国産材は高い?安い? | 国産材で家を建てる住宅メーカー

国産材で家を建てる住宅メーカー

国産材にこだわる日本で一番小さな住宅メーカーです。

私どもの会社で建てられる住宅の数はたかが知れています。

年間で何棟か改修も行うのですが、住宅再生のような大きなリフォーム なので、こちらも数えるほどの数です。


「国産材で全ての材料をまかなっています。」と声を大にして言えるのも、このスケールメリットのなさ?からかもしれません。


年間消費する材木の量が自ずと限られているからこそ質にこだわり、金額面では多少増額するものの「よいものを手に入れたい。「気に入ったものを手に入れたい。」と言う方々のご希望にお応えできると言うものです。


しかしながら、建築では影響力は年間どのくらいの「量」がこなせるかなのです。


ほんの数十年前まで、日本の大多数の住宅を建ててきた「工務店」の影響力は現在では風前の灯火です。


地域の百棟単位で建てている「パワービルダー」の前では材木の出荷量などとえらそうにいえる立場ではありません。


また、いかに外材に頼ってきたかはハウスメーカーの莫大な着工頭数の影響力に他なりません。


しかしながら、問題なのはその外材の弊害を訴え、本当の日本の森林の事を考えない「補助金」目当ての心無い林業家たちです。


林業に従事する人たちの悲鳴は末端の消費者である私たちも良く分かっています。


売っても売ってもトラックの燃料代にもならない杉や桧の原木の金額はどこかおかしいと思います。


いまや、米栂やSPFの集成材より国産材のほうが立米単価は全然安いのです。


しかし、消費者である私どもにしてみても「乾燥の度合い」「寸法の確かさ」「供給の確かさ」jは外材には叶いません。


安いからと国産材の杉をバンドル単位で購入しても、再び同じものが何回でも揃うのかと言えば怪しいのです。


なぜかと新木場の材木市場業者のかたに聞いた事があります。


彼の言うには木材は一本一本取引するので量が増えても手間が増えるだけでスケールメリットがないそうです。


また売りたくともストックが少なく各地から取り寄せるとなるとコスト高になり期間もかかる。


かえって大量注文すると売り手市場になり値引き圧力がなくなるそうなのです。


国産材はまとめて買おうとするとかえって高くなってしまうそうです。


おかしな話であります。


補助金目当てのいんちき評論家やおかかえマスコミには閉口しますが、消費者のかたがたにはこういった事実を理解をして欲しいのです。


すべての事象には陰と陽の部分があります。


国産材で建てるためには、消費者の皆さんばかりではなく、山で細々と何十代にもわたって山を守り続けてきて頂いた人々にもきちんとお金が廻る仕組みづくり「が必要です。


泣く泣く外国のブローカーに山を売らざるを得ないような事にならないように私どもも一本でも多く日本の木を使いたいと思います。