NHK英語教授がお伝えする英会話上達のイロハ -32ページ目

NHK英語教授がお伝えする英会話上達のイロハ

NHKの英会話番組講師でもある木下和好が英会話上達のイロハを余すところなくお伝えしていきます。

「世界中を見て見たい」という父の夢が乗り移った私(木下)は、

幼稚園の時「英語が話せる 」という妄想に駆られた。私が生まれ

育った静岡県清水市(現静岡市清水区)は港町で、時々外国人の

船員たちが町を歩いていた。彼等は皆私がわからない言葉を話し

ていた。その光景を見て幼い私は悟った。「自分にわかることばが

日本語で、わからないことばが英語だ」と。そしてついに自分も

英語を話し始めた。「でたらめ語」である。でもでたらめ語は自分

にとってわからないことばなので、それが英語だと妄想し、幼稚

園でも話し始めた。この妄想は他の何人かの園児にも感染してし

まった。自分で言い始めたでたらめ語だったので、それが本当の

ことばではないことがわかるのにさほど時間はかからなかった。

しかし英語へのあこがれの気持ちがますます強くなって行った。


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英会話学校を経営していた時、親ごさんの決断に戸惑うことが多かった。

幼稚園の時から英語を学びかなりのレベルにまで到達した子供が小学校

中学年になると、退会させてしまうのだった。その理由は「英語は十分

学んだので、これからは塾で他の教科を学ばせたい」であった。残念

に思ったのは、生徒数が減ってしまうからだけではなかった。少なく

ても小学校6年生の終わりまで続けさせないと、それまで学んだこと

を全て忘れてしまうことを親達が認識していなかったことが残念だった。

10才~12才までは母国語形成時期だが、その時に脳に入っている

ことばのみが生涯残ることばとなる事実を知らない人があまりにも多い。

英語は「何才から始めるべきか」より「何才まで続けるべきか」の方

がはるかに重要な質問である。ちなみに我が家での子供の英語教育

小学校6年で終了した。すなわち中学生以降、子供に英語を教えたこ

とがない。


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どこの国にも標準語とか方言がある。日本にも標準語と多くの方言があり、

アメリカでも標準米語 と呼ばれるものと、南部英語とかボストン英語と

呼ばれる方言がある。そして多くの場合、標準語は正しく美しく、方言は

人前で使うことばではないという概念を持ってしまう。極端な場合は方言

は汚く悪いことばだと考えてしまう。実際私の郷里のことばである静岡弁

は下品で汚いと言われたことがある。でも本当は、どこで使われているこ

とばであっても、優劣は存在しない。標準語と方言の唯一の違いは、それら

を使う人口の比率の違いだけである。より多くの人が使い、その結果新聞、

雑誌、教科書、テレビ、ラジオ等に採用されると、それが標準語となり、

それ以外は方言と呼ばれるようになる。それぞれの方言には独自の歴史と

文化が刻まれているので、それらの存在価値は大きい。ただ残念ながら、

TV とラジオ、映画、インターネットの普及で、日本中どこに行っても

子供達はいわゆる標準語を話すようになり、方言が失われつつある。


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