米軍、三沢基地にF-35Aを配備決定 | 鳳山雑記帳アメブロ版

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米軍が三沢にF35A初配備へ 中朝露への抑止力強化で戦力向上、嘉手納の戦闘機も新型に

 実は米海兵隊岩国基地にはすでにSTOVL(短距離離陸垂直着陸)のF-35Bが配備されています。これだけでもロシアやシナにとってはかなりの抑止力になると思っていたんですが、米空軍も三沢基地の戦闘機をそれまでのF-16C/DからF-35Aに更新すると発表しました。
 
 しかも三沢のF-16部隊は36機定数ですから通常のSquadron(飛行隊)で18機定数×2個飛行隊でしたが、F-35A部隊は48機定数になるので大型Squadronで24機定数×2個飛行隊になりそうです。それだけでもアメリカの本気度が分かりますね。しかも嘉手納基地の装備機もF-15EXになるそうなので明らかに台湾有事に備えての事でしょう。
 
 嘉手納基地のF-15C/D部隊は退役が進み、F-22Aラプターのローテーション配備に変わると聞いた時私は不安でした。F-22は確かに世界最強のステルス戦闘機ですが、メンテナンスに非常に手間がかかりローテーション配備だと稼働率もかなり落ちるのではないかと心配していたんです。しかしここにきて常駐部隊が復活し、F-15EX装備になるという事は日本の防衛にとって朗報です。
 
 F-15EXはこれまで世界最強の戦闘攻撃機だったF-15Eストライクイーグルを大幅に改良した機体で、米空軍は旧式化した(とは言えまだまだ第一線で通用する)F-15C/D装備部隊の更新用に開発しました。F-15EXは兵装最大搭載量こそストライクイーグルの11トンから10トンとやや減っていますが、その分F-15C/Dに匹敵するかそれ以上の空戦能力を持っていると言われます。
 
 日本もF-15J/DJの更新用にぜひ欲しいと思っていたくらいです。一説ではアメリカは日本にF-15EXを売らない方針という話も聞きますが、韓国にF-15K(ストライクイーグルの韓国仕様)を売ったくらいですから、日本にも当然売るはずと個人的には思っています。今のところ米空軍の調達予定数が104機なので、日本が100機前後購入すれば調達価格も下がりウィンウィンだと思うんですがね。
 
 すでに巡航ミサイルトマホークすら購入しているんですから、戦闘爆撃機くらいなんともないでしょう。ペイロード10トンもあればJASSM-ERでもなんでも搭載できるのでシナもロシアも嫌でしょうね。これでシナが台湾進攻を諦めてくれればうれしいんですが、ロシアが国際法無視でウクライナに侵略したように専制独裁国家は何を考えているか分かりませんし、国際常識も通用しません。有事になれば被害を被る日本としてもシナがいつか侵略戦争を始めるという前提で備えなければならないと覚悟しています。
 
 それにしても三沢基地のF-35A配備、嘉手納基地常駐部隊復活でF-15EX配備は日本の防衛にとっても嬉しいニュースでした。