お灸をしよう! 358回 | はりとお灸の豐春堂のブログ

お灸をしよう! 358回

おはようございます(‐^▽^‐)

 

ほうしゅんどうの西山です(。-人-。)イツモカンシャ

 

 

綺麗な朝焼けでありました( ̄∇ ̄+)

 

今朝は地面が少し濡れておりましたので、

 

どうやら夜のうちに一雨あったようでありますが、

 

いつもの桜の木には、

 

まだ多くの花がついておりましたガーベラ

 

 

今年は例年より長くお花見が楽しめ、

 

上手くすれば次の週末まで頑張ってそうな

 

感じでありますね:*:・( ̄∀ ̄)・:*:桜桜桜

 

 

 

ではでは、

 

今日もお灸を据えていきましょうビックリマーク

 

といういつものフレーズでありますが、

 

先週から頭付近のツボとなりました為、

 

髪の毛などがあります関係上、

 

なかなかお灸を据えるのが

 

難しい箇所となっておりますφ(.. ) あせる

 

ですから、

 

お灸にこだわらず押したり揉んだりなど、

 

それぞれに無理せずにご活用ください(・ω・)b

 

 

 

今回据えるツボは

 

「風府(ふうふ)」

 

であります(^-^)/

 

場所は先週に引き続き

 

後頭部付近となります(°∀°)b

 

 

風・・・空気が流動する現象。かぜ。情勢。いきおい。

民情。ならわし。態度。様子。品格。人格。消息。

うわさ。景色。『詩経』六義の一つ。国別の民謡。

国風。教化。おしえ。病気の名。

体が麻痺して不随となるもの。

外因性の病気の原因である六淫の一つ。

精神に障害があること。

逃げてはぐれる。獣にさかりがつく。さかる。

根拠のないさま。そよそよと吹く。感化する。

遠回しに諫める。ほのめかす。

 

府・・・国家が文書または財物を収蔵する場所。

くら。官名。財物や文書を管理する。官庁。屋敷。

公邸。他人の住居に対する尊称。行政区画の名。

事物あついは人物が集まるところ。内臓。

顔をうつむける。

 

(漢辞海より)

 

東洋医学的病因の分類をする際、

 

従来は外因・内因・不内外因と3つに分類しておりました3

 

古典的病因(三因論)

 

外因・・・六淫(ろくいん)(外邪の総称:風邪・暑邪・湿邪・燥邪・寒邪・火邪)

     疫癘(えきれい)(強力な伝染性と流行性を持っている外邪

    耳下腺炎・ジフテリア・猩紅熱・天然痘・コレラ・ペストなど)

内因・・・七情(しちじょう)(情志のこと。怒・喜・思・憂・悲・恐・驚)

 

不内外因・・・飲食不節(不適切な食事や飲水)

        労逸(ろういつ)(労倦:疲労のこと。肉体的疲労を過労・

        精神的疲労を心労という。 安逸:運動不足や怠惰な生活)

        房事過多(過度な性生活)

        外傷(外的な力による損傷:打撲・捻挫・骨折・刺傷など

           外在の要因による損傷:火傷・凍傷など

           その他:手術など)

 

現在は外感病因・内傷病因・病理産物とその他の病因

 

3つに大別しておりますφ(.. )

 

現在の病因

 

外感病因・・・六淫(外邪の総称:風邪・暑邪・湿邪・燥邪・寒邪・火邪)

        疫癘(強力な伝染性と流行性を持っている外邪。

       耳下腺炎・ジフテリア・猩紅熱・天然痘・コレラ・ペストなど)

 

内傷病因・・・七情(情志のこと。怒・喜・思・憂・悲・恐・驚)

        飲食不節(不適切な食事や飲水

        労逸(労倦:肉体的精神的疲労・安逸:運動不足怠惰な生活)

        房事過多(過度な性生活)

 

病理産物とその他の病因・・・痰湿(脾・肺・腎の機能失調や多飲などによって

                  生じる病理産物)

                  瘀血(気滞・気虚・血虚・寒邪などによって生じる

                  病理産物。頭痛・関節痛・腰痛・下肢痛・月経痛

                  などの疼痛)

                  内生五邪(臓腑や生理物質の失調によって、

                  六淫が人体に侵入した際と類似した現象。

                  内風・内寒・内湿・内火(内熱))

                  外傷(外的な力による損傷。打撲・捻挫・骨折・

                  刺傷など。

                  外在の要因による損傷。火傷・凍傷など。

                  その他、手術など。)

 

(参考:新版東洋医学概論より)

 

今回のツボの名前にあります

 

「風」は、

 

「風邪(ふうじゃ)」を指しております風風風

 

この風邪の特徴としましては、

 

上に向かいやすく体の上の方に

 

影響を及ぼしやすく、

 

頭痛や鼻づまりや喉の痛み、

 

顔のむくみなどを引き起こしますゲホゲホ

 

また、

 

風邪が外から入りますと、

 

風に当たるのを嫌ったり、

 

汗が多く出たりもします。

 

更に、

 

痛みや痒みの場所が移ったり、

 

感冒を患い、

 

寒気から発熱へと

 

急な発病や他の症状への変化

 

といったものや、

 

痙攣や震えといったものも

 

あります。

 

というように、

 

風邪というものは、

 

外から悪いものが入ってくるのを

 

先導するような役割から、

 

「百病の長」

 

などと言われております。

 

(参考:新版東洋医学概論より)

 

特に「風」のつくツボは、

 

「風門(ふうもん)」

 

「風池(ふうち)」

 

など後頭部や首肩回りに

 

良く見受けられ、

 

よく風邪をひく前に

 

首筋がブルッと寒気がするのも

 

所謂そこから「風邪(ふうじゃ)」が入り込んできた

 

ということからと捉えることが出来ます風邪

 

というところから、

 

今回のツボの由来は、

 

風邪の集まるところという

 

ところからきておりますエヘン虫

 

 

別名「舌本(ぜっぽん)」「鬼枕(きちん)」「鬼穴(きけつ)」「曹渓(そうけい)」

 

舌・・・した。味覚やヒトの調音をつかさどる器官。

舌状のもの。鈴などの楽器で音を出す部分。

言語。ことば。

 

本・・・もと。草木の根。草木の幹や茎。根本の原因。根源。

根本。基礎。農業。本国。本土。ふみ。書籍。碑帖ひちょう)。

稿本。木版本。版本。上奏文。

(病気に対して)体の抵抗力、(症状に対して)病気の原因などをいう。

もとづく。根拠とする。もととする。自分にかかわるさま。

もとからの。原来の。現在の。今の。

もともと。もとから。もとより。よって。もとづいて。

草木を数えることば。書籍を数えることば。

 

鬼・・・人の死後、霊魂が形をなして現われたもの。

亡霊。死者。祖先。万物の精霊。ばけもの。

陰の神(陽の神が神)。

人に危害を与えるとされる怪異。他人に対する蔑称。

星座名。二十八宿の一つ。今のかに座の辺り。

たまほめぼし。

 

枕・・・頭を支える寝具。まくら。

あるものをまくらにして頭をのせる。

見おろす。見おろすほど近くにある。のぞむ。

 

穴・・・あな。土に穴を掘った住居。動物の巣。

岩の洞穴。物にあけられている、あな。

募穴。(針や灸で刺激する)つぼ。

あなをあける。うがつ。

 

曹・・・つかさ。役所で、いくつかに分かれている部署。

中央官署の属官。なかま。ともがら。群衆。むれ。

くみ。一対。周代の諸侯国。

 

渓・・・たに。山間の小川。小さな流れ。小川。谷川。

 

(漢辞海より)

 

別名は、

 

ツボの場所または効能を表した

 

感じでありましょうか(・ω・)b

 

 

効能としましては、

 

風邪症状、頭痛、首のこわばり、喉の腫れと痛み、

 

鼻血、蓄膿症、鼻炎、中風、めまいなどに

 

良いとされておりますφ(.. )

 

 

では場所の説明に入ります(^-^)/

 

位置関係としましては、

 

こんな感じであります(°∀°)b

 

モデル:トヨハル君

 

 

顔を軽く上に向け、

 

頸椎に沿って上に上がり、

 

後ろ髪の生え際を少し入ったところに

 

ポコッと凹んだ所謂「ぼんのくぼ」がありますヘコミ

 

その真ん中付近が前回紹介しました

 

「瘂門」

 

というツボとなり、

 

その「ぼんのくぼ」の上部が

 

今回のツボとなります(σ・∀・)σ

 

大体親指半分くらい上が

 

目安となりますグー

 

 

 

では場所が決まりましたら

 

いつものように

 

お灸を据えてみましょうビックリマーク

 

レッツお灸グッド!

 

 

因みに、

 

今のお灸の質や据え方は違いますが、

 

前回の「瘂門」同様に、

 

今回のツボもまた

 

昔はお灸をしてはいけないツボと

 

言われておりました注

 

ともあれ、

 

髪の毛の生え際の難しいところで

 

ありますので、

 

無理くりお灸することなく、

 

指で軽く押してあげたり

 

臨機応変に注意して行いましょう注意

 

 

 

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