こんにちは。朋友の教務部を担当する濱本です
7月14日投稿では
教務④ ~中学受験 理科~
を取り上げました。
今日は題名にある通り
都立高校 今春の一般入試結果の分析 を行います。
先日
2023年入試(現高1生)の都立高一般入試の受験者平均点が東京都の教育委員会から発表されました。
国語 80.8
数学 57.6
英語 62.8
社会 55.6
理科 59.4
合計 316.2
合計点が直近20年間で、2番目に高い結果です。
この要因は国語の平均点の高さにあります。
他の4教科の平均点が60点前後なだけに
国語が得意な生徒には不利で、苦手な生徒には有利はたらく入学試験としては好ましくない結果でした。
3年前の2020年にも国語の平均点が81.1点という他教科よりも20点以上高い平均点となりました。このため、都立高校の最近の入試トレンドとして国語の易化が顕著と言えます。
外部模試ではここまで極端な平均点設定がなされませんので、受験生には気を付けてほしい点です。
一方で社会は平均点や高得点、低得点、得点分布がきれいに現れていました。
今年得られた情報から分析すると
具体的な点数は塾対象のみで公開できませんが、日比谷高校や立川高校といった進学指導重点校では理科が社会よりも10点以上高い平均得点ということもあり、難関校や上位校合格には理科の高得点が不可欠といえるでしょう。
以下の分野で底上げを意識した勉強を行えば、共通問題上位校の合格に近づきます。
各教科の低得点分野
国語・・大問5の文学作品を題材とする読解問題
数学・・大問5の空間図形
英語・・大問4の長文読解問題
社会・・大問6の現代社会の諸問題について
理科・・大問3の気象と大問5の水溶液
大きく傾向が変わることは考えられませんので、上記の分野は時間をかけて得点源にまでもっていきましょう。
教務部ではマンネリ化する入試においても変化に敏感でいられるよう、アンテナを張り最新の情報収集をしています。
2週間に1回金曜日に更新予定でいます。
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