新宿中央公園と熊野神社の満開の夜桜です。暗闇に向けてストロボをたいてシャッターを切ると、ソメイヨシノの花の姿が浮かび上がります。
ピンク色のフィルターをかけると、坂口安吾の『桜の森の満開の下』を想起させる、狂気的な画像になります。
東京都庁の本庁舎をキャンバスにして、毎晩、プロジェクションマッピングの上映が行われています。
19時30分頃から21時ごろまで上映されます。
音楽に合わせて映像が絢爛豪華に動くのですが、何年か前に東京駅舎をキャンバスにした上映と比べても、真新しさは感じられません。今や、プロジェクションマッピングは各所で行われており、珍しさは減少しています(風景と絡ませるなどよほどの工夫をしないかぎり)。
この上映にはン億円の税金が使われており、都知事は、その10倍以上の経済効果があると主張しますが、本当でしょうか?今晩は、日曜日にも関わらず、全体像が最もよく見える議事堂前の広場にせいぜい100人ぐらいしか客が来ていませんでした。都庁は、この上映を見た客が、西新宿あたりで飲み食いして金を落とすことを願っているのでしょうか?
まず、映像そのものが、あまり面白くないのです。10分も見ていれば飽きます。