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これは終戦時日本本土における陸軍飛行戦隊の配置と装備機一覧表です。特攻部隊と練習機は種類と数が多いので省いております。実働戦力の一覧表とお考えください。
戦闘機戦隊で装備定数36機、その他で27機ですから計算上は1170機+予備機がある事になります。ところが数が分かっている上の二つの戦隊から類推すると稼働機は定数の7割もあれば良い方だったように思えます。
内地の陸軍航空隊の保有機数は戦闘機1750機、爆撃機300機、その他2530機などで計4580機と恐るべき数でした。
この差はどこから来ているか自分なりに考えてみたのですが、防空任務に使用できない旧式機(九七式戦など)や特攻専用機(一式戦など)が数多くあったのではないでしょうか。
本土防空の第一線で使用できる機数は最大限見積もっても1000機に満たなかったという結論になりますね。そして一線級の陸軍航空部隊を整備、維持できる航空機基地も(人材的に)限られていたのでしょう。大戦末期加速度的に窮乏する燃料の問題も当然あったと思います。
陸軍航空隊は、海軍航空隊と同様ギリギリの状態で戦っていたんですね。