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国産材で家を建てる住宅メーカー

国産材にこだわる日本で一番小さな住宅メーカーです。

私どもが、お願いしている国産材の材料をプレカットしてくださっている、ヤマチョウプレカットさんへ先日お邪魔させて頂いたときに、エコリフォームの皆と見せて頂いた「銘板」がありました。


柱の正面に、すっていただくのですが、「厳選 紀州の森山長 エコリフォーム」の銘版です。


見せて頂いて、驚いたのですが、一枚一枚手作業で墨で刷っておられました。


さーっとレーザープリンターで行くのかと思いきや、結構アナログだったのに皆で感心です。


いまや、この柱一本でもさまざまな情報がわかるようになりました。


木材表示推進協議会の認定を受けた、原産地、樹種、生産者表示と、JAS(日本農林規格)に基づいた品質表示や生産者表示を行っておられます。


いまや、レストランやモスバーガーなどのハンバーガー屋さんでもおなじみのトレーサビリティが材木でも当たり前の時代になりました。


食べるものでは、神経を使う消費者の方々も、ことに材木となるとブラックボックスのように、国産材というとすべて同一なってしまうのは、私たち流通を担っている建築業者の怠慢でもあります。


きちんとした出どこのものをちゃんと使用していることを、消費者であるお施主様へお伝えしなければなりません。


自信を持って出来上がった成果物である、建物は見えない部分もきちんとやっていることをあからさまにしなければ、信用は得られないと思うのです。





私どもは、20年前から国産材にこだわり、住宅を建てて来ました。


主に和歌山の紀州材、静岡の天竜材、そして、母のふるさとでもある福島県の銘木や岩手の建具、鳥取のJパネルなども早くから使わせて頂きました。


いまから20年前などは、国産材などといってもあまり注目もされていなかったような気がします。


当時は、健康住宅への取り組みから、色々な取り組みを行っていました。


しかし、肝心の構造材は、各メーカーの金物工法が幅をきかし、大断面の集成材が最先端でした。


私どもも「地震に強い家」として大断面の構造材に健康建材を組み合わせて住宅を建てていました。


しかし、元々大工の私は、金物と大断面の強さは十分に認めるものの「無垢」への憧れと国産材への執着は、消え去るものではありませんでした。


国産材を使用することが、あまり違和感なくとりくむことが出来たのは、いまから思えば「山長商店」との出会いからです。


当時の東京営業所の所長さんの榎本さんにお世話になり、なぜか、直接和歌山と取引できるようになったのです。


その当時は「匠の会」で無ければ購入することさえ難しかった紀州材が、FAX一本でやりとりできるようになりました。


若いご夫婦のためにローコストな「真壁住宅」を開発したり、紀州まで出かけてどんな乾燥やプレカットをしているのか見学もさせてもらいました。


今回、山長さんの工場に久しぶりにお邪魔して、会社を創業した20年前を思い出しました。


今とは、工法も素材も違う当時の建物を思い出しましたが、住宅に対する思いは変わりません。


一生、住宅しか建築しないと決めて「塩谷住宅建築」という会社を創業しました。


今から20年前の5月20日のことです。


妻とたった二人の創業でした。


私も妻も31歳、訳もわからず会社を作りましたが、色々な方が助けてくれました。


わからないながらも一生懸命やっていれば、色々と助けてくれるものです。


そんな中で、当時も今も変わらないのは国産材への思いです。


まだまだ20年、これからどんな楽しいことが待っているのかはわかりませんが、精一杯やっていくつもりです。




住宅・建築物の省エネルギー基準の改正に伴う告示が、国土交通省と経済産業省から1月31日に公布されました。


住宅は、10月1日から施行されるそうです。


2015年4月1日から本格実施されるそうですが、現行基準の経過処置期間は一年半に設定します。


今回の改正の目玉は、外皮性能と一次エネルギー消費量を指標として、建物全体の省エネ性能を評価することとなりました。


住宅においては、熱損失係数による指標を外皮平均熱貫流率による指標に変更して、夏期日射取得係数も冷房期の平均日射取得率に見直しています。


仕様規定も定まらぬままにしていたため、当初は4月1日としていた施行期日も半年先延ばしにするなどの処置をほどこし、省エネ基準に適合する外皮や設備の仕様例の情報提供も整備していくようです。


これから、どんどん省エネへの期待も高まる中、基準となる国の基準も定まっていきます。


少し前までは、二酸化炭素排出量という他の国が定められた基準値だったのですが、原子力発電所の稼動を含めて、3.11以来、日本の歩むべきエネルギー政策が少しずつですが、変化しているのは確かです。