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これも悪い訳では無いです。
野菜栽培の黒マルチとしても使え、
しかも水を通してくれます。
ただ、端を折り込むなどしないと、
ビリビリ破れてきて、見すぼらしくなったりもします。
また、上にごく薄っすら、土が乗った箇所には、
メヒシバ・オヒシバなどの雑草が生えてきます。
なので、これ以外にも、
自分は以下のようにして、防草しています。
◆

これは、今年の春~夏の終わり頃に刈り取って、
日陰で湿ったまま・・つまり、壁際の木陰に積んでおいた雑草です。
積み上げた高さは、20センチ位。
米糠コメヌカとか、尿素 ←窒素肥料とかは振っていません。
日陰により、夏の猛暑や紫外線から菌体が守られたために、
10月8日現在、糸状シジョウ菌と呼ばれる、
放線菌が白いコロニーを形成しています。
窒素肥料である尿素を撒いた訳では無いのに、
窒素独特の鼻を突く匂いがします。
これは、糸状菌・枯草菌・微細な昆虫・蚯蚓ミミズらは、
雑草を分解後に尿素を生成するからです。

通路と野菜を植える場所の境界線に、
雑草がよく生えてました。
その土は堀り上げて、新たに高畝タカウネとし、
古い雑草の根は取り除き、
掘り下げた穴の深さは、スコップの肩ぐらい=約40センチです。
そこに、青草、剪定センテイした枝や葉っぱ、籾殻モミガラを埋設し、
( 雑草・植物は、分解しきれて無い植物残渣の上には、生えてこれない。 )
更に、糸状菌で発酵分解しつつある、先ほどの雑草を敷き詰めました。
黒っぽくなってたり、その中で白っぽくなってるのは、
糸状菌が雑草を分解し、白い糸を放散してるためです。

まあ、先の写真だけでも、防草効果は高いのですが、
自分は更にダメ押しとして、
市が管理する、剪定枝などをバーク堆肥に粉砕し、
『無料でお持ち帰りください。』と看板にある場所から、
バークチップを入手し、上に被せました。
これで、糸状菌が生育しやすくなります。
自分はあえて、ほとんど分解してないチップを選択しました。
これは、茸キノコ菌にとっては、まあ生育できる環境であっても、
雑草にとっては、とても生育できない環境であるからです。
この茸キノコ菌が増殖すれば、
隣接した、固い粘土質の庭土が、膨軟で肥沃な土となり、
野菜がよく育つ事になります。
またミミズもわんさか増えるので、
その尿からの尿素→ 作物に栄養を与える事となり、一石二鳥です。

こうして、庭の通路で、
メヒシバ・オヒシバなどの雑草が生えてきた箇所は、
この様に、剪定枝センテイシ~木材チップを埋設しました。
( 空間を埋めるために、籾殻モミガラも使用しました。 )
まあ、ここまで頑張らなくても、
4の部分のように、30~45度の角度で、
木材破片(バークチップ)を盛って、傾斜を付けてやれば、
雑草の種が飛来しても、坂をコロコロと、くだり落ちて下に溜まり、
その狭い通路だけに雑草が生える事となります。
遊休農地や更地サラチ
(建物など定着物の無い、まっさらな土地)で、雑草がビッシリ生え、
ときに潅木カンボク( 丈タケの低い木 )まで生えてる事が有りますが、
そうしないためには、30~45度の、なるべく急斜面を持つ、
台形状の高畝タカウネを作り、雑草抑制の生物マルチとして、
畝ウネのてっぺんに、南瓜カボチャの種でも植えておけばいいです。
そうすれば、畝間ウネカンの、狭い通路(溝)だけに雑草が生えるので、
あとは、たまに溝部分を、小型管理機で掻き回して粉砕すればいいです。
というか、レタス農家などはそうしています。
ジャガイモだと、高さ60センチ位の、超・高畝で作ってる農家もいますが、
逆に良品が取れています。
◆ 余談

ちなみにこれは、昨年、
ただ生垣イケガキの傍ソバに、バークチップを、
厚さ5センチくらい敷き詰めただけの箇所です。
( 日陰なんで、雑草も生えにくいと考え、手抜きした。 )
スギナとか、ドクダミとかは生えてくるが、
これはスギナ・ドクダミ汁として、植物の液肥、兼、害虫忌避
に使えるので、敵視してはいません。
( 自分は乾燥させて、トロ箱栽培のマルチに転用する事が多いです。 )
実は、ただ表面に敷き詰めただけでも、
一年で、なんか分からん茸キノコが生えてきます。
( なんか、松茸マツタケっぽいですがwww )
↑
ちなみに椎茸シイタケに似た茸キノコでも、
毒キノコであるのが、10種類以上有るそうです。
だが、真夏の日光の熱と紫外線により、
糸状菌が死滅しやすいし、雑草抑制の目的も兼ねたいので、
日陰部分と湿気を保つために、
少し掘り下げて埋設しています。

・・それはそれとして、
バークチップをどけてみると、ただ固いだけの粘土質の庭土が、
黒々と、団粒化しています。
この土だといい野菜が育ちます。
この糸状菌~茸キノコ菌を畑地で増やし続ける農法を、
炭素循環農法とか、枯草菌農法と言います。
http://ameblo.jp/vegitan/entry-11360916798.html
↑ 炭循農法 _ こうなってからモノを言え。