京都に行った。
と言うのも、専門学校時代の友達と
久々に約束をし、会った。
京都の子で、何を隠そう
僕が、初めて誰かに向けて曲を作ろうと
思うきっかけをくれた張本人。
そう、ナンバー7の子である。笑
出会いは、互いに大阪スクールオブミュージック専門学校1年生の時だった。
同じボーカルコースで、
アンサンブルの授業の時だった。
銀杏BOYZが好きだという共通点が
見つかって、
そこから急速に親密度が上がり、
頻繁に放課後心斎橋を宛てもなく
ふらついたり、カラオケに行ったりした。
うん、でも恋心とかは全くなくて。笑
男女の友情は成立するんだ、と思ったな。
当時の彼女は、奥底に眠る自分の
自信と自尊心を上手く表現出来ない子で、
自分の嫌な部分ばかりに目がいってしまう、そんな子だった。
(実際、歌はメチャ上手い。)
暗い子とかじゃ無かったけれど、
なんせ不器用な子だった。
わかりやすく言えば
少しメンヘラだ。笑
しかし当時は、メンヘラというワードが
メジャーでは無かったので、
どんな言葉で形容すれば良いのかが
分からなかったから、歌にしようと
思えた。
ああ、こんな子がいるんだなと。
悲しい事も、切ない事もある。
それを一つ一つ、真摯に受け取って
欲しかったし、
嬉しい事があったら
ちゃんと喜べるような、そんな子に
なって欲しいな、と思った。
一丁前になぁ。
自分だって全然出来ていないのに。
まぁ、自戒も勿論込めてるんやけどね。
だから、言わば
未発達な心の部分を、
共に歩んで成長していこう、
ナンバー7とはそんな歌である。
そんな彼女に、
本当に久々に会った。
およそ5年ぶりといった所だろうか。
行き道の電車は、彼女との
思い出を辿って
ああ、あんな所にも行ったなぁと
感傷に浸りながら、京都の
河原町に着いた。
僕は持ち前の人見知りを
しばらく発動してしまうが、笑
やはりあの頃の感覚とはすぐに
戻って来るもので、平然と話すことに
時間はかからなかった。
今のお互いの現状、
思い出話などに花を咲かせて、
河原町という大阪でいう心斎橋的な
所を適当にふらついて、
彼女が行きつけの大人の雰囲気漂う
居酒屋に立ち寄った。
なんだかね、あの頃に
比べて笑顔が増えていてとても
良かったよ。
それでいて、自分の事が嫌いだっていう
根本的な部分はなんら変わってなくて、
こんなことを言っていいのか分からんが、
少し嬉しかった。
あの頃は、君に変わって欲しいなんて
思って歌っていたけれど、
この歳になると、
変わって欲しくないんだよな。
なんでかってそれは、
良くも悪くもそれが君だから。
なにも彼女にだけじゃなくてさ、
どんな人にもこれは思う。
例えばマーボーだって、
酒癖が超悪くて夏場なんて
路上で寝たまま昼を迎えるような、
そんな奴だけど、俺はそんな所を、
そのままでいて欲しいって、
今になって少しだけ思える。
なんかね、20歳そこらの時は、
人間のステキな部分だとか
キラキラした部分に対しての憧れが
強かったけど、
二十代半ばになると、その人の
だらしなさや未完全な部分って
なんか愛しくなってくるんですよね。
つまり、人間やなぁ!って。
人間人間してる人間が好きなんですよ。笑
まぁ、あくまで常識を踏まえた
愛しく思えるレベルの範囲でね。
話を戻すと、1軒目を出た後に、
もう1人の専門学校時代の
男友達も合流して、久々のメンツが
集結し、二軒目に行く。
結局楽しくなって、終電なんて
余裕で逃して朝まで飲んでました。
お会計の記憶が全くない。怖い。
最近はお金節約のために
友達と会ったり飲みに言ったりを
控えてましたが、やっぱり
久々に楽しい事があるとあかんね。笑
ともかく、いい一日だった。
ほんとうに。
自分から連絡して良かった。
また書こうかな。曲を。
アンサーソング。笑
LOVESIXは、どんどん
人に対して歌っていこうと思う。
フィクションも楽しいけどねぇ〜
でも今のモードは、
誰かのために、そしてその人の前で
歌う、そうゆう事がしたいね。
じゃあ最後に写真を。
酔うてるな〜。笑
しかし本当に良い笑顔を
見せるようになったな。
おじさん泣いちゃう。
