数Ⅰを解いたことに終了30分前で気付く、不要文削除に時間をかけ過ぎ大問6で本文を熟読できない、突然の腹痛。
今年のセンター試験も、様々なことがあった。
いい意味でも悪い意味でも、一般入試はセンター試験がチャラになっての勝負だ。
日本史Aを解いてしまった彼女は言う。
「センターのことはネタにできるよう、一般で合格する!」
また大問2で大きく失点した彼は言う。
「基礎力不足だった。単語の勉強も含め、最初の方をやり直す。」
まだ終わってはいない。
どんな結果であろうこれを糧にして合格を勝ち取って欲しい。
2015年センター試験、英語の問題。
わかる人にはわかる問題であったように思える。
特に大問2のAの13なんかは良問だったと思う。
I always walk my dog along the beach, ( ) the sea view.
④with enjoyingを入れる受験生が多数。
付帯状況のwith O C(OがCしながら)のミスリードを誘発させる問題だ。
正解は③のenjoying.
分詞構文を見抜くことで正解が選べる。
注目すべきは「, ~ing」。
なお接続詞を使用すると以下の文になる。
I (always) walk my dog (along the beach) and enjoy the sea view.
S V1 O1 V2 O2
動詞の1個目は”walk"で現在時制。
2個目は"enjoy"で同じく現在時制である。
また共に主語は”I"。
主語が同じで2つの動詞の時制も同じであることから、2個目の動詞の”enjoy”をing化し、接続詞のandを省略することができる。
逆に基礎力にかけていると、なぜそれが間違いなのか見つけにくい部分もあったのではないか。
大問3~6の読解問題ではほとんど差はつかないであろう。
また大問1の発音・アクセントも基本ルールさえわかっていれば大きな失点もなかったはずだ。
なお現代文の易化は顕著であった。
いつも通りの読み方から主張を汲み取っていけば迷うことはなかっただろう。
自分の受け持ちにとっては、かなり有利な問題であった。
そう感じるばかりであった。
現にあいつは、
伊藤先生からのメールで知った自己採点結果。
英語 163 リスニング 35
現代文 80
といっても日本史、古文は6割ほどでセンター利用で使えるかと言ったら難しいだろう。
どうにかして下の大学も受けさせたい。それに腐心していたここ数日。
「M大も受けようかな。」
明らかに志望校よりも上のランク。
自信をつけたあいつ。
基礎力不足に青ざめる講師。
本当の戦いは、出願締切までに説得を間に合わせること。
講師陣の勝算は、E判定だ。
目を覚ますと、太陽は高度を下げつつあり東向きのベランダは日陰となっている。
わすれな草色とでも形容すべき空の色と、向かいにある夕日を浴びたマンションの乳黄色のコントラスト。
一歩引いて狭い部屋を見渡してみる。
もうじき夜が来る。
やるべきことが殺風景に机の上に積み重なっている。
明日の朝までに、処理できるだろうか。
成人式の日だった。
街へ繰り出せば、振り袖・ドレス・スーツに身をつつんだ若者たちに出くわすだろう。
決して私が入ることはなかったその輪の中。
あいつは、この一度しかない日を、楽しむ選択はしているのだろうか。
恐らく、。
稼いでも生活できなかった20歳の頃。
ホールで深夜まで、同い年の着飾ったお客様を何人も出迎えた。
一人一人にお祝いの言葉をかけた。
自分自身は社会から必要とされない20年もの間、無駄に長生きをしてしまったクズ。
何がめでたいのかよくわからなかった。
わすれな草色とでも形容すべき空の色と、向かいにある夕日を浴びたマンションの乳黄色のコントラスト。
一歩引いて狭い部屋を見渡してみる。
もうじき夜が来る。
やるべきことが殺風景に机の上に積み重なっている。
明日の朝までに、処理できるだろうか。
成人式の日だった。
街へ繰り出せば、振り袖・ドレス・スーツに身をつつんだ若者たちに出くわすだろう。
決して私が入ることはなかったその輪の中。
あいつは、この一度しかない日を、楽しむ選択はしているのだろうか。
恐らく、。
稼いでも生活できなかった20歳の頃。
ホールで深夜まで、同い年の着飾ったお客様を何人も出迎えた。
一人一人にお祝いの言葉をかけた。
自分自身は社会から必要とされない20年もの間、無駄に長生きをしてしまったクズ。
何がめでたいのかよくわからなかった。
キリのいい終わりなど、あるわけない。
作り物の物語ではないのだから。
なぜこんなにも自分の気持ちを押し付けたのか。
大げさすぎるように映るのは、恐らく私が暇だからであろう。
家族に、十数年間のうちで教えられたのは、著しく私には価値が無い人間であるということだ。
そんな中で泥臭さは身につけた。
お金によってすべて測られる、少しでも値段がつけばいい。
0円で無ければそれでいい。
この仕事を選んだのは、腕を隠せるから。
それ以上もそれ以下の理由もない。
作り物の物語ではないのだから。
なぜこんなにも自分の気持ちを押し付けたのか。
大げさすぎるように映るのは、恐らく私が暇だからであろう。
家族に、十数年間のうちで教えられたのは、著しく私には価値が無い人間であるということだ。
そんな中で泥臭さは身につけた。
お金によってすべて測られる、少しでも値段がつけばいい。
0円で無ければそれでいい。
この仕事を選んだのは、腕を隠せるから。
それ以上もそれ以下の理由もない。