新鮮マーケット | Howdy from China !!

Howdy from China !!

香港からわずか1時間弱の都市・深センで発見&体験したヒト・モノ・コトをレポートします :-)
☆香港情報もありますよ☆

私は旅行といえば、ガイドブックに載った場所を観光するだけでは満足できません。
初めての海外がホームステイだった影響かもしれませんが、20代の頃に沢木耕太郎氏の「深夜特急」を読んでからは、ますます地元の人しか知らない世界に興味を持ったものです。

まるでそこに生活しているような体験をしてみたいと思いませんか?

中国へ旅行に行ってもなかなかガイドされない所…その一つは地元の人たちが生活している場所。
そして地元の人たちの生活が垣間見られる所といえば、ローカルのスーパーや市場です。

そういえば昔、女友達とグアムに行った時も、皆が免税店にかじりついている最中、私はスーパー「Payless」でおっきなカートを2台、両手で動かしながら、見たこともない食材や可愛いデザインの缶詰などを発見しては興奮したものです。。

はてさて、深圳の市場ですが、散歩をしていて偶然発見したのでご紹介します。
市場といっても築地市場のような卸売市場ではなく、地元民が買物する所です。

photo:01


目立つ看板もなく、キョロキョロしていなかったら気づかずに素通りしてしまうほど入口は地味ですが、中に入ってみると…
photo:05



野菜がどれも見るからに新鮮!スーパーのものより"照り"が断然いいのです。
どれも量り売りなのですが、1斤(500g)あたりの値段が矢印のボードに提示してあるので、大凡の目安がわかります。
でも外国人にとってここでの買物は語学と交渉力を極めないと難しそうです。

さらに進んで行くと…
photo:02



ブッチャーコーナーですね。
どの店もベニヤ板や段ボールの上で肉を捌いて売ってます。
冷蔵してないけど大丈夫なのだろうか。。
中華料理はどれも火を通すので…大丈夫なのでしょうね…。

一応、トレーサビリティシステムはあるみたいです↓
photo:04



そしてこちらは鮮魚コーナー↓
photo:03



どれもまだ陸揚げされたばかりのようにピクピクしていて、スーパーのものより明らかに新鮮で種類も豊富。
スーパーでは水槽で飼われながら売ってますけど、海水ではないので実際新鮮かどうかは微妙という話も聞きますねぇ。

こんな所でお店のご主人と会話して、魚を丸まる一尾買って捌いて料理できたらカッコいいですねぇ。
こちら深圳では、太刀魚とイカ、エビ、サーモン以外はよく知らない魚ばかりなんです。。
秋刀魚と鯖は冷凍なら手に入りますが、パサパサ感が否めないですし。

しかもスーパーにある切り身といったら一様に輪切り!
中国人は「骨に旨味がある」といって、肉も魚も骨付大好きのようです。
まったくもってごもっとも。さすが食の都・中国。

日本は今、ファストフィッシュといった、買ってすぐ調理しやすいように小骨や内臓がキレイに抜き取られた切り身で、レンジでチンするだけで完成するような、臭みをとって下味がつけてある魚の流通に力を入れているらしいですね。

親に躾けてもらっておきながら恐縮ですが…それ、スゴくイイと思います!

こんな情けない私なので、こちらで肉や魚を買うことはできなさそうですが、野菜は時折こちらで買ってみようと思います。
スーパーではレジで定番の「カード持ってる?袋要る?」に返事するくらいしか会話が無いですけど、ここなら「いくら?」から始まるコミュニケーションが期待できますしね♪