サルでも分かる木構造 「柱、横架材」編 | 国産材で家を建てる住宅メーカー

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国産材にこだわる日本で一番小さな住宅メーカーです。

木造と一言で言っても、さまざまな部材から成り立っています。


基礎があり、土台から柱、床組みから柱へ伝わり梁などの横架材そして小屋組みから屋根へと続きます。


基礎の下には、地盤があり外的な要因として様々な気象条件があります。


南北に長く、モンスーン気候独特の湿気が多く、高温多湿で台風や地震などの災害も多い場所です。


いままで、普通に話してきた事ですが、ちょっとだけさわりを私の知っている範囲で確認の意味を含めて簡単にお話させていただければと思います。


柱やハリなどの横架材の役割ひとつ取っても、建物の基本となり、重量を支える大事な役割があります。


横架材の主な役割は、鉛直荷重を柱に伝達する役目があります。


鉛直荷重に対しては、梁のたわみが問題になることが多く、梁の断面は長さ(スパン)だけでなく荷重条件も問題になります。


そして、支点となる接合部のかかり方も耐力を大きく左右します。


柱の役割としては、建物の重量を維持したり壁に生じる圧縮力、引っ張り力に水平荷重時に抵抗します。


また、風圧力を受ける外壁面では外壁面の変形を防ぎます。


これは、管柱でも通し柱でも同じことです。


管柱は、なるべく上下階で連続させる事が望ましいのですが、鉛直荷重や引抜き力を円滑に伝達できるように配置し接合する事が大事です。


今回は「柱と横架材」について簡単にお話しました。


次回から、床組み、小屋組み、耐力壁と続きます。