月ちょっと、ここへきてようやく春らしくなってきたのですが、
先日親類から訃報が届き、桜がキレイに見える分、かえって寂しさを感じます。
人も猫も...、今年はなんだか訃報が多いです。

少し前に、糸井さんが「泣きたがり」ということを書いていたのですが、
僕がまさにそうなのかもと感じながら読んでいました。
寒がりや暑がりと同じで、「泣きたがり」。
涙もろいのは母親譲りで、ついついもらい泣きすることが少なくないのですが、
泣いている時の多くは、意外と、悲しい時よりもむしろ、
嬉しい時や感激した時、感謝したい時だったり...で、
それが自分のことではなくても、人の温かさを感じるような時に泣いてる気がします。
あと、動物たちのことを思う時もそうですね。
きっと、こういうのを糸井さんは「泣きたがり」と言ってるんでしょうね。
わかる気がします。


今日の朝刊の記事に、
「フローリスト・クラウン」という宮城県石巻市の花屋さんが紹介されてました。
「震災でお亡くなりになられた方に小菊をお持ち下さい(無料です)。」
という看板とともに白い小菊が並んでいるそうです。
このお店自体も津波による被害があったそうですが、
約1000人の方が土葬されることになったグラウンドへの通りにあるようで、
1500本用意された小菊は、すでに残り150本になったとありました。
そして、この記事の中にあった、店長の高橋さんの言葉に胸が熱くなりました。
「花屋は花を置いておかないと...」

「泣きたがり」が泣くには十分すぎる優しさです。