吉祥斎 ー 深圳発信ファッション | Howdy from China !!

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香港からわずか1時間弱の都市・深センで発見&体験したヒト・モノ・コトをレポートします :-)
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ある日深圳のタカシマヤ(?)、茂業百貨内で最近のファッショントレンドを調査していると、ひときわ目を引く一画が。
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吉祥斋(JiXiangZhai)

吉祥は「めでたい」とか「縁起が良い」という意味で、斋は日本語だと斎となり、斎戒(神聖な仕事をする前に身を清めること)という意味があるようです。

…つまり巫女ファッションという事でしょうか??

とにかく他の、諸外国を追随したようなブランドとは一線を画する雅な店内と、中国ならではの伝統技術を生かした豪華な刺繍が印象的な、モダンチャイナとも言うべきブランドなのです。

中国には四大刺繍として蘇州の蘇繍(そしゅう)、湖南の湘繍(しょうしゅう)、四川の蜀繍(しょくしゅう)、広東の粤繍(えつしゅう)が有名ですが、日本ではそのうちの広東エリアに属する汕頭(すわとう)刺繍はレースのハンカチや着物の帯などでご存知の方も多いかと思います。

こちらの衣服を彩っている刺繍がそれらのどれに属するのか、店員さんに質問してみましたが、私の発音が未熟だったため要領を得られませんでした。。

このブランドは深圳の会社、吉祥斋服飾有限公司(
Shenzhen Mascot Fashion co.,ltd.)
が運営しており、ロンドンでコレクションを発表するなど今後の展開が気になるブランドです。
☞ http://www.retoxmagazine.com/jixiangzhai-fashion-shenzhen-ss13.html

デザイナーの楊帆氏によると、コンセプトは「中庸」とのことで、巫女ファッションなどという神がかり的なものではなく、察するに中国の伝統美とヨーロッパのエレガンシーを融合させたファッションということなのかもしれません。

日本のスタイリストさんにも是非注目していただきたいですね。
鮮やかな色が肌をきれいに魅せてくれますし、シンプルなパターンとカッティングは着る人自身の個性を邪魔することなく際立たせてくれるのではないでしょうか。

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例えば蜷川実花さんの写真集の世界に合いそうなファッションなのでは、と個人的には思います。

吉祥斋HP↓
http://www.jixiangzhai.cn
深圳市内店舗情報↓
http://www.aibang.com/shenzhen/liansuo-jixiangzhai/



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身に纏うアートです。