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国産材で家を建てる住宅メーカー

国産材にこだわる日本で一番小さな住宅メーカーです。

最近では、車で移動する場合ナビゲーションシステムを利用するのが当たり前になっています。


実際に妻の車にはナビが搭載されており便利に活用しているようです。


しかしながら、私のトラックにはついていません。最近思うのですがナビがない?おかげで色々と考えるようになりました。


どういう経路で、どういう手立てで移動すれば早いのかなどマニュアルに頼らない方法がとても頭を鍛えるのです。


便利という言葉が最優先され、何でも効率が良いことが優れているとは限らないと思うのです。


これは家造りに於いてもそうです。


ようやく最近では自然素材を使うことが当たり前になりつつあり、営業の大事なツールにもなっているようです。


私は、会社を作った18年前から「健康住宅」を唱えてきました。


今のようにWEBによる情報提供など無く、建材もハウスメーカーが率先して使用してきたクレームのないものを使うのが当たり前の時代でした。


ハウスメーカーは、様々な力に物を言わせ商品を開発してきました。それをいつのまにか追従する形で中小の工務店もまねをしてきました。


結果、商品へのクレームは減りましたが、新しい「健康被害」が社会問題にもなりました。


クロスのホルムアルデヒドが悪者になりましたが、問題はビニクロだけではありませんでした。


気密化され、各建材から放出される化学物質への過敏な反応が、がんよりも恐ろしい、不治の病とも言える化学物質過敏症を引き起こしたのです。


何年か前に、本当にひどい症状の方から相談され、いかにして化学物質過敏症を発症したかをお聞きしました。


建物を創る責任を本当にその時は自覚しました。


何が本物かは、まだまだ勉強途中ですが、いつまでも本物を追求するのが本質だと思います。


毎年毎年、新しい建材が目白押しですが、どうも昔の日本のよき時代のものに戻っているような気がします。


自然素材や国産材 も何が大事で何が本物なのかをはっきりと自覚し、勉強し続けなければと本当に思います。

今年も残りわずかとなりました。


環境問題が、普通の話題となり、エコと言う言葉を聴かない日はないぐらいになりました。


今年の一文字が「暑」だったそうです。


何でも地球温暖化の製にするのはいかがと思いますが、明らかに体感の温度は上がっているような気がします。


特にこの夏の暑さは異常でした。

本当に倒れるかと思ったことが何度もあり、実際に熱中症で倒れた話も聞きました。


秋もあるような無いような感じでいきなりと冬に突入したような感じです。


来年のスギ花粉の量は、半端ではなく今までの5~10倍との予想もあるようです。


悪者の花粉ですが、この花粉の正体は木々の悲鳴です。


自らの運命を悟り、危機的な状態なれば自らの子孫を残そうとやっきになるようです。

そのために、悲鳴のように花粉を出し続けるのだそうです。


何か、負の連鎖が続いているようで、この花粉の話は何ともやり切れません。


夏の異常的な暑さも小雨も原因とも言われておりますが、いま、山々は危機的な状態であることは間違いありません。


色々な林業家の方と今年はお話する事ができました。

彼らが、本当に真剣に今の山の状況を話してくれました。


国有林、民有林問わず、いま日本の山はどんどん大変な状態になっているようです。

ただ、二酸化炭素の道具だけにされるのはかわいそうな気がします。


国産材にもっともっと目を向けて来年は100パーセント国産材の家を目指します。

私どもの会社で建てられる住宅の数はたかが知れています。

年間で何棟か改修も行うのですが、住宅再生のような大きなリフォーム なので、こちらも数えるほどの数です。


「国産材で全ての材料をまかなっています。」と声を大にして言えるのも、このスケールメリットのなさ?からかもしれません。


年間消費する材木の量が自ずと限られているからこそ質にこだわり、金額面では多少増額するものの「よいものを手に入れたい。「気に入ったものを手に入れたい。」と言う方々のご希望にお応えできると言うものです。


しかしながら、建築では影響力は年間どのくらいの「量」がこなせるかなのです。


ほんの数十年前まで、日本の大多数の住宅を建ててきた「工務店」の影響力は現在では風前の灯火です。


地域の百棟単位で建てている「パワービルダー」の前では材木の出荷量などとえらそうにいえる立場ではありません。


また、いかに外材に頼ってきたかはハウスメーカーの莫大な着工頭数の影響力に他なりません。


しかしながら、問題なのはその外材の弊害を訴え、本当の日本の森林の事を考えない「補助金」目当ての心無い林業家たちです。


林業に従事する人たちの悲鳴は末端の消費者である私たちも良く分かっています。


売っても売ってもトラックの燃料代にもならない杉や桧の原木の金額はどこかおかしいと思います。


いまや、米栂やSPFの集成材より国産材のほうが立米単価は全然安いのです。


しかし、消費者である私どもにしてみても「乾燥の度合い」「寸法の確かさ」「供給の確かさ」jは外材には叶いません。


安いからと国産材の杉をバンドル単位で購入しても、再び同じものが何回でも揃うのかと言えば怪しいのです。


なぜかと新木場の材木市場業者のかたに聞いた事があります。


彼の言うには木材は一本一本取引するので量が増えても手間が増えるだけでスケールメリットがないそうです。


また売りたくともストックが少なく各地から取り寄せるとなるとコスト高になり期間もかかる。


かえって大量注文すると売り手市場になり値引き圧力がなくなるそうなのです。


国産材はまとめて買おうとするとかえって高くなってしまうそうです。


おかしな話であります。


補助金目当てのいんちき評論家やおかかえマスコミには閉口しますが、消費者のかたがたにはこういった事実を理解をして欲しいのです。


すべての事象には陰と陽の部分があります。


国産材で建てるためには、消費者の皆さんばかりではなく、山で細々と何十代にもわたって山を守り続けてきて頂いた人々にもきちんとお金が廻る仕組みづくり「が必要です。


泣く泣く外国のブローカーに山を売らざるを得ないような事にならないように私どもも一本でも多く日本の木を使いたいと思います。