つい先日なんですけど、
夜中にとある撮影がありまして
それが無事終わりまして
朝まで他愛もない話をして
マーボーと帰路に着いていたわけです。
心地よい朝日に照らされつつ、
マーボーは自転車で
俺は歩きだったんですけど、
時間短縮における最終奥義
『2人乗り』をする事になりまして、
ですがマーボーの自転車は
2人乗りにあまりに不適合な
姿形のやつで、それはもう
言うなればボーリングの玉で
サッカーをしよう!くらい
無茶な話でした。
後ろに乗る俺のバランス感覚が
かなりライフラインに関わる
感じだったんです。
嫌な予感は炸裂していたんですが、
(というかそもそも2人乗りは
禁止されてますが)
いざ進もうとした所ですね、
俺のバランス感覚は
全く仕事をしてくれなくて
(出勤すらしてなかった)
見事に転倒した訳ですね。
スタンディングオベーションです。
カッチカチのコンクリートに
右膝&右手が打ち付けられ、
小学五年生よろしく擦り傷
だらけになりました。
膝だけの写真を見せると
紛れもなく小学五年生です。
つまり総合的に見て俺の体は
少し若返ったのです。
そんな事はどうでも良いんですけど、
本題はここからで
こう、なん年かぶりに
擦り傷を経験して思ったんですけど
痛みってよく擬音で表すじゃないですか。
ズキズキとかガンガンとかね。
俺、
昔からそれしっくり来てないんですよね。
27歳にして初めて打ち明けるんですけど
俺、
昔からそれしっくり来てません。
というか、痛みに擬音とか無いんですよ
俺の中で。
よく保健室の先生とか
お医者さんとかに
『どんな風に痛む?』って
質問されましたけど
『...ちょっと分からないです』
って言ってました。マジで。
『ほらその、ズキズキとかさ、
じんじんとか、あるじゃん』
って、擬音のラインナップを
差し出されるんですけど、
どれ1つしっくり来ない。
というか、痛いんです。
痛いもんは痛いんですよ。
早くバンソーコー出してください。
なんだろう。まぁ確かに
ズキズキ?と言われれば
ズキズキな気もするし
じんじんと言われれば
そんな気もするし
ピョロンピョロンと言われれば
ピョロンピョロンな気もする。
先生、
ピョロンピョロン痛いです。
『はい?』
いや本当、多分
お医者さんとかにとって
そういう具体的な痛みを
知ることってかなり重要なんでしょうけど
マジで全く今も分かりません。
別に病院行ってないですけどね、
多分変な事は言ってると思います。
久しぶりの擦り傷体験で
再確認しました。
やっぱ痛みに擬音とか無い。
お風呂の時はもう
ズキズキとかそんな
生易しいものではない
ワールズエンド(世界の終わり)痛みだし、
バンソーコー剥がす時なんてもう
ワールズエンドデッドオアアライブ痛み。
そんな感じです。
長々とすんません。
自業自得なんでアレなんですけど
切実に早く治って頂きたい。
頑張れ、俺の細胞。
ファンです。
頑張ってください。
応援してます。細胞。
PS.
そして、その後
人知れずかなり遠い場所に来てしまった
マーボーと俺なんですが、
帰りたいのに此処は何処なんだという
悲哀から半泣きになった俺を
見兼ねてマーボーは
タクシー代を渡してくれました。
優しい。
そして情け無い。
情けなさすぎるよ俺。