こんにちは、スミです。

前回、「ローコスト×高性能」というキーワードにピンときて、
地元の小さな工務店さんに相談に行った私たち。

価格が明示された規格住宅というスタイルに惹かれ、
住宅性能もそこそこよく、これは選択肢としてアリかも!と感じていました。

そしてこの工務店さん、不動産にも強いとのことで、
「1週間後に土地をご提案しますね」とのお言葉。
正直、少し期待していました。いや、けっこう期待していました。

1週間後、再訪問。気合を入れて向かったけど…

さて、1週間後。
例によってスミ妻と一緒に再訪問。
今回は「土地の紹介を受ける」のが目的。

資料が出てきて、さっそくチェック。

…うん、知ってるやつばっかりだな。
全部、SUUMOで見たことある土地たち。

正直、何か独自のネットワークから出てくるかも、と
勝手に期待してしまっていた自分が悪いんですが…。

しかも、資料の中に一つ、明らかに「ここ建てられないでしょ」っていう土地が。

スミ「この土地って建築できますか?」

営業さん「これは…そうですね、建てられませんね。」

……いや、なんで出してきたのよ!!

思わず心の中で全力ツッコミ。
あの静かな応接室に、私の心の声だけが響き渡りました(もちろん実際は無言です)。

結論:「このエリアで探すなら、かなり時間かかると思います」

最終的に言われたことは、
「このエリアに絞っているのであれば、正直、時間はかなりかかると思います。」

はい、それ、いろんなところで言われてます。

狙っているエリアが、最近じわじわ人気が出てきている場所なので、
そもそも売り物件の数が少ないんです。

出たとしても、

  • 道路が狭い
  • 形がいびつ
  • 高すぎる

のいずれか。

あっても、出たその日に決まるような世界です。

工務店さんが持っている土地も紹介されたけれど…

営業さん「実は、うちが持っている土地がありまして。
隣町になりますが、40坪、価格は3000万円弱です。」

おお…条件はいい。サイズ感も理想的。
でも、エリアが違うんだよなぁ。

「スミ妻の実家から徒歩圏内」という私たちの最大条件には合わない。

これは一度白紙にして、
「もし条件に合う土地が出たら、またご連絡ください」
ということでお話を終えました。

第3の選択肢、あえなく一旦終了。

規格住宅、面白い選択肢だったんだけどなぁ。
やっぱり、土地ありきなんですよね。

今回はその「土地」のところでつまずいて、
残念ながらこのルートはいったんお休みです。

ただ、この工務店さん、営業さんも丁寧だったし、話もクリアで好印象だったので、
今後よさそうな土地が出てきたら、また相談に行きたいと思います。

というわけで、「注文」「建売」「ローコスト規格住宅」という三択だった私たち。

いまのところは、「注文」vs「建売」に絞られてきたかな…?

 

※このシリーズは、僕たち夫婦が過去に取り組んだ妊活・不妊治療の記録を、時間が経った今、振り返って綴っているものです。


歯医者みたいにいかない、スケジュール管理の難しさ

不妊治療を始めてから気づいたのは、「通院のスケジュール調整」がとにかく難しいということでした。

歯医者や眼科みたいに「次は2週間後のこの時間で」みたいに、きれいに予約できるものではなく、すべて生理周期や排卵のタイミングに合わせて動く必要があります。

当然、予定通りにいかないことも多く、予約を入れたと思ったら体調やホルモンの状態でキャンセル、日程変更……。
そのたびに、仕事の休みを取るか取らないか、職場と調整する必要が出てきます。

フルタイム勤務の妻にとっては大きな負担

スミ妻はフルタイムで働いているので、このスケジュールの不確実さが一番のストレスだったようです。

「何曜日に行けるか分からない」
「行けるかどうかギリギリまで分からない」
そんな状況で有休を出すのって、なかなか気を使うものです。しかも、毎月これがやってくる。

最初の診察で「まずはタイミング法で2周期ほど様子を見ましょう」と言われたときは、1週間ほど幅をもってタイミングを探る形だったので、予定が立てやすくて少しホッとしました。

「このくらいのペースならまだ何とかなるけど、本格的な治療に入ったら、やりくり大変になりそうだね」と、ふたりで話していました。

2回目の診察は、土曜日の夕方に

2回目の通院は、そこから2週間後の土曜日の夕方。
妻の休みとうまく合うタイミングで予約が取れたので、その点はありがたかったです。

この日は、医師から「診察内容的には夫の付き添いは不要ですよ」と言われていました。
でも、実は僕自身の精液検査の結果を聞く日でもあったんです。

だから、「これは自分の耳でちゃんと聞いておきたいな」と思って、もともと入っていた仕事を調整し、半休を取ることにしました。

治療と仕事、両立のリアル

不妊治療って、どうしても“女性が頑張るもの”という印象が世の中にはあります。
でも実際には、夫婦でスケジュールを共有し、調整し合わないと成り立たない部分がすごく多いです。

休みをどう取るか。
病院の時間に間に合うか。
「次の周期がどうなるか分からない」という前提で、予定を組み直す柔軟さ。

治療が進むほど、こうした“生活面のやりくり”が重たくのしかかってきます。
この時期はまだ、その入り口をのぞいたばかりでしたが、
「これは長期戦になるかもしれないな」という予感が、少しずつ強まっていました。

こんにちは、スミです。

これまで、

  • 地元の中堅工務店(ミドルコスト)

  • キッチンを差し替えた建売住宅
    という2軸で家づくりを考えてきた私たち。

でも、ここでもうひとつの選択肢として、ローコストメーカーの検討をしてみました。

きっかけは「土地の可能性」

今の地元工務店では、理想の家を建てると5500万は超えてくるのが見えてきていて、
もし新しい土地が出てきたときに予算オーバーになるのは避けたいなと。

でも、住宅性能は落としたくない
そう思って、いろいろ調べて出会ったのが、さらに小規模な工務店さん

規格住宅という選択肢

さっそくお話を聞きに行って、こちらの状況と予算感を共有。

すると提案されたのが、規格住宅でした。

しかも、ここは驚いたことに

  • 規格住宅は約100パターン

  • 各パターンの価格が完全明示

  • 土地の形状に応じて選べるように設計されている

…という明快さ!

「この規格なら、この金額です」とカタログをパラパラめくるだけで価格が見える
この分かりやすさ、正直ちょっと感動。

住宅性能や設備も◎

住宅性能についても丁寧に説明していただき、
「ここはちゃんと押さえてあるな」と安心感あり。

住宅設備についても、標準仕様と、グレードアップ時の追加費用をそれぞれ確認。
必要最低限の希望を通しても、全体としては十分予算内に収まりそうな印象でした。

さらに…不動産にも強い!

そしてさらに、この工務店は地元の不動産ネットワークにも強いとのことで、
「土地探しもこちらで一緒に進めましょう」との提案。

1週間後に候補を提示してくれることになりました。


これは、ちょっと期待できるかも…!

「注文 or 建売」という2択から、
「ローコスト規格住宅」という第3の選択肢が浮上してきた我が家。

まだまだ迷う日々ですが、選択肢が増えるのは悪いことじゃない。たぶん。