好き♡嫌い | お日様母さん ― 晴れのち曇りそして雨 ― がんとの闘い

お日様母さん ― 晴れのち曇りそして雨 ― がんとの闘い

私の母親が突然「がん」と診断された。「がん」と闘い、一生懸命に生きた母と後悔ばかりの子の闘病生活を綴る。そして、2018年ついに私自身にも「がん」との診断が…。

私は結構アニメを見る方なので、世間で言うオタクなのだろうな…とは自覚しています。昭和世代を生きてきた自分としても想い出の作品は幾つかありますが、つい先日 TV 放送が最終回となった恋愛ラブコメ『うる星やつら』もその中の一つです。旧版も当時欠かさず見ていたので、令和版も毎週楽しみに最終回まで見ていました。

 

 

TV版の『うる星やつら』は、ご存じと思いますが『週刊少年サンデー』で連載されていた高橋留美子の人気漫画が原作です。映画 (劇場版) や OVA 版も作られています。

 

実は私は漫画の方はあまり読んでおらず (高橋先生申し訳ない…)、アニメから入ったクチです。映画は 1 作目以外は 2 作目~ 5 作目 (完結編) まで映画館に足を運んで観ています。

 

さて、令和版の最後のエピソードは原作の最終話と同じ「ボーイミーツガール」でした。令和版の後期 OP にルパやカルラ、記憶喪失装置 (赤鬼) が出ていたので、やっぱり原作最終話を持ってくるんだろうなとは思っていました。
 
ちなみに、旧TV版の最終話は「ボーイミーツガール」ではなく確かオリジナルストーリーだったと記憶しています。ちなみに旧作では、原作の「ボーイミーツガール」は劇場版アニメ第 5 弾『うる星やつら 完結編』で 1 本の映画として公開されました。
 
というわけで、事前にストーリーも知っているし、劇場版完結編はビデオテープで何度も見たこともあり、概ねセリフまで覚えている始末。ついつい令和 TV 版と比べてしまいます。
 
基本的に劇場版完結編も令和 TV 版も原作の「ボーイミーツガール」に沿っているので、ストーリーは基本的に変わりません。
 
そして最終話を見終わって、ED 曲はいつもの令和 TV 版のものなのだが、私の中では劇場版完結編の『好き嫌い』という曲が流れていました。(映画の ED テーマ曲)
 
『好き♡嫌い』はこんな曲です。

 

 

令和版も綺麗に終わったのですが、少し「あっさり目の演出」だったように個人的には感じました。劇場版完結編だと特にラストの「忘れるもんかぁっ!」のシーンが劇伴 (「Never Forget You」→「 Love You Forever」→「Fly With Me」→「好き嫌い」) の効果もあってかなり盛り上がるのですが、令和版は感動こそすれ淡々と進んでいったような気さえします。多分ですが、現代っ子にはこのぐらいのライトな内容で良いのでしょうね。

 

劇場版完結編だとこんな感じ。

 

 

どうしても“想い出補正”が掛かってしまうのかも知れません。同じアニメ化されたエピソードですが「どちらが好きですか?」と問われれば、古臭い浪花節的だと思われるかも知れませんが、私個人はやっぱり劇場版完結編が好きです。

 

それでも、この令和の時代に『うる星やつら』は無謀では? と個人的には思っていましたが、原作の魅力を崩さずに「今風の絵」とお話で最後まで崩れずに放映したことが凄いと本当に心から思います。

 

作品に関わったすべてのスタッフの皆様、お疲れさまでした。お祝いラブラブ