地震発生から3週間が経ちました。
都内は、甚大な被害を受けることはなかったのですが、
いまだに余震が続いていることや、福島原発の問題も決して楽観できる状態ではなく、
なんだかずっと心がざわついている感じで、何をしていてもどことなく落ち着きません。
東北地方の被災地の方々のことを思えば、そんなことくらいどうってことないようなことですが、
今回の地震を機に、自分の死生観が少し変わりそうな気がしています。
そんな気持ちになっているからなのでしょうか、
ここのところ都内のあちらこちらで盛んに行われている義援金を募る活動に
どうも違和感を覚えてなりません。
今日も、新宿駅界隈でアスリートらしき格好をした人たちがたくさん活動していました。
被災地の人たちを救うために...という気持ちは素晴らしいと思います。
それを行動に移していることも含めて。
でも、より多くのお金を集めたい一心なのか、異なるグループに負けじと声を張り上げ、
その声の大きさまでも競っているかのように見える姿には違和感を覚えました。
また、今、大小あらゆるところで義援金を募っているのに、
その前を通り過ぎる際の「お前はやらないのか」といった雰囲気の視線を感じることも
非常に心地悪いです。
彼らを責めたい訳ではありませんが、支援する人は黙っていても協力します。
だから、いかにも我々はいいことをしてるでしょう...といったパフォーマンスにとれて
違和感を覚えるのかも知れません。
静かに立っている方がよほどいいのに。
いろんなメディアから毎日のように聞こえてくる「ガンバロー」という言葉にも
僕は違和感を覚えています。
震災直後の被災地の人たちにはありがたかった同情や励ましも、
今はもう十分なのではないかと思えてなりません。
あの日以来...もうずっとずっとがんばり続けているのですから。
かなり昔の話ですが、
僕の祖父は、晩年、独り暮らしをしていました。
そしてある時、久々に祖父に会いに行った帰り、
僕が「じゃぁまた来るから、それまで頑張ってね。」と軽い気持ちで言った言葉に対して、
「これ以上何を頑張れと言うのか、もう十分に頑張ってきたよ...」と言われ
返す言葉がありませんでした。泣きたい気持ちになりました。
それ以来、「頑張って」という言葉が僕にはとても重く感じます。
なんだか、気持ちがざわついて話がまとまりません。
以下、震災後、気になって拝見した(している)サイトです。
よろしければ、参考までに。
「ちょっと過激な意見です。」
http://ameblo.jp/kuniaki-shimizu/entry-10845688483.html
「原発がどんなものか知ってほしい」
http://www.iam-t.jp/HIRAI/pageall.html#page1
地上の星 - 本当の「フクシマ50」
http://jp.wsj.com/index.php/Japan/node_209339
福島原発/画像
http://cryptome.org/eyeball/daiichi-npp/daiichi-photos.htm
「名取市閖上(ゆりあげ)復興支援のブログ」
http://blog.livedoor.jp/coolsportsphoto/
「緊急災害時動物救援本部」
http://www.jpc.or.jp/saigai/
「ARKなしっぽ」
http://arknashippo.blog90.fc2.com/