ミラクル野菜見つけました | Howdy from China !!

Howdy from China !!

香港からわずか1時間弱の都市・深センで発見&体験したヒト・モノ・コトをレポートします :-)
☆香港情報もありますよ☆

最近は、その日に食べる野菜を近所の市場(過去の記事)で調達しています。
何となくスーパーのものよりイキイキしているので。。

市場に行くと、ギュッとコンパクトになった築地市場のような雰囲気で、各店同じような野菜を売っていますが、私の行きつけは2店あります。

1つは若いご夫婦がやっていて、野菜の陳列や接客が丁寧で、中国の人にしては珍しく押しの弱い奥さんがいるお店。
そしてもう1つは、相変わらず中国語難民の私に対して、指で金額を示しながらゆっくり発音してくれるお姉さんのいるお店(笑)

2店とも勿論野菜自体が他店より新鮮なのですが、行きつけると価格の端数を切り捨ててくれたり、葉物野菜や豆などはオマケで多めにくれたりと、ちょっとした嬉しい出来事があるのです。


そんな野菜市場で、実は5月位からよく目にしていたけれど、ネギなのかタケノコなのか正体不明で、調理法も分からず手が出せないでいた野菜がコチラ↓
{1EEF3759-9635-4F04-BBC0-A02A0E8B1601:01}
高笋(GaoSun)または水笋(ShuiSun)、白笋(BaiSun)、茭白(JiaoBai)、菰菜(GuCai)と地域によって様々な呼称がありました。
日本では真菰筍(マコモタケ)というそうですね。

中国語でも筍を意味する漢字が使われていますが、実はイネ科の水生植物の茎(根元)部分なんだそうです。
写真のものは覆われていた鞘のような葉を剥いた状態で売られていたものですが、本来は2m近い高さにもなります。

英語ではWild riceと言って、その実は私たちが普段食べている白米より歴史は古く、穀物としてインディアンの栄養源になっていたそうですょ。

味はアクやエグミのないタケノコのような、ホワイトアスパラガスのような食感と、トウモロコシのような瑞々しさがあります。

タケノコと違いアク抜きをする必要も無く、焼いて味噌や醤油でシンプルに食べても美味しいですし、生のままでサラダにしたり、おでんの具としても良さそうです。

肝心の栄養価ですが、コチラによれば、コレステロール0でありながらマルチサプリメントのように様々な栄養素が詰まっており、中国では薬用としてもおなじみの食材なのだとか。

さらに調べると、葉の部分はビタミンA&Cにβカロテン、葉酸などがほうれん草をはるかに上回り、真菰という植物自体にも水や空気の浄化作用があるなどミラクルな効能・効果が期待され商品化・事業化されています。

アメリカの先住民が食べていたと上述しましたが、日本でも稲が伝わる以前の古代から神事に欠かせないものだったそうで、伊勢神宮や出雲大社では敷物やしめ縄として今でも使われているのだとか。

紀元前から存在する食材で、且つ根元から穂先まで捨てるところのない霊験あらたかなミラクルフードをこれまで知らずに生きていたなんて…

早くチャレンジしておけば良かった!