「朝起きると寒いな…」などと言っていた頃が遥か昔のように感じる今日この頃。5月も下旬ともなればたとえ空が曇っていても気温は十分暖かくなってきています。
今日は日中、会議が終わった後にTシャツの上に着ていたカジュアルシャツを脱ぐくらい暑くなりました。実際は“気温”と言うより会議で色々喋った行為そのものが影響している感じがします。
進捗報告の会議でしたので、プロジェクトリーダーである私から発注元へ様々な報告を行いました。基本的には私が喋りっぱなしで発注元の役職者が時折質問や確認を挟みます。
喋ると言うのは結構体力も使います。会議が終わった後は心身ともにドッと疲れが押し寄せてきます。1Fに下りて冷蔵庫で冷やしてあったペプシをコップに注いで飲むと、シュワシュワッと炭酸が口から喉に掛けて広がり気持ちよく感じます。
勿論昼間から飲酒はしませんが、よく聞く“仕事上がりのビールは格別だ”というのと通ずるところがあるのでしょうね。私は (お酒は (飲めますが) すすんでは飲まないのと、そもそも甘党なので、“仕事上がりのビールのうまさ”ということを本当の意味では分かっていないのかも知れません…。それでも炭酸の爽快さはこれからやって来る「暑い夏」にはまさに「一服の清涼剤」になるのだと思えます。
日中は気温も上がって来るので、家の窓も網戸にして開けておくことが多くなりました。ただ、網戸だと家の中が見えてしまうこともあるので亡くなったお袋が買っておいてあった「すだれ」を軒に下げています。すだれを下げるようになると「夏が近くなったんだな…」と毎年感じるのです。
今日もイマイチな薄曇り空です。今年の5月は時折カラッとした青空を見ることがありましたが、所謂「五月晴れで良い天気」と感じることは数えるくらいしかなかったような気がします。気のせいでしょうか…。
夜、風呂へ入って湯舟から登ってゆく湯気の先を眺めていると、生前お袋が洗濯物を干しながら歌っていた歌を思い出しました。
「 卯の花の匂う垣根に
時鳥(ほととぎす) 早も来鳴きて
忍音(しのびね)もらす 夏は来ぬ」
時鳥(ほととぎす) 早も来鳴きて
忍音(しのびね)もらす 夏は来ぬ」
(『夏は来ぬ』より)