深圳の街を歩いていると、度々見かける行列。
深圳人がトリコになるモノってなんだろう?と興味津々だったので、いつ見ても行列ができている3店に並んでみました。
まず1店舗めは ー
①国貿の「粒上皇」
羅湖駅から一駅めの国貿(GuoMao)というエリアにあるチェーン店のナッツ専門店です。
ひまわりの種や胡桃などもありましたが、皆さんが買っているのは甘栗(中国では板栗/BanLi)でした。
こちら500gで20元。
他店と比べて特別安いわけではない…ということは相当美味しいのかな?
自宅に帰ってイザ。
こちらの栗は日本に比べてかなり小粒です。
でも食べてみると日本と同様、甘くて美味しい栗でした。
日本の甘栗もほぼ全て中国産らしいです。
和栗に比べて甘味が強く、渋皮が剥きやすい中国産の栗は甘栗に最適なんだそうで、私が幼少の頃よりお世話になっていた甘栗太郎さんは100年前から輸入しているそうです。
確かに剥きやすい。
中でも河北省秦皇島市青龍満族自治県のものは最高品質とされていて、日本で取り扱いを許可されている数少ない店の一つ、京都の林万昌堂さんの甘栗はお歳暮にも大人気です。
日本で栗スイーツといったらもう一つ、長野の小布施堂は外せません。
こちらは栗の王様と言われる丹波栗がルーツの、江戸期には幕府に献上されていたという、信州で育った和栗を使っていますが、やはり鹿の子や栗羊羹など、和栗特有の薫りと上品な味わいは日本の栗ならではだと思います。
あと、栗ご飯も大粒で香りの良い和栗が1番ですね!
この粒上皇の栗も河北省の燕山など、栗の産地として有名な所のもののようです。
これはスーパーで量り売りされていた甘栗で、こちらも河北省産。
この栗もやはり小粒ですが、粒上皇の甘栗とさほど変わらない美味しさです。
あの行列はきっと、お店で栗を炒っているので、その甘く香ばしい匂いに誘われてしまうためではないでしょうか。
嗅覚を刺激する実演販売には敵いません(笑)
さてお次は…
②華強北の肉まん屋「桃園灌湯包」
深圳の秋葉原と呼ばれるこの街にも行列があり、以前から気になっていました。
看板メニューの肉まんが1元で売られているので、安さに惹かれて食べ歩きに手軽なフィンガーフードに群がるのかな?と思っていたら、以前にご紹介した深圳の料理番組でこのお店が出ていて、リポーターの美味しそうに頬張る姿に刺激され、早速並んでみましたよ。
その番組によると、このお店は1日1万個を売りさばいているとのことでした!
わずか一坪程度のお店で1日1万元とは、中国の物価にするとかなり優秀なビジネスではないでしょうか。
かなり長い行列でしたが、肉まんが売り切れて蒸かす時間にあたらなければ、さほど待たずに済みます。
待っている間、買ったそばからかぶりついて、口の端からピューピュー汁を飛ばしながら頬張っている若者を見ているうちに期待が膨らみます!
メニューをみると、豚まんと牛肉まんがメインのようです。
カスタードまんも気になりましたが、今回は皆が注文している豚まんと牛肉まんにしました。
お行儀悪いですが、買ってすぐ食べてみることに。
どちらが豚か牛かがわからなくなってる。。
辛っ…肉汁というより辣油たっぷりで、1個以上は食べられません。。
気を取り直して、一番人気らしき豚まんはどうかというと…
テレビで見たほどの肉汁はなく、全くもってフツウの肉まんでした(笑)
よっぽど日本のコンビニ肉まんの方が美味。
同じ店が東門にもありましたが、こちらも華強北店と同じく繁華街にありながら、行列もなくひっそり。。
あれはサクラだったのでしょうか?!
そして最後は…
③万象城の「江南味道」
こちらも毎回必ず行列の管ができていて、いつかチャンスがあれば入ってみたいお店でしたが、ある日、ランチタイムを過ぎて3時のおやつに差し掛かろうという頃に通りかかると、奇跡的に誰も並んでいなかったので、ジャンプインしました。
このお店は同じ万象城(通称MixCというショッピングモール)の4Fにある「江南厨子」と姉妹店です。
店名の通り、中国大陸を横断している長江の南側の料理全般(上海、四川、広東など)を提供しているようです。
メニューの雰囲気はファミレスのように写真付きで、金額も20~30元あたりで手頃。
お一人様も気軽なカウンターがありがたい!
でもこのイスは座面が高すぎて座るのに一苦労デス。。
小籠包に担々麺など、日本人にも馴染んだわかりやすい味と手頃な値段&控えめなポーションは、とかく情報の少ない深圳で外食難民になってしまう人にオススメしたいお店ですね。
席に座るとすぐに出てくるこのお茶はほんのり甘くて好き嫌いが別れるかも。
お手頃価格ながら小籠包のつゆだくっぷりにビックリ!
どれも白いご飯に合うオカズばかりで、日本人向けに作っているのでは?と思うほど。
四季豆(インゲン豆)炒めは中華の定番で日本人も好む味ですが、このお店のは独特の香辛料を少し使っているようです。
お肉は入れ歯の方も安心の柔らかさ!
フルッフルなお豆腐!
エビは小さいですが、安いのにプリッとしてます。
この木耳もシジミのように小さい(笑)
けど味は◯です。
優しい鶏出汁のスープと、煮麺のようでいながらモチッとした食感が美味しい上海版阳春面(素うどんの意)。
オーナーさん、まさかこんな人気店になるとは予想していなかったのでしょう。。
行列覚悟で待つ方のための店頭にある菊茶。
リピートしたいけれど、毎回この行列に並ぶのは堪えるので、時間をずらして利用することにします。
以上、深圳の行列リポートでした。
①粒上皇(LiShangHuang)
深圳市内の分布図↓
http://www.dianping.com/search/map/branch/7/0_5144027/#!/data/href=/search/map/branch/7/0_5144027/
②桃園灌湯包(TaoYuanGuanTangBao)
華強北(HuaQiangBei)店: 福田華強振華路159-23号(高科德電子商場1樓)
③江南味道(JiangNanWeiDao)
万象城店: 羅湖区宝安南路1881号華潤万象城B1F
単価: 80RMB(ランチ・ディナー)
http://www.xihucy.com/cn/lsjg_weidao.asp
深圳人がトリコになるモノってなんだろう?と興味津々だったので、いつ見ても行列ができている3店に並んでみました。
まず1店舗めは ー
①国貿の「粒上皇」
羅湖駅から一駅めの国貿(GuoMao)というエリアにあるチェーン店のナッツ専門店です。
ひまわりの種や胡桃などもありましたが、皆さんが買っているのは甘栗(中国では板栗/BanLi)でした。
こちら500gで20元。
他店と比べて特別安いわけではない…ということは相当美味しいのかな?
自宅に帰ってイザ。
こちらの栗は日本に比べてかなり小粒です。
でも食べてみると日本と同様、甘くて美味しい栗でした。
日本の甘栗もほぼ全て中国産らしいです。
和栗に比べて甘味が強く、渋皮が剥きやすい中国産の栗は甘栗に最適なんだそうで、私が幼少の頃よりお世話になっていた甘栗太郎さんは100年前から輸入しているそうです。
確かに剥きやすい。
中でも河北省秦皇島市青龍満族自治県のものは最高品質とされていて、日本で取り扱いを許可されている数少ない店の一つ、京都の林万昌堂さんの甘栗はお歳暮にも大人気です。
日本で栗スイーツといったらもう一つ、長野の小布施堂は外せません。
こちらは栗の王様と言われる丹波栗がルーツの、江戸期には幕府に献上されていたという、信州で育った和栗を使っていますが、やはり鹿の子や栗羊羹など、和栗特有の薫りと上品な味わいは日本の栗ならではだと思います。
あと、栗ご飯も大粒で香りの良い和栗が1番ですね!
この粒上皇の栗も河北省の燕山など、栗の産地として有名な所のもののようです。
これはスーパーで量り売りされていた甘栗で、こちらも河北省産。
この栗もやはり小粒ですが、粒上皇の甘栗とさほど変わらない美味しさです。
あの行列はきっと、お店で栗を炒っているので、その甘く香ばしい匂いに誘われてしまうためではないでしょうか。
嗅覚を刺激する実演販売には敵いません(笑)
さてお次は…
②華強北の肉まん屋「桃園灌湯包」
深圳の秋葉原と呼ばれるこの街にも行列があり、以前から気になっていました。
看板メニューの肉まんが1元で売られているので、安さに惹かれて食べ歩きに手軽なフィンガーフードに群がるのかな?と思っていたら、以前にご紹介した深圳の料理番組でこのお店が出ていて、リポーターの美味しそうに頬張る姿に刺激され、早速並んでみましたよ。
その番組によると、このお店は1日1万個を売りさばいているとのことでした!
わずか一坪程度のお店で1日1万元とは、中国の物価にするとかなり優秀なビジネスではないでしょうか。
かなり長い行列でしたが、肉まんが売り切れて蒸かす時間にあたらなければ、さほど待たずに済みます。
待っている間、買ったそばからかぶりついて、口の端からピューピュー汁を飛ばしながら頬張っている若者を見ているうちに期待が膨らみます!
メニューをみると、豚まんと牛肉まんがメインのようです。
カスタードまんも気になりましたが、今回は皆が注文している豚まんと牛肉まんにしました。
お行儀悪いですが、買ってすぐ食べてみることに。
どちらが豚か牛かがわからなくなってる。。
辛っ…肉汁というより辣油たっぷりで、1個以上は食べられません。。
気を取り直して、一番人気らしき豚まんはどうかというと…
テレビで見たほどの肉汁はなく、全くもってフツウの肉まんでした(笑)
よっぽど日本のコンビニ肉まんの方が美味。
同じ店が東門にもありましたが、こちらも華強北店と同じく繁華街にありながら、行列もなくひっそり。。
あれはサクラだったのでしょうか?!
そして最後は…
③万象城の「江南味道」
こちらも毎回必ず行列の管ができていて、いつかチャンスがあれば入ってみたいお店でしたが、ある日、ランチタイムを過ぎて3時のおやつに差し掛かろうという頃に通りかかると、奇跡的に誰も並んでいなかったので、ジャンプインしました。
このお店は同じ万象城(通称MixCというショッピングモール)の4Fにある「江南厨子」と姉妹店です。
店名の通り、中国大陸を横断している長江の南側の料理全般(上海、四川、広東など)を提供しているようです。
メニューの雰囲気はファミレスのように写真付きで、金額も20~30元あたりで手頃。
お一人様も気軽なカウンターがありがたい!
でもこのイスは座面が高すぎて座るのに一苦労デス。。
小籠包に担々麺など、日本人にも馴染んだわかりやすい味と手頃な値段&控えめなポーションは、とかく情報の少ない深圳で外食難民になってしまう人にオススメしたいお店ですね。
席に座るとすぐに出てくるこのお茶はほんのり甘くて好き嫌いが別れるかも。
お手頃価格ながら小籠包のつゆだくっぷりにビックリ!
どれも白いご飯に合うオカズばかりで、日本人向けに作っているのでは?と思うほど。
四季豆(インゲン豆)炒めは中華の定番で日本人も好む味ですが、このお店のは独特の香辛料を少し使っているようです。
お肉は入れ歯の方も安心の柔らかさ!
フルッフルなお豆腐!
エビは小さいですが、安いのにプリッとしてます。
この木耳もシジミのように小さい(笑)
けど味は◯です。
優しい鶏出汁のスープと、煮麺のようでいながらモチッとした食感が美味しい上海版阳春面(素うどんの意)。
オーナーさん、まさかこんな人気店になるとは予想していなかったのでしょう。。
行列覚悟で待つ方のための店頭にある菊茶。
リピートしたいけれど、毎回この行列に並ぶのは堪えるので、時間をずらして利用することにします。
以上、深圳の行列リポートでした。
①粒上皇(LiShangHuang)
深圳市内の分布図↓
http://www.dianping.com/search/map/branch/7/0_5144027/#!/data/href=/search/map/branch/7/0_5144027/
②桃園灌湯包(TaoYuanGuanTangBao)
華強北(HuaQiangBei)店: 福田華強振華路159-23号(高科德電子商場1樓)
③江南味道(JiangNanWeiDao)
万象城店: 羅湖区宝安南路1881号華潤万象城B1F
単価: 80RMB(ランチ・ディナー)
http://www.xihucy.com/cn/lsjg_weidao.asp