バランスノート

MOTORPSYCHO
『Little Lucid Moments』
2008年7月

ノルウェー発の3人組、モーターサイコの新作。4曲60分......。短気な私には少々苦痛な長さなのだが、いざ聴いてみると、1曲でこれでもかというほど多彩なサウンドスケープが拡がり、知らぬ間にグイグイと引き込まれていく。サイケ、プログレ、ハード・ロック、メタル、ジャズ……(どちらかといえば)偏食的な趣向をブレンドしながら、その中に北欧らしい清らかなメロディーやハーモニックな歌さえ盛り込んでしまう。この雑食性をもってしての、この奇妙な着地は、彼らでしかできないことなんだろうな。中毒性たっぷりで、ホントにやめられない。


アルバムを出せば軒並み自国のチャート上位に食い込み、ヨーロッパでも絶大な人気を誇っているのだとか。こういう音を自然に受け入れられるヨーロッパの人たちの素養って、と思ってしまう。

上手くいえないけど、なんか自分のヘンタイくささを、肯定するような1枚だと思う。