月による木材への影響と材料の特性 | 国産材で家を建てる住宅メーカー

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先日、千葉と私が所属している木暮人倶楽部 で全国10県、11箇所の月齢及び地域の木材特性への影響確認試験の結果を、デジタルハリウッド大学で発表会があり参加してきました。


京都大学の高部先生より興味深い発表がありました。


今回の全国10県11箇所で実施した月齢による伐採の木材特性への影響試験の結果は地域によりバラツキはあるものの下弦の時に伐採したものは概ね葉枯らしの効果が顕著に出てほぼデンプンが

抜けており、新月の時に伐採したものは一部にはデンプンの抜けが悪いものも観察されたものの概ね水分の抜けが良かったそうです。


上弦・満月の時に伐採したものはデンプンの抜けが他に比べて悪かったという結果が出ました。


高部先生からは今回の結果だけで結論を出すにはサンプル数や測定方法のバラツキ等の問題があり時期尚早だが今後、月齢のサイクルを増やしてサンプル採取の方法ももっとマニュアル化していけば正確な傾向が分ってくるものと思いますという主旨の報告がありました。


月には不思議な魅力があります。


また、満月の夜には殺人事件や自殺が多いという統計もあるようです。


先日の十三夜には、新宿御苑で薪能を見てきましたが、月夜に照らされた能舞台は不思議な情景でした。


新月の日に伐った材木は、虫が付かないそうです。


そして、強度もあり、その結果を今回の報告のように皆さんのお役に立てられたらと思います。


今回の、報告会のようにメディアに出るにはまだはやい出来事も、報告できたらと思います。