かなり飲んだ。
千恵が介抱役の覚悟を決めたような表情。
閉店近くで客が少なくなった居酒屋で、人の目を気にせずに、何度も奴の名前を呼んではバーカっと罵った。
駅までの帰り道も、大声で奴を馬鹿にしながら前向きに明日を生きようとする決意表明をしていたらしい。琴美の酔いを覚ましてしまったのは、私のせいであるようだ。
改札まで送ってくれた。
理性ある泥酔状態でホームまで全力疾走。
ウェッジソールのサンダルでよかった。
電車に乗り込むと、いつものように気持ちの高揚がフェードアウトしていく。
酔っ払った勢いで、もう奴には抱かれないと宣言してしまった。
違う路線で帰ればよかった。
奴の家の最寄り駅を経由する。
電話をかけてしまった。
さっきはごめんね、それくらい言うのならいいかなと。
しかし出なかった。
安心している自分もいた。だって、ついさっき親友たちと約束したばかりのことを破ろうとした。
私は友達を裏切っているの?
また、そこまでして奴と一緒にいたいの?
泊原発は廃炉にするべきだ。
人、動物、植物が安全に暮らせる環境を永遠に。豊かな土壌と海、きれいな空気を永遠に。
日本の食料基地、北海道。農業、林業、畜産業、漁業、そして観光業。
そこには人の数だけ生活が、人の数だけ仕事が、人の数だけ未来がある。
北海道南西沖地震を忘れるな。あの津波を忘れるな。泊はすぐそばにある。
福島から学べ。
未来を奪うな。
太古から育まれた自然の恩恵で、今私たちがいる。
それを、人間がつくった凶器、原発で一瞬で失ってしまう。
私たちは見たはずだ。
これ以上繰り返すことほど愚かなことはない。
泊原発は廃炉にするべき。
人、動物、植物が安全に暮らせる環境を永遠に。豊かな土壌と海、きれいな空気を永遠に。
日本の食料基地、北海道。農業、林業、畜産業、漁業、そして観光業。
そこには人の数だけ生活が、人の数だけ仕事が、人の数だけ未来がある。
北海道南西沖地震を忘れるな。あの津波を忘れるな。泊はすぐそばにある。
福島から学べ。
未来を奪うな。
太古から育まれた自然の恩恵で、今私たちがいる。
それを、人間がつくった凶器、原発で一瞬で失ってしまう。
私たちは見たはずだ。
これ以上繰り返すことほど愚かなことはない。
泊原発は廃炉にするべき。
奴を100%責めるつもりは無いし、自分を被害者扱いするような女だけに はなりたくない。
傷ついたけど、すべて私の選択で行ったことだ。
琴美は、奴が私に依存している、自分が寂しいときだけ会いたがる、それは依存だと思うと言っていた。
千恵は、奴にかまっている時間がもったいない、もっといい人がいる、と言っていた。
奴に触れるまで、奴に恋愛感情なんて抱いてなかった。
ただ他の男より一歩、それ以上、たまたま私に近付いていただけ。
好きだからセックスしたわけじゃない。
だけど、ただの欲求以上に何か求められている感じがした。
あの夜だって、抱きついたのは私の方から。
拒否権だって与えた。
奴のTシャツをめくりあげようとしながら、「どうして抵抗しないの?」と聞く私に対し、満面の笑顔で「さぁね」としか答えず、奴はキスをした。
娼婦になった気分に近いものだったのか?
だけど、奴が私の胸に顔を押し付けてきたとき。
新たな感情が生まれた。
好きとかじゃなく、そばにいてあげたい、もう奴には寂しい思いをさせてあげたくない、そんな強い感情。
でも、そう思うことで、自分も癒されようとしていたのだろうか。
未だに、二回目のあの夜は訪れたことはない。まるで、どこにもなかったように。
本当の奴に出会えたあの夜。
だけどそんなものを、未だに求めてしまう。
傷ついたけど、すべて私の選択で行ったことだ。
琴美は、奴が私に依存している、自分が寂しいときだけ会いたがる、それは依存だと思うと言っていた。
千恵は、奴にかまっている時間がもったいない、もっといい人がいる、と言っていた。
奴に触れるまで、奴に恋愛感情なんて抱いてなかった。
ただ他の男より一歩、それ以上、たまたま私に近付いていただけ。
好きだからセックスしたわけじゃない。
だけど、ただの欲求以上に何か求められている感じがした。
あの夜だって、抱きついたのは私の方から。
拒否権だって与えた。
奴のTシャツをめくりあげようとしながら、「どうして抵抗しないの?」と聞く私に対し、満面の笑顔で「さぁね」としか答えず、奴はキスをした。
娼婦になった気分に近いものだったのか?
だけど、奴が私の胸に顔を押し付けてきたとき。
新たな感情が生まれた。
好きとかじゃなく、そばにいてあげたい、もう奴には寂しい思いをさせてあげたくない、そんな強い感情。
でも、そう思うことで、自分も癒されようとしていたのだろうか。
未だに、二回目のあの夜は訪れたことはない。まるで、どこにもなかったように。
本当の奴に出会えたあの夜。
だけどそんなものを、未だに求めてしまう。