※このシリーズは、僕たち夫婦が過去に取り組んだ妊活・不妊治療の記録を、時間が経った今、振り返って綴っているものです。


「夫側も検査、必要です」

婦人科での検査がひととおり終わったあと、医師から案内されたのは、僕自身の検査でした。
精子の機能検査です。

これは、妊娠の成立において「受け入れる側(妻)」だけでなく、「届ける側(夫)」にも問題がないかを確認する大事なステップ。
たとえ妻側の状態が整っていても、こちらに何か問題があれば、人工授精も体外受精も前に進まなくなってしまうのです。

「もし最初のタイミングで妊娠してたら」って考えるけど…

実はこの検査、ちょっとした迷いもありました。
というのも、自費診療なので料金が少々お高め。
しかも、もし1回目や2回目のタイミングで妊娠が成立していたら、この検査は“無駄”になる可能性があるんですよね。

でも、思いました。
「時間がもったいないな」と。

仮に僕側に問題があった場合、それが原因で半年も1年も足踏みすることになる方が、よっぽどもったいない。
だから迷った末に、「やっておこう」と決めました。

翌朝、提出用のサンプルを

検査自体は、指定された日時に合わせて、自宅で朝の精液を採取し、病院へ提出するという流れでした。

正直、気楽とは言えません。
「ちゃんと出るだろうか」「量は足りるか」「変な扱いにならないだろうか」と、心配事はいろいろある。

でも、このときは変な話、怖がってる場合じゃなかった。
妻は妻で身体的・精神的にたくさんの不安や負担を抱えている。
それを思えば、自分ができることはすぐやっておきたい、という気持ちの方が大きかったです。

不安は、「動く」ことでしか取り除けない

「原因が自分にあったらどうしよう」という気持ちは、もちろんゼロじゃありませんでした。
でも、それを知るのが怖くて後回しにするのは、違うと思ったんです。

だったら早めに調べて、対処できることがあるならする。
そうすれば少なくとも「知らないまま時間を浪費する」ことは避けられる。

そういう意味でも、この検査は夫婦の妊活の一部だったと思います。

こんにちは、スミです。

今回は、建売住宅をベースに、**キッチンだけグレードアップして理想を詰め込もう!**というお話です。

クリナップさんのショールームへ!

建売住宅の検討と並行して、
「やっぱりキッチンだけはこだわりたい!」という気持ちが強くなってきた私たち。

ということで、クリナップのショールームへお邪魔してきました。

希望する仕様はこちら:

  • 高さ90cm(夫婦ともに背が高いので)

  • セラミックトップの天板

  • ミーレの食洗器

  • カップボードも上位グレード

  • 「洗エール」レンジフード

ひとつひとつ見せてもらいながら説明を受けましたが…
やっぱりセラミックトップ、かっこよすぎる!!

気になるお値段は…?

今回は、あらかじめ見積もりもお願いしていたので、
説明のあと15分ほど待って、ドキドキしながら金額の確認。

出てきた金額は、約300万円

想定内とはいえ、インパクトのある数字です(笑)

でも、過去にオプションで標準からグレードアップしたときに+160万くらいだったことを思えば、
全体の設備差し替えでこの金額、まぁ納得のラインかなと。

このあとはリフォーム会社と相談

この見積もりをもとに、リフォーム会社に工事費込みの価格を出してもらう予定です。

建売住宅で住設を差し替える選択肢、現実的にいけるのかどうか、
注文住宅との比較が本格的にできる段階に入ってきました。

※このシリーズは、僕たち夫婦が過去に取り組んだ妊活・不妊治療の記録を、時間が経った今、振り返って綴っているものです。


仕事のスケジュールを合わせて、いざ病院へ

紹介状をもらって、いよいよ専門的な検査を受ける日。
ちょうどスミ妻が仕事の休みだったこともあり、僕も午前中の仕事を調整して、ふたりで病院へ行くことにしました。

婦人科にふたりで行くのは、これが初めて。
やっぱり少し、緊張します。

静かな空気、でもどこか張りつめた感じ

病院はとても静かで、落ち着いたBGMが流れていて、空気そのものが少しピンと張っているような感覚。
待合には、パートナーと来られている方もいれば、ひとりで静かに本を読んでいる方も。皆さん、それぞれに何かを抱えているように感じられて、不思議と背筋が伸びました。

受付では、診察券の出し方や問診票の記入など、丁寧に案内していただきました。婦人科の空間って、どうしても「場慣れ」しづらい部分があるので、教えてもらえるとありがたかったです。

待ち時間の長さは、どの科でも共通

呼ばれるまでの時間は、長かったです。
これはもう婦人科に限らず、病院あるあるですね。待つのも治療の一部、と思って腰を据えました。

この日は、女性の診察が多く、僕の出番は診察室で先生とお話しするときだけ。
その間、スミ妻は超音波検査、内診、触診など、ひと通りの検査を受けていました。

診察は“聞き役”に徹するモード

検査から戻ってきた妻は、明らかに疲れていました。
そりゃそうですよね。身体的にも精神的にも負担の大きい検査が続いたのだから。

だからこそ、診察の場では「僕がしっかり聞かないと」とスイッチを切り替えて、先生にいろいろ質問させていただきました。

とはいえ、専門用語が多くて、頭の中は?マークだらけ。
内分泌?黄体ホルモン?排卵前後の反応? まだまだ勉強しないといけないなと痛感しました。

結果は次回へ

この日の診察では、検査の詳細な結果はまだ出ず。

ただ、エコーを見る限り、卵巣内に多くの卵らしきものがあって、これが悪さをしているのではないか

いわゆるPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の疑いがあるとのことでした。
ひとまず薬を処方してもらって、次回以降また検査を少しして、

それとデータがそろい次第、改めて方針を考えましょうということになりました。

 

思えば、妊活って「何かが決まる日」より、「次につなげる日」の方が多い気がします。
この日もまた、そのひとつ。

でも、少しずつ輪郭が見えてきたような、そんな一歩でもありました。