バランスノート

MOTORPSYCHO
『Little Lucid Moments』
2008年7月

ノルウェー発の3人組、モーターサイコの新作。4曲60分......。短気な私には少々苦痛な長さなのだが、いざ聴いてみると、1曲でこれでもかというほど多彩なサウンドスケープが拡がり、知らぬ間にグイグイと引き込まれていく。サイケ、プログレ、ハード・ロック、メタル、ジャズ……(どちらかといえば)偏食的な趣向をブレンドしながら、その中に北欧らしい清らかなメロディーやハーモニックな歌さえ盛り込んでしまう。この雑食性をもってしての、この奇妙な着地は、彼らでしかできないことなんだろうな。中毒性たっぷりで、ホントにやめられない。


アルバムを出せば軒並み自国のチャート上位に食い込み、ヨーロッパでも絶大な人気を誇っているのだとか。こういう音を自然に受け入れられるヨーロッパの人たちの素養って、と思ってしまう。

上手くいえないけど、なんか自分のヘンタイくささを、肯定するような1枚だと思う。


バランスノート

ao(アオ)
『君はひとくせ』
2005年11月

シンガーソングライター、木全務(キマタツトム)と空気公団の山崎ゆかりによるユニット、ao(アオ)の1stアルバムが、リトルモア・レコーズから。全曲キマタ氏の作詞・作曲ながら、山崎さんの歌声があまりにも自然にサウンドに溶け込んでいて(コーラスも含めて)実に好相性。ボッサ・テイストの軽快なものからピアノをベースしたスローチューンまで楽曲群は淡いながらも色彩豊か。そっと寄り添うボーカルも相まって、歌が日々の風景に“馴染んで”くる。


3~4年前のアルバムですが、今聴いても、普通に、聞けるから嬉しい。
躍動感あふれる、M-7「新しいことだけを忘れる暮らし」は、タイトルにそぐわず?春にぴったりな気がします。

そういえば、去年の空気公団のアルバム、買ってなかったなぁ。
大橋トリオがメジャー・デビューするって今日ラジオで言ってたけど、去年のもまだちゃんときいてない~(泣)。この辺は今時分に聴いたら、きもちよさそうだなぁ。


バランスノート

ヒダリ
『ワインとチョコレート』
2009年3月

何か、妙なグルーヴがある!?メガネ・ノッポ・アメリカン(メカ担当)という異色3ピースの2nd。渋谷系~喫茶ロック的な名残りを残すギターポップ・サウンドの上を、ギンギンのギターが乗ったり、電子音が弾けたり、ハサミがチョキチョキいったり(!)と予測不能な展開が山盛り。ちょい甘なボーカルですらニュートラルに聞こえてしまうほどの、アクもクセも強い変態度高めのひねくれポップ。好き嫌いは分かれそうだけど、コッテリが好きな人はツボかも。



ジャケット素敵! 試聴してみました。